THE YELLOW MONKEYのギタリストEMMA(菊地英昭)によるソロプロジェクト
brainchild's(ブレインチャイルズ)『STAY ALIVE』インタビュー
brainchild's(ブレインチャイルズ)『STAY ALIVE』インタビュー
2018/04/06
EMMA:物語っぽいものができて、それに準じたワードが出てきますね。まだ、譜割とかは関係なくて、多くは文章です。たまに単発のワードを思い付いたときは、その文章の下に置いておいたりして。
──歌詞は日常生活のどこでも思い付く感じですか?
EMMA:そうですね。ただ、寝る前に思い付いちゃうことも多いんですよ。そうすると起きて歌詞を入れて、また目が覚めてきちゃってきて。「もう、これ録っておこうか」ってなって。で、結局寝るのが朝の10時みたいな(笑)。そんなことがよくありますね。
──EMMAさんは、作詞をする上で何か自分の中で決めていることはありますか?
EMMA:やっぱり、分かりやす言葉でということですかね。年齢を重ねて来て、難しい言葉を知っていなくちゃいけないのかもしれないけど、逆に素直に、飾らずに、カッコ付けずにというのが、最近の自分の流れですね。
──さて、楽器.meには弾き語りをされる方も多くて、皆さんの楽曲をコピーして演奏してみたいというファンもたくさんいます。何かアドバイスを頂けますか?
渡會:僕の曲に関しては、日本語だと思って歌わないようにすることですかね。
──というと?
渡會:なるべく英語の発音のように日本語を歌うということなんですけど、それは喉を潰さないための秘訣でもあるんです。日本語って、すごく喉を潰しやすい言語なんですよね。しゃべるだけでも喉の開け閉めを相当していますし。それに比べると、英語は口先でコントロールしやすいというか。だから、発声は身体で行なって、発音は舌先三寸で行なうようにするといいと思います。特にアルバムに入っている「Esper Girl」という曲は、近年稀に見る歌詞の情報量の多さになっているので、これで練習してもらえるといいかな(笑)。
──すごく良いアドバイスをありがとうございます。EMMAさんは何かありますか?
EMMA:僕が教わりたいです(笑)。いや、マジで。自分もアコースティックツアーを回ったことがありますけど、感情が入れば入るほど喉を使っちゃいますしね。自分も英語っぽく歌ってみようかな(笑)。
渡會:オススメです(笑)。
──ところで、EMMAさんは、ギターの練習をするときはどのような曲を弾くのですか?
EMMA:手が固まって動きにくいときは、ポリスの「孤独のメッセージ」という曲を弾きますね。この曲を何回か弾くと指が柔らかくなって。
渡會:そういえば、よく弾いてますよね。理由があったんですね。
EMMA:うん(笑)。あとは何だろうな。右手を慣らすときはマイケル・シェンカーを弾くときもあるかな。
──わかりました。では、話を戻しますが、この後アルバムのリリースツアーなども予定されていると思います。あらためて、意気込みなどを聞かせてください。
渡會:そうですね。僕はお客さんが一緒にシンガロングしてくれるのが好きなので、このアルバムを聴いた後、ぜひライブに歌いに来てもらいたいですね。お客さんが歌うのが嫌いな人もいると思いますけど(笑)。まぁ、そこは「いいじゃないか、一緒に騒いでも」という感じで。
EMMA:それ以上ワッチが大きな声を出してくれるから大丈夫(笑)。
渡會:お客さんが鼻歌を歌っても恥ずかしくない爆音を我々は出しますので、口ずさみながら見てもらえると嬉しいですね。
──EMMAさんからも一言お願いします。
EMMA:今回のアルバムはbrainchild'sとしては5枚目になるんですけど、メジャーとしては初ですし。ある意味、名刺代わりと言うか、ファーストアルバムといってもいいくらいの位置づけになると思います。ですので、先入観を持たずにまずは聴いてもらって、「こういう音楽スタイル、ロックスタイルもあるよ」って認識してもらえたらなと思います。あと、アルバム自体はとてもシンプルに、音像も音の奥行きもすごく個々の音が聴こえるように仕上げています。ライブもそれに準じた感じでできると思うので、CDが気にいったら、ぜひライブにも来て頂いて一緒に楽しめたらと思っています。
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