野田洋次郎(RADWIMPS)による楽曲提供・プロデュース

“酸欠少女” さユり「フラレガイガール」インタビュー

“酸欠少女” さユり「フラレガイガール」インタビュー

2016/12/14


“酸欠少女” さユりが、野田洋次郎(RADWIMPS)楽曲提供&プロデュースによるニューシングル「フラレガイガール」を12月7日にリリースした。ここでは、野田さんとの出会いをはじめ、歌詞の内容などを直撃。また、自身が作詞作曲を手掛けたカップリング曲「アノニマス」(スマホゲーム「消滅都市」コラボソング)の誕生秘話についても聞いた。国内最大の年越しフェス「COUNTDOWN JAPAN 16/17」への出演が決まるなど、今注目を集める彼女。必見のインタビューだ!
取材:橋本周大(編集部)

 

──まず最初に、表題曲がRADWIMPSの野田さんによる楽曲提供・プロデュースとなった経緯について教えて下さい。

さユり:野田さんにお会いしたのは去年の12月です。ちょうどレコーディングスタジオで2ndシングルのカップリングを録っていて、隣のブースでたまたま野田さんがいらっしゃってて。

──偶然ですね。

さユり:私はスゴい昔からファンだったので、自分のデビューシングル「ミカヅキ」を持って挨拶しに行ったんです。そうしたら快く受け取ってくださって。その後、野田さんが「歌うのは自分じゃないかな」って思ってる曲ができて、歌ってくれる人を探している時に、「ミカヅキ」を聴いて声を気に入ってくださったみたいで。お声を掛けていただきました。

──自分が好きなミュージシャンからオファーをいただいた時の率直な気持ちというのは?

さユり:もう、夢みたいでしたね。本当にスゴくうれしかったです。

──オファーを経て、初めて「フラレガイガール」を聴いた時の印象はいかがでしたか?

さユり:スゴい優しい曲で、歌詞がスッと入ってきて。途中で泣きそうになるのをこらえながら聴きました。良い曲だなって。

──それはすでに歌も入っていた状態だったのですか?

さユり:そうですね、野田さんのピアノと歌だけのデモで。今よりもゆったりとした感じになっていました。

──レコーディングに臨む前に、野田さんとはどのようなやりとりを?

さユり:大きく一つだけリクエストしたのが、歌詞の最後の部分で。その時は、今よりももっと愛しい気持ちで終わる歌詞だったんです。でも、最初に歌詞を見た時に「フラレガイガール」というタイトルが強く印象に残っていたので、「“フラれ甲斐のある感じ” がもっと出せるとうれしいです」とリクエストしました。今まで私が作ってきた曲では、「それでも」というメッセージを大事にしていて。“それでも前に進む” といったところを、メッセージとして込めたかったんです。

──さユりさんが歌詞で一番気に入っている箇所を教えてください。

さユり:2つあるんですけど、まず1つ目は頭の “それだけでもう生きていけると思ったのです” で、2つ目は最後の “次の涙も溜まった頃よ” です。

──その理由というのは?

さユり:「次に進む」という表現をする時に、“涙は流しきった” と表現するのが普通だと思うんです。でも「涙が溜まったから進む」というのは、悲しみも受け入れるというか。次のところに喜んだり傷ついたりしながら進んで行く、というのが野田さんならではの素敵な表現だなと。

──では、歌い回しの部分で「こうして欲しい」と言われたことはあったのでしょうか?

さユり:レコーディング前に、ライブですでに歌っていたのですが、でも野田さんは「そのままで良いよ」って言ってくださって。

──初めてさユりさんの音源を聴いた時から、このままの歌い方が良いと思ってらっしゃったんでしょうね。

さユり:私としては、自分の歌い方にしたというよりも、歌詞とメロディにストーリーが出来ていて、それが濃密な世界だったので、導かれるように歌ったという感覚の方が強かったです。

──個人的に、2ndシングル「それは小さな光のような」は無機質でスマートな女性だったのに対して、今回の「フラレガイガール」では活発な女の子をイメージしました。楽曲ごとでキャラクターが異なる印象を受けたのですが、さユりさんは歌い分けるということはされるのですか?

さユり:曲を前にすると自然とおっしゃったような歌い方になるというか。

──意識的というよりもイメージして?

