本人によるループマシンを使った演奏動画も掲載!
ハシグチカナデリヤ『超ハシグチカナデリヤ』インタビュー
ハシグチカナデリヤ『超ハシグチカナデリヤ』インタビュー
2017/01/20
ハシグチ:高校生の時にギターを始めたんですが、最初はコードを練習するじゃないですか。その頃から同時に曲を作っていました。周りのみんなはコードを練習して曲をコピーをしているけど、自分だけオリジナル曲を作っていて。
──どのような曲を?
ハシグチ:フォークソングだったりロックバンドっぽい曲だったり色々です。
──歌詞も書かれていたのですか?
ハシグチ:えぇ、ちゃんと書いてました。歌詞に関してはギターを始める前から書いてたんです。「こんな曲があったら良いな」みたいな。
──当時からすでに言葉遊びを?
ハシグチ:その時はまだでした。後にミスチルとかをさらに聴くようになって「あれ、みんな語尾が一緒だな。これはもしかしてわざとやっているのかな?」と気付き始めてからです。
──ミュージシャンになろうと思ったきっかけはミスチル?
ハシグチ:うーん、一概にそうってわけでもないですけどね。とにかく当時はJ-POP大好き人間でしたよ。
──洋楽に出会ったのは?
ハシグチ:MR.BIGやExtremeといったテクニカル系のギターは高校生の時点で知っていたのですが、それはあくまでギターのテクニックという部分だけを切り取って聴いていたんです。それから数年後、23歳の時に初めてバンドを組んだんですが、当時はギターでした。その時のボーカルがデヴィッド・ボウイやT-REX、Nirvana、Radioheadあたりが好きで。自分としてはまったく触れてこなかったジャンルだし、早弾きが出てくるわけでもなく正直「つまらないな」と。でも、聴いているうちに良さが分かってきて。そこから洋楽を研究するようになりました。だからそのボーカルとの出会ったことが、洋楽を聴き始めたきっかけです。
──ハシグチさんがソロアーティストになったのは?
ハシグチ:そのバンドが2007年に解散して、翌年から歌うようになったんです。この時は普通のシンガーソングライターとして活動をしていて。それから色々と模索した結果、2014年からハシグチカナデリヤとしてリニューアルしました。
── “極彩色に彩られたループマシンの魔術師” というキャッチフレーズがありますが、ループマシン使ったスタイルを始めたのは?
ハシグチ:2013年ぐらいです。ハシグチカナデリヤとして活動を開始する前あたりに、Maroon 5、Coldplayといった洋楽とテレビから流れる多くのJ-POPとでは何が一番違うのか考えてたんです。そうしたら洋楽の方が圧倒的にコードが少ないことに気付いたんです。実際にワンコードだけの曲もシングルとしてリリースしているし。「これだ」と。
──なるほど。
ハシグチ:もちろんコードが多くても良い曲はたくさんあるんですけど。それから「俺の曲も、もっと簡単で良いのかも」と方向転換をして、少ないコードでカッコイイメロディを紡ぎ出そうと。ちょうどその時に、音楽仲間から「ループマシンを買ったは良いが使いこなせない。ちょっと使ってみてくれ」と言われて使ってみたんです。そうしたら見事にハマりまして。今使っているループマシンも借りたものです。
──その人がいなければ今のハシグチカナデリヤは存在していませんね。
ハシグチ:ですね。少なくとも今の自分とは大きく変わっていたと思います。
──それでは最後に、楽器をやっている人やファンに向けてメッセージをお願いします。
ハシグチ:楽器ができる人はコピーしてみて欲しい。全体を通して言えることですが、コードはすぐに耳コピできると思います。弾きたくなるフレーズが満載なので、ぜひチャレンジして欲しいです。楽器弾かない人も同様、口ずさみたくなるようなフレーズがたくさんあるし、いずれカラオケで歌えるようになると思うし、ライブでも一緒に歌ってもらいたいですね。それと歌詞に関しては先ほど言った通り、あまり説明し過ぎないようにしているので、聴いてみて何かしらを感じてもらえたらうれしいです。
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