ディズニー映画最新作『ズートピア』の日本語版主題歌
Dream Ami「トライ・エヴリシング」インタビュー
Dream Ami「トライ・エヴリシング」インタビュー
2016/04/04
自分だからこそ歌える歌にしていきたいなと思って臨みました。
──そんなディズニー映画の主題歌であり、セカンド・シングルの表題曲「トライ・エヴリシング」についてもう少し具体的に聞かせてください。本国ではシャキーラが主題歌を担当していますが、制作は彼女の原曲を聴くところからスタートしたのでしょうか?
Dream Ami:はい。シャキーラさんの歌を聴いた時の印象は、力強い声とポジティヴなメロディでした。シャキーラさんと比べると、私はもっとポップなイメージだと思うので、オリジナルのイメージを崩さないように歌うにはどうしたら良いかと悩みました。ここは自分らしくとか、ここはオリジナルに寄せようとか、いろいろ考えてレコーディングに臨んだら、考えすぎてしまったようで正解がわからなくなってしまったんです(笑)。結局、スタッフさんに言っていただいた「Amiちゃんらしく!」という言葉で楽になれて、心の底から湧き出て来るメッセージを伝えることに専念しました。
──シャキーラの歌と聴き心地が違って、Amiさんはそっと寄り添ってくれているような歌い方だなと思いました。そこは意識された部分なのでしょうか?
Dream Ami:確かに寄り添うというイメージはありました。歌ではあるんですけど、言葉のように伝えたかったんです。語りかけるように、なるべく話しかけるように歌いました。
──日本語だけのストレートな表現で、子供にも伝わりやすい歌詞ですよね?
Dream Ami:そうですね。自分も同じような経験をしたことがあるなって、この歌詞を見ながら過去の出来事を思い返したりしました。
──どんなことを思い出したのでしょうか?
Dream Ami:この歌詞の通り、挫折しそうになったことがありましたから。思い描いていたお仕事に巡り会えなかったり、夢をあきらめかけた時もありましたし、うまくいかなくて毎日泣いていた時期もありました。それでもDreamのみんなで手を取り合って、励まし合いながら前向きな気持ちを持てたことで、最悪な状況もプラスにしていくことができたのだと思っています。この曲を聴いたDreamのメンバーが「めっちゃDreamっぽいね!」と言ってくれたので、みんな同じように感じるんだなって思いました。夢を叶えていく中で同じような経験があったので自分のことを歌っているような意識もあって、その経験がある自分だからこそ歌える歌にしていきたいなと思って臨みました。
──特に心にささっているフレーズはありますか?
Dream Ami:すべてと言いたいのですが、特に挙げるなら “ねぇ平気よ うまくいくわ がんばりすぎないでね” という歌詞は、歌っていてメンバーの顔が浮かびました。自分が辛かった時に声をかけてもらったことが、今につながっているので。
──ビヨンセやリアーナなどのトップ・スターをプロデュースしてきたStargateのサウンドアプローチについても感想を聞かせてください。
Dream Ami:パワフルかつキャッチーなメロディや、ポップさもありつつおしゃれで奥深い。ザ・洋楽って感じですかね(笑)。レコーディングしていても、意外なハモり方をしていたり、いろいろ気づきもありました。DreamやE-girls作品とも違うやり方が多かったので、この経験がひとつの引き出しになったらいいなと思っています。
──前作「ドレスを脱いだシンデレラ」では自身でもMVのアイディアを出されていましたが、今回のMVはどんな世界観になっていますか?
Dream Ami:やはり映画『ズートピア』が大元にある曲なので、動物が出てくる作品にしたいという私のイメージを監督さんにお伝えしました。でも、まさか生きた動物と共演できるとは思っていなかったのでびっくりしました。サルを抱っこしたり、トラを撫でたり(笑)
──Amiさんが少し驚いているようなシーンも挿入されていましたが?
Dream Ami:はい! そこは素です(笑)
──後半はダンサーさんも登場しますよね?
Dream Ami:「これも自分の希望を監督さんにお伝えして、トラやサルが最後はダンサーになって一緒に踊る構成にしていただきました。アニメーションもあって、前作ともE-girls作品とも違った仕上がりになったと思います」
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