さユり:そうですね。
次のページ »

この記事の画像一覧

(全0枚) 大きなサイズで見る。


さユり
「フラレガイガール」

発売日:2016年12月7日

 

初回限定盤A
【CD+DVD】

¥1,481(+税)
BVCL-763〜764

CD
1.フラレガイガール
2.アノニマス
3.プルースト-弾き語りver.-
4.ルラ
DVD
渋谷WWWワンマンライブ「ミカヅキの航海」ライブダイジェスト映像(2016/04/23)
封入特典:酸欠少女さユりキャラカード(4種の中から1種ランダム封入)
デジパック仕様

初回限定盤B
【CD+DVD】

¥1,481(+税)
BVCL-765〜766

CD
1.フラレガイガール
2.アノニマス
3.ニーチェと君-弾き語りver.-
DVD
アノニマスMV(フルレングスver.)
封入特典:酸欠少女さユりキャラカード(4種の中から1種ランダム封入)
デジパック仕様

 

通常盤

【CD】

¥926(+税)
BVCL-767

CD
1.フラレガイガール
2.アノニマス
3.アノニマス-酸欠remix-
初回仕様限定封入特典:酸欠少女さユりキャラカード(4種の中から1種ランダム封入)

■CDショップ 予約特典
全国CDショップ/オンラインショップにて「フラレガイガール」予約者へ “酸欠少女さユりキャラカード(AR仕様)” をプレゼント
※一部CDショップ/オンラインショップを除く。詳しくはお近くのCDショップまたはオンラインショップをチェック
※特典は商品引き取り時にお渡し
※未予約での購入分には付与不可

「フラレガイガール」発売記念ミニライブ&サイン会

□12月6日(火) 19:00~
東京:SHIBUYA TSUTAYA 2階特設会場
□12月7日(水) 19:00~
東京:HMV池袋エソラ 店内イベントスペース
□12月9日(金) 19:00~
神奈川:タワーレコード横浜ビブレ店
□12月10日(土)18:00~
東京:タワーレコード新宿店
□12月11日(日)13:00~
大阪:あべのキューズモール 3Fスカイコート
□12月11日(日)17:00~
大阪:タワーレコード難波店 5Fイベントスペース
□12月16日(金)18:30~
広島:タワーレコード広島店
□12月17日(土)14:00~
愛知:アスナル金山 明日なる!広場
□12月17日(土)18:00~
愛知:HMV栄
□12月18日(日)13:00~
福岡:HMV&BOOKS HAKATA 店内イベントスペース
□12月18日(日)17:00~
福岡: キャナルシティ博多 B1Fサンプラザステージ  
□12月23日(金)13:00~
宮城: 銀座山野楽器 仙台店
□12月23日(金)17:00~
宮城: タワーレコード仙台パルコ店
□12月24日(土)14:00~
神奈川:ラゾーナ川崎 プラザ 2Fルーファ広場グランドステージ
□12月25日(日)13:00~
北海道:タワーレコード札幌ピヴォ店 店内イベントスペース
□12月25日(日)17:00~
北海道:HMV札幌ステラプレイス 店内イベントスペース

“酸欠少女”さユり

“酸欠少女”さユりは、人と違う感性・価値観に、優越感と同じくらいのコンプレックスを抱く“酸欠世代”の象徴=「酸欠少女」として、アコギをかき鳴らしながら歌う、20歳の2.5次元パラレルシンガーソングライター。
さユりは3人に分裂し生息しており、それぞれの活動領域は2次元・3次元とパラレルで神出鬼没である。
フジテレビ“ノイタミナ”アニメ「乱歩奇譚 Game of Laplace」ED「ミカヅキ」で2015年8月26日メジャーデビュー!!
その荒削りな美しさが作品世界と激しくリンクし、絶大な支持を受け、デビュー作からヒット。
2016年2月24日には2ndシングルとして、同じくフジテレビ“ノイタミナ”アニメの「僕だけがいない街」ED「それは小さな光のような」をリリース。
オリコンデイリー7位、iTunesトップシングル総合チャート最高3位とヒット。
勢いはさらに加速し、その歌世界と存在に共鳴する“さユりマニア”が続出中!
2016年6月24日には配信限定EP「るーららるーらーるららるーらー」をリリースし、iTunesトップアルバム総合チャート1位!を獲得。今後の活動に目が離せない新次元アーティスト!

関連する記事

PAGE TOP