ソロ通算6枚目となるシングルは、春を意識したラヴソング!
Dream Ami「アマハル」インタビュー
Dream Ami「アマハル」インタビュー
2018/04/11
昨年10月に1stソロ・アルバム『Re: Dream』をリリースし、その後、初のソロ・ツアー『Dream Ami 1st. Live Tour 2017 ♡ Re: Dream』を大成功させたDream Ami。彼女がソロ通算6枚目となるシングル「アマハル」を2018年4月18日(水)にリリースする。ここでは、気になる曲名の由来や歌詞に込めた思いなどを聞いてみた。
取材:馬渕信彦
──ソロ通算6枚目となるシングル「アマハル」は、いかに制作に入ったのでしょうか?
Dream Ami:1stソロ・アルバムでは、今までやってきたことの集大成のような作品が作れたと思っています。では次のシングルの方向性をどうするか考えた時に、イメージをガラッと変えることもできたと思うのですが、先ほどもお話しした通りDream Amiの表現を突き詰めていくことだと思ったんです。その中でも、ちょっとした変化を楽しんでいただけて、聴いていてあきない曲にするにはどうすればいいかということを凄く考えました。今までもミディアムのラヴソングは歌ってきましたが、ちょっと大人っぽいニュアンスが入っていたり、よりドラマチックなサウンドになっていたりする部分で新しいアプローチができたと思っています。
──歌詞の世界観にも触れていきますが、今作は春のラヴソングに仕上がっていますよね?
Dream Ami:発売時期が4月ということだったので、思いっきり春を意識したラヴソングにしました。思い返してみれば、こんなに季節感を意識した曲はあまり歌ったことがなくて、春を前面に出した曲はきっと初めてだと思います。春というと凄く短くて、すぐに過ぎ去ってしまう儚さもある季節ですよね。だから、ちょっと懐かしく思えるような曲にしたいということを作詞家の小竹正人さんにお伝えして歌詞を書いていただきました。
──小竹正人さんならではの秀逸な詞世界ですが、歌詞があがってきた時はどんな感想を持ちましたか?
Dream Ami:私に寄せて書いてくださったと思います。私がイメージした春が過ぎ去るスピード感も歌い出しの歌詞で表現していただけましたし、共感できる部分が多い歌詞です。
──歌い出しの〈サクラはハラハラすぐに散っちゃって 空が早く早くと夏を呼んでいる〉という歌詞は、Dream Amiさんの春のイメージを的確に表現していますよね?
Dream Ami:そうですね。春を惜しんでいるうちに、すぐそこまで夏が来ている一瞬の儚さのようなものが表現されている歌詞ですよね。私は春が一番好きです!
──そうなんですね。ちなみに春と言えば、何色をイメージしますか?
Dream Ami:桜のピンクという印象が世間一般には強いと思いますが、私は水色のイメージです。心地よい風や温度感、澄み渡る空といった、冬が明けた清々しい感じが私の春のイメージ。なので、色で例えると、水色になるかもしれないです。
──ありがとうございます。また話題を楽曲に戻しますが、レコーディングの際に意識したことはありましたか?
Dream Ami:作詞していただいた小竹さんから、切なさが強く出ている歌詞だからこそ、切なさを意識せずに歌った方がいいんじゃないかというアドバイスをいただいたんです。確かにこのメロディでこの歌詞を切なく歌ったら、とことん寂しい曲になってしまいますからね。私が大事にしたかったのは、あくまでも春の甘い季節感。夏のようにパッと明るく歌うわけではないのですが、春をイメージさせる歌い方というのは意識しました。
──タイトルの「アマハル」という造語も、小竹さんのアイディアですか?
Dream Ami:はい。いくつか候補があったのですが、この造語がいいなと思いました。私も歌詞を書かせてもらう時、タイトルが悩みどころなんです。結果、あまりひねらないタイトルばかりつけてしまうのですが、この「アマハル」というタイトルはひねっているけどわかりやすいですよね。実際に歌詞の中で使われているフレーズではありませんが、サビの最後の〈Sweet Spring〉を日本語に訳して、それをキュッと略してしまうセンスはやはりすてきだなと思いました。
──トラックについてもうかがいますが、どのような視点でチョイスしたのでしょうか?
Dream Ami:今回は実際の制作に入る前から、私が出演させていただくブルボン〈おいしいココナッツミルク〉のCMソングに起用していただけることが決まっていました。なので、曲選びに関してもCMの世界観に合うドラマチックな春をイメージしながらチョイスしました。
──ご自身としても今回のようなトラックは歌いやすかったですか?
Dream Ami:歌いやすかったです。曲を作ってくださったのがスウェーデンのプロデュサーで、Erik Lidbomさんという方なのですが、これまでも何曲か書いてくださっています。アルバム『Re: Dream』の制作時にはスウェーデンで一緒にレコーディングを経験しているので、私の一番いい音域なども意識して作ってくださったのだと思います。この曲に関して、直接のやり取りはなかったのですが、聴いた瞬間にそれを凄く感じましたし、何より歌っていて気持ちが良かったです。
──いくつかの候補の中からこのトラックをチョイスしたそうですが、Erik Lidbom制作のトラックとはどの段階で知ったのでしょうか?
Dream Ami:トラックを聴いて「これめっちゃいい!」と思って、後からクレジットを見て「やっぱりErikさんだったんだ」と知りました。初めからErikさんが作ってくださった曲だと知っていて聴いたわけではなく、いつものように直観で選んだトラックだったので、そこは自分でも嬉しかったです。スウェーデンという遠く離れた場所から、こういう風に自分のことを思って曲を作っていただけるのは幸せなことだなと思いました。
──今作のMVはどのような仕上がりになりましたか?
Dream Ami:春のラヴソングだと、お花畑なイメージがあると思いますが、ちょっと意外なMVになりました。楽曲単体で聴くのとは違ったストーリーが、今回のMVでは表現されています。衣装に関しても今まで着たことのないワークテイストなスタイリングでリップ・シーンを撮ったり、小芝居が多かったり(笑)、新しいDream Amiを表現できたと思っています。
──今回のMVでDream Amiさんから提案したアイディアはあったのでしょうか?
Dream Ami:今回も関(彩乃)監督に撮っていただきました。プライベートでも何度かお食事に行かせていただいたり、私を知り尽くしている監督さんのおひとりなんです。そういう方にお願いできたので、自分からは提案せずに監督が曲を聴いて感じたものがどういう世界なのか、そこを楽しませていただきました。
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