2018年デジタルシングル第1弾(きゃりーがラップに初挑戦!)
きゃりーぱみゅぱみゅ「きみのみかた」インタビュー
きゃりーぱみゅぱみゅ「きみのみかた」インタビュー
2018/04/12
──さて、新曲リリースの後には、昨年行なわれた“日本のおばけ屋敷をテーマにした公演”「THE SPOOKY OBAKEYASHIKI 〜PUMPKINS STRIKE BACK〜」をそのまま海外に持って行くというワールドツアーが決定していますよね。どういったツアーにしたいと思っていますか。
きゃりーぱみゅぱみゅ:今までやっていたワールドツアーは、私のことを動画サイトなどで知ってPVを見たりしている人も多かったので、私もそれと同じ衣装を着たりしていたんですけど、今回は新たなエンターテイメントパフォーマンスを見せたいという気持ちが強いですね。「THE SPOOKY OBAKEYASHIKI」では日本の妖怪が3つ出てくるんですけど、それが奇妙で、でもチャーミングで。使用する映像もかなり作り込んでいるし、字幕を付けてはやく持って行きたいです。
──ワールドツアーやライブのために、日頃ジムなどにも通っているのですか?
きゃりーぱみゅぱみゅ:行ってますね。ミュージックビデオを明後日に撮影する予定(※取材した日は3月末)なので、それに向けて最近ハマっている加圧トレーニングで身体を作ったりしてます。実は今回の新曲のMVでは、いつものボリュームのあるワンピースではなく、ちょっとシルエットが出るサテンの部屋着を着るんです。なので、足をめっちゃくちゃ鍛えようかなと思って。ただ、歌に関しては「ふわふわ歌ってくれ」というオーダーなので、鍛え上げちゃうと逆に「どうした?」って言われちゃうと思いますけど(笑)。
──食べ物とかも気をつけて?
きゃりーぱみゅぱみゅ:気を付けてるんですけど、昨日焼き肉行っちゃって(笑)。ヤバいと思ってます。
──では、普段は「朝からスムージーしか飲みません」とか?
きゃりーぱみゅぱみゅ:いえ、全然食べてますね。ご飯代えるだけでもっと減量できるだろうなって思ってます。でも、やっぱ人間だから「食べたいものを食べよう」と思って。食べた分を運動すればいいじゃんと、完全にそっち派ですね。
──すでに3回のワールドツアーを行なっているきゃりーさんですが、日本と比べて、海外のお客さんが反応する場所って違いますか?
きゃりーぱみゅぱみゅ:結構違います。海外だと間奏でめっちゃ盛り上がるんですよね。
──それはアジアもヨーロッパも?
きゃりーぱみゅぱみゅ:はい。例えば「PONPONPON」だと、日本だとサビの前にぶち上がるという感じなんですけど、海外だとサビが終わってから「フー!」みたいな。あと、「チェリーボンボン」という曲も海外だと人気があって。ちょっと英語詞っぽいからですかね。
──きゃりーさんは、海外では自分はどんなイメージに思われていると自己分析してますか?
きゃりーぱみゅぱみゅ:今までは、わりと2次元に近いのかなと勝手に思ってました。海外のアーティストさん達と会う機会もあるんですけど、海外の女性アーティストさんはセクシーな方が多いんですよ。ダンス、衣装、歌い方とかも。それに比べると、私はどれもまったくないので。わりとキャラクターっぽいというか、初音ミクとかの世界に近いのかなという印象ですかね。
──ちょうど、3月27日、28日とケイティ・ペリーもワールドツアーで来日していましたよね。きゃりーさんも公演を見に行かれたようですが、彼女の公演を見てどう思いましたか?
きゃりーぱみゅぱみゅ:めちゃめちゃカッコ良かったですね。衣装が変わるごとに毎回違うケイティが見られるんだけど、芯がしっかりしているのでまとまって見えるし。歌もめっちゃ上手いし。
──ケイティさんも、きゃりーさんのことがお好きなようですね。
きゃりーぱみゅぱみゅ:デビューして1、2年の時に「PONPONPON」のミュージックビデオを「I Like」みたいにツイッターでつぶやいてくれて。そこからテレビでも共演させて頂いて。でも、通訳さんがケイティが「あなたになりたい」って言ったのは、ちょっと大げさなんじゃないかと(笑)。私も「へ、???」みたいに頭が。でも、この前にお会いしたときに「尊敬してるし、きゃりーはすごく好きだし」と言われたのはうれしかったです。
──では、今後一緒にコラボレーションすることがあるかもしれませんね。
きゃりーぱみゅぱみゅ:ケイティには「PONPONPON」の時の恩がいっぱいあるので。まぁ、一緒に何かができるところまで、私も自分で頑張りたいなと思っています。
──もともと、きゃりーさんは洋楽も聴く方ですか?
きゃりーぱみゅぱみゅ:高校生の時は、スカして洋楽を聴いていたんですよ。「邦楽ダサ!」みたいな感じで(笑)。リアーナとか、ケイティとか、クリスティーナ・アギレラとか。
──きゃりーさんは、カラオケだと何を歌うのですか?
きゃりーぱみゅぱみゅ:私はYUKIさんとか、チャットモンチーさんとか。相対性理論とか。結構声の高い女性シンガーが多いですかね。あと、クリープハイプとかも歌います。
──洋楽は歌わない?
きゃりーぱみゅぱみゅ:メーガン・トレイナーとか歌います。でも、たまに英語ができる人がカラオケ会場に一緒にいるケースがあるじゃないですか。私が適当な英語を歌っているのがわかっちゃうのがイヤだからあんまり歌わないんです(笑)。
──では話を元に戻しますが、今回の新曲「きみのみかた」をファンの皆さんにどのように届けたいか、あらためて聴き所を教えてください。また、ワールドツアーへの意気込みもお願いします。
きゃりーぱみゅぱみゅ:私自身、最初のラップの部分とかは歌っていてすごくスカッとするというか。人間だれしも孤独を感じることはたくさんあると思うんです。私も仕事で疲れていたり、友達と会えていないときは「あ、自分って一人なのかな」って思うことはあるし。でも、そういうときに家族やスタッフさん、友達に救われたこともたくさんあって。なので、この1曲で気持ちが軽くなって、前向きに頑張って生活して欲しいなと思いますね。あと、ワールドツアーは今回で4度目ということなんですけど、さっきもお話した通り、今までは皆さんに対してある意味自己紹介のようなライブをやってきたと思うんです。でも、今回は日本でやっている自分のショーを持って行くという感じも強いので「これぞ、きゃりーぱみゅぱみゅなんだぞ!」という本当の姿をみんなに見てもらいたいなと思っています。
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