7/15新宿ReNYで行なわれたツアーファイナルを収録!
INORAN『Live DVD Muddy Apes Japan Tour 2016 “Go Apes Go !!!” at Shinjuku ReNY』インタビュー
INORAN『Live DVD Muddy Apes Japan Tour 2016 “Go Apes Go !!!” at Shinjuku ReNY』インタビュー
2016/11/18
INORAN (C)2016 PONY CANYON
──まず、今回の映像作品のことについてお聞きする前に、バンドが3年の充電期間を経た理由というのは?
INORAN:1年に1枚ずつ1、2枚目と結成してから作品をリリースして、ツアーというかライブもやったんです。それに手応えを感じて「もっと次をやりたい」という気持ちがあったのですが、メンバーそれぞれの活動など色々タイミングが合わなくて。でも今回、3年という時間が掛かってしまいましたが、再集結することができました。
──INORANさんご自身もLUNA SEAやTourbillonなど他のバンドでの活動がある中で、「Muddy Apesもやりたい!」という思いがあったと?
INORAN:そうですね。
──再集結を一番最初に呼び掛けたのはどなたでしたか?
INORAN:充電期間中も定期的に連絡を取り合っていたので、誰からということはないです。
──メンバーそれぞれが国内外で活動をしている中で、再始動することに迷いはなかったのでしょうか?
INORAN:そうですね、問題はタイミングだけだったので。
──では今作ですが、Muddy Apesにとって初のライブ映像作品ですよね?
INORAN:過去の作品のリリースツアーでは中継はしてはいたんですが、映像作品としては残っていなくて。なので、いつか映像作品を出したいと思っていたんです。リスナーが「Muddy Apesってどんなバンドなんだろう?」って時に映像だとわかりやすいし。CDは “音の名刺代わり” ですけど、DVDは “ヴィジュアル” の部分でそういった意味を持ち合わせているので。それに、以前よりも多く回れたツアーだったので、その映像を作品として収めたかったし。
──ツアーのお話が出ましたが、今作は最新アルバム『Faraway So Close』のリリースツアーのファイナル公演も収録していますよね。タイトルがアルバムタイトルではなく、「Go Apes Go !!!」にしたのには何か理由が?
INORAN:メンバー同士Skypeでやりとりをしていた中で、「“Go Apes Go !!!” で良いんじゃないの?」という意見が出て。ただの思い付きなんですけど(笑)。
──なるほど。バンド名にもある通り、Ape=猿がキーワードになってくるのですね。
INORAN:TAKAとよく話していたんですが、外国人って日本人以上に猿が好きなんですよ。バンド名の話にもなるんですが、名前に「Monkey」が入っているバンドはたくさんあるので、「Apesで良いんじゃない?」って。
──今作を含めてライブのセットリストはメンバーで話し合って決めているのでしょうか?
INORAN:大体、叩き台をTAKAが作ってきます。彼が一応リーダーなので。
──そうなのですね。年齢的には皆さん近いのですか?
INORAN:いや、全然。僕とギターのDEANがタメで。MAESONが下で、TAKAはちょっと上ですね。
──TAKAさんが作ってきた叩き台をベースにセットリストを考えていく上で、こだわった部分はあるのですか?
INORAN:最初に考えてきたセットリストでリハーサルをやってみて、「繋ぎはこっちの方が良い。」とか「こういうのはどう?」みたいなやりとりをしたり。他にもDEANが「俺はこの曲が好きだから、この曲をやりたい」という意見を採用することもありますね。もちろんTAKAや俺がそういう意見を言うこともあります。あと、基本的にはMuddy Apesは楽曲によって色々なチューニングをするので。
──今作でもINORANさんのギターが入れ替わるシーンが何度かありましたよね。
INORAN:実はチューニングが6種類あるんです。中には1曲専用のチューニングもあったり。だからチューニングごとで楽曲のブロックを作って考えますね。なおかつ、ライブで盛り上がるようなセットリストにしようということを心掛けているかな。
──ブロックごとで決めていくということはすぐに決まったり?
INORAN:えぇ、そういう意味では。
──ファイナル公演でアルバム収録曲をすべてやらなかったのは、あえてなのでしょうか?
INORAN:まぁ連絡を取り合っていたとはいえ3年のブランクがあるし、まずは僕達の代表曲となるものを優先しようと。それにアルバム全曲を1回のライブでやるのは難しいです。ちなみにファイナルで披露していない「My Loose」は、代官山LOOPのライブでプレイしました。
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