ボーカリストを目指す人必見!
May J.「May J. sings Disney」インタビュー
May J.「May J. sings Disney」インタビュー
2015/10/13
TuneGateでは、リリース前のMay J.さん本人にインタビューを実施。最新アルバムの聴き所はもちろん、ボイストレーニングやライブ前に緊張しない秘訣などについても聞いてみた。ボーカリストを目指している人必見だ!
取材:東 哲哉(編集長)
ディズニーとの関わりについて
──今回のアルバムはディズニーとのオフィシャルプロジェクトのことですが、その経緯について教えてください。
May J.:もともと私はディズニー映画が大好きで、小さな頃からディズニー映画に流れてくる曲に合わせて歌ったりしてたんですね。3歳の頃から歌手になりたいと思ったきっかけも実はディズニーの音楽だったんです。なので、デビューした後もひとつの夢としてディズニーのアルバムを作りたいとずっと思い続けていました。
──それは大きな夢ですね。
May J.:はい。でも実際はなかなかそれを叶えることは難しいですし、コンピレーションアルバムはあっても、ひとりのアーティストが全曲ディズニーの曲を歌うというのはあまりないことなので、夢を叶えることはできないのかなと思っていたんです。そんななか、「アナ雪」のお話を頂いたり、ゲームの「ディズニーマジックキャッスル2」のテーマソング「Sparkle」を歌わせて頂いて、ディズニーさんに「実は私はこういうアルバムを作りたいんです!」という話をさせてもらう機会ができて、それではオフィシャルで作りましょうということになったんです。
──レコーディングはどのように進められたのですか?
May J.:すごく自然に歌えてレコーディングも早かったですね。どの曲も小さい頃から聴いていて、何度も歌っていた曲がほとんどなので、一日に多くて3〜4曲録ったこともありました。日本語と英語は同日に録るんですけど、気分でどっちから先に歌おうかなという感じで決めていました。
──同じ曲なのに、言語が違うと混乱しませんか?
May J.:いや、全然混乱しないですよ。頭のスイッチが切り替わるというか、日本語で歌うときは日本人の心になるし、英語で歌うときは英語っぽさが出るように自然に切り替わりますね。
──いつもは、レコーディングの前にどのくらい歌い込むのですか?
May J.:それは難しい質問ですね。ただ言えることは、レコーディング自体は1発で録ることが多くて、具体的には3回歌って終わりってことが多いんです。歌うことが決まってから1週間とか、場合によっては1ヶ月前から準備することもあるので、もう時間はバラバラですね。そのレコーディングで最高になるように気持ちを作っていくので、当日や前日の夜からずっと曲を聴いたりとかもします。
──日頃からノドなどは相当ケアされているのですよね? 加湿器を何台も使うと聞いたことがあるのですが。
May J.:できるだけ、当たり前のことを続けるようにしています。何か特別なことはしていなくて、加湿器もそんな何台もは置いてないです(笑)。うがいだったり、手洗いだったり、なるべく外に出ないとか。
──歌詞が日本語と英語では、歌うときの感情の込め方などは変わってくるのでしょうか?
May J.:先ほども言ったように、日本語で歌うときは日本人の心になるんです。英語のときは英語の気持ちというか。特に原曲英語のものを日本語にした歌詞は、実際は歌詞を直訳したものではなくて、日本人の生活だったり感情に合わせて訳されているんですね。なので、どうしてもオリジナルとは変わるんですよ。歌い方もその歌詞に合わせたものになります。例えば、より優しく表現したり、よりハッキリ聞こえるように歌ったりとか。
──レコーディングとライブでは、発声方法や表現方法などは意識して変えていますか?
May J.:レコーディングのときは、すべてを完璧に歌えるように考えます。ずっと残っていく作品として、皆さんに安心して聴いてもらえるクオリティを目指すんですけど、ライブのときはあえてそれを崩すんです。キレイに歌ってCDと同じだと面白くないと思うし、ちょっとメロディを変えて歌ったり、間を作ったりとか。そのライブのときにしか生まれない曲が出てきますよね。ライブによって様々なんですけど、例えば、この曲はお母さん達に向けて歌いたいと思った日があったら、会場の中にお母さんらしき人を見つけます。人物像がある方が、より感情が生まれてくるというのはありますね。
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