ÜSA(EXILE)を中心に結成された音楽ユニット!
DANCE EARTH PARTY feat. banvox + DRUM TAO「NEO ZIPANG ~UTAGE~」インタビュー
DANCE EARTH PARTY feat. banvox + DRUM TAO「NEO ZIPANG ~UTAGE~」インタビュー
2016/07/29
──彼らだから、この曲で表現できたことは何だと思いますか?
EXILE ÜSA:Shizukaちゃんの声を取り込んで、それを加工して音に変えていく作業は面白いなと思いました。今までそういう作業をやったことなかったですね。あと、ダンス・ミュージックはキックだという持論があるようで、とてもこだわっているんです。確かに爆音で聴くと刺さるような鋭いキックなんです。これはあまり体感したことがない、踊るにはぴったりのトラックだと思いました。
──和太鼓と打ち込みのバランスって、非常に難しかったんじゃないですか?
EXILE ÜSA:打ち込みの機械的な音と、温かみのある生音との融合は、一番難しかったところでした。太鼓と笛の力が強いので、出しすぎると歌や他の音が埋もれてしまったり。banvoxくんをかなり悩ましてしまいましたけど、曲が完成した時は最高のハイタッチができました。
──衣装プロデュースの山本寛斎さんとは、具体的にどのような共演になったのでしょうか?
EXILE ÜSA:3年前くらいに〈NEO ZIPANG〉の構想を考えてる時に、たまたま山本寛斎さんが手がけた衣装をみて「これだ!」と思ったんです。でも、斬新すぎて似たようなテイストの衣裳はどこにも売ってないわけですよ。で、今年に入ってバーで飲んでいる時、たまたま隣に座った方の待受画面が山本寛斎さんの衣装だったんです。それが目に入ってしまって、僕から声をかけたんです。そうしたら「私がデザインしたんですよ」と、その方が実は山本寛斎さんと一緒に仕事をしていたデザイナーさんだったんです。そこでいろんな想いを話させていただいて、テキーラで乾杯して(笑)、最後はマネージャーさんに名刺を交換してもらったと。その後、今年の4月に京都の清水寺で祈りの踊りを奉納することになった時の衣装をその方にお願いしたんです。その後すぐに山本寛斎さんご本人ともお食事会の機会をいただいて。そんなご縁があって、今回の作品でもお願いすることになりました。
──衣装に関する感想、この衣装だから表現できたことも教えてください
EXILE ÜSA:DANCE EARTHのコンセプトをお話して、日本なんだけど新しい民族に見える感じがいいですねってリクエストしたところ、まさにぴったりな衣装があると見せてもらったんです。寛斎さんもいろんな世界を旅していて、そこで面白いと思った布やアクセサリーをいっぱい買って帰るそうなんです。その布をつなぎ合わせて、ひとつの服にした衣装を見せてもらったんです。そこでもう「これだ!」と思ってしまいました。いろんな世界を旅して集めたものが衣装になって、トータル的に見ると和を感じる。もうまさに「NEO ZIPANG ~UTAGE~」の世界観そのものでした。
──「NEO ZIPANG~UTAGE~」の歌の世界観で表現したかったことは何でしょうか?
EXILE ÜSA:歌詞の世界観は、裏テーマにある天岩戸神話の現代版ですね。歌詞にどうしても入れたかったのが〈オ・ド・ン・ナ・キャ、モッタイナイ…!〉というフレーズです。世界の人が知っている日本語として浸透している〈モッタイナイ〉は必ず入れたいと思っていました。
──Dream Shizukaさんに具体的に注文したことはあったんですか?
EXILE ÜSA:特になくてお任せでした。というのも、もう彼女とは何曲も作ってきたので、どの楽曲も自分のものにしてからブースに入るマジメなボーカリストなので完全に信頼してお任せしました。
Shizuka
──MVに参加された仲間のみなさんについても教えてください。
EXILE ÜSA:DANCE EARTHの舞台に出演してもらっていたり、普段一緒に踊りに行ってる仲間を中心に、エアリアルやポールダンサーにも参加してもらいました。みんな踊りを通じて知り合った仲間です。HIP HOPでもそれぞれのスタイルを持っていて、いろんな国にルーツを持った人たちが参加しているので、そこもDANCE EARTHっぽさにつながったと思います。
──リスナーにどんな風に届いて欲しいと考えていますか?
EXILE ÜSA:この曲を聴いて踊りたいと感じてもらいたいですね。心が踊るような気分になってもらえたら嬉しいです。その先にはきっと〈NEO ZIPANG〉の祭りがあるはずなので、それを楽しみにしていて欲しいです。
──カップリング曲「NEO ZIPANG BREAKS」について聞かせてください。和楽器でHIP HOPの名曲をインストゥルメンタルカヴァーしたのには、ÜSAさんのどんな想いがあったのでしょうか?
EXILE ÜSA:ポーランドで、HIP HOPヒストリーっていうフル・オーケストラがHIP HOPの名曲を演奏するコンサートの映像を観て凄く感動したんです。このメロディってこんなに美しかったんだとか、新たな発見もあったり、またHIP HOPが好きになった出来事だったんです。こういうアプローチがありなら、HIP HOPを和楽器で演奏してみたら面白いんじゃないかと思って「NEO ZIPANG BREAKS」を作りました。和を感じるHIP HOPの曲ということで、WU-TANG CLANとMISSY ELLIOTとJAY-'Zの曲をオフィシャルでカヴァーしています。自分たちが祭りを作った時には、もっとカヴァーする曲を増やしておきたいです。そんなお祭りがあったら、自分なら絶対に行きたいですから。そこで日本酒飲みながら踊りたい(笑)。まだ1曲ですが、これをひとつのジャンルとして膨らませたいです。
──リスナーにはどんな風に響いて欲しいですか?
EXILE ÜSA:HIP HOP好きな人には説明不要なカヴァーだと思うので、和楽器で奏でられていることの面白さを感じて欲しいですね。HIP HOPを聴いていない人も、新しい日本の祭りでかかっている曲として捉えてもらって、HIP HOPやお祭りが好きになってもらえたら嬉しいです。
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