ソニーミュージックの会員制コミュニティサロンで「重永亮介、音楽制作スペシャル講義！」が開催された

藍井エイルやClariSなど、数々のアニメテーマ曲で作曲やアレンジを手掛けるクリエイター重永亮介氏が伝授

ソニーミュージックの会員制コミュニティサロンで
「重永亮介、音楽制作スペシャル講義！」が開催された

ソニーミュージックの会員制コミュニティサロンで「重永亮介、音楽制作スペシャル講義！」が開催された

2017/09/10

ソニックアカデミーサロン（ソニアカサロン）では、メンバー限定の特別なイベントを多数開催している。9月10日には、藍井エイルやClariSなど、数々のアニメテーマ曲で作曲やアレンジを手掛けるクリエイター重永亮介氏による「音楽制作スペシャル講義！」や現役でアーティストにボーカルディレクションを施す「公開ボーカルディレクション講座」が開催された。

　今回のこのテーマに賛同してくれたメンターは、藍井エイル「INNOCENCE（TVアニメ“ソードアート・オンライン”オープニングテーマ）」「シリウス（TVアニメ“キルラキル”オープニングテーマ）」やClariSなど、数々のアニメテーマ曲で作曲やアレンジを手掛けるクリエイター重永亮介氏。

　「2005年からの専門学校時代と2008年から作家デビューをして以来、世に出ていない曲が1,000曲以上あります。今日は、その中から以前コンペにも提出したことがある曲を題材にして、今の自分ならどうブラッシュアップするか、その救済方法をやっていこうと思います」と、彼自身のお蔵入りとなっている楽曲を題材に、最近身につけたスキルや新しい解釈をもってその楽曲を生まれ変わらせて行くプロセスを完全公開。徹底解説のセミナーで、最近のトレンドや新たな手法などを学んでもらうという内容の講義が展開された。

　重永氏は「当時の楽曲はギターが入っていなかったのですが、今だったらギターを入れたり、ギター無しなら無しなりのアレンジができます」と自身についての現状を説明した後、自らの楽曲のブラッシュアップ方法について、かつては解決できなかったウィークポイントをクリアできるということを実際に解説しながら証明しつつ、2017年バージョンを聴かせてくれた。

　重永氏（写真）が自らブラッシュアップした2017年バージョンは、イントロを新たに違ったパターンにして、よりインパクトや迫力、リフなど、全体が間延びしないように聴かせようとする工夫を随所に盛り込んだアレンジに仕上げていた。

　セミナーでは、この他、楽曲のコード進行についてやギターやベースの録音、ミックスに使用した機材やプラグインの紹介などを交えて、どうサウンドをまとめて行くかという楽曲の仕上げ方までも紹介してくれた。

　来場したサロンメンバーは、自らの楽曲の問題点とどのように向き合えばいいかという悩みを解決するヒントを得ていた。

「アーティストはいつもどんな風にレコーディングしているんだろう？」
「自分では気づけない声のいいところを引き出すには？」
「今度、歌の仕事に就きたい！デビューしたい！！」
「自分の歌を客観的に聴いてほしい！」

後半に行なわれた「公開ボーカルディレクション講座」では、こんな想いや悩みに対して、日々、現役でアーティストにボーカルディレクションを施すディレクターによるセミナーが開催された。