6月開幕のツアー「E-girls LIVE TOUR 2018 ~E.G. 11~」への期待感も高まる!
E-girls『E.G.11』インタビュー
E-girls『E.G.11』インタビュー
2018/05/21
──「Show Time」はアルバムのリード曲でもありますね。かなり気合いを入れて作ったと聞いていますが?
武部柚那:楽曲を決める段階から「この曲で今のE-girlsの力を証明していきたい」と意気込んでいて、このアルバムのためだけに作られたと言っても過言ではないくらい本当に気合いを入れました。スタッフさんとも試行錯誤しながら何回も歌い直したり録り直しをして、時間も手間もかけたので、完成した時の感動と達成感も大きかったです。
藤井夏恋:本当に「Show Time」はザ・ダンス的な1曲で、とにかく踊りまくって強い女性像を全面に出しています。歌詞も攻めていくラップ・パートやインパクトがあって本当にカッコいいんです。これまでE-girlsとしていろんな楽曲に挑戦してきましたし、ダンス曲もたくさんありましたが、この曲はそれを超えてさらにエッジの利いた攻め感のある曲になっています。ここでまた新たな扉が開いたと感じています。
楓:攻め感や強めなイメージは今の自分たちが目指したいアーティスト像でもあって、「Show Time」はまさにその象徴となっている曲だと思います。この1年、いろんな楽曲に挑戦していく中で男性にも負けないパワフルなダンスや、媚びない強さを表現できるところが唯一無二のE-girlsらしさというところに辿り着いたのですが、そこに特化して作ったのが「Show Time」なんです。だから、今回のアルバムはバラエティ豊かな作品ではあるけれども、全体を通してこの曲が表現するカッコいい女性像というか、女の子たちが憧れるような力強く、でもセクシーさもあるアーティスト像を打ち出せたかなと思っています。
藤井夏恋:楓ちゃんの言う通り、カッコいいガールズ・グループというアーティス像はE-girlsの太い軸だと思います。このアルバムでそれをしっかり築けた気がするので、これからはここを起点にして、もっともっと幅広い表現ができるようになっていきたいです。
──そんなアルバムを引っさげたアリーナ・ツアー『E-girls LIVE TOUR 2018 ~E.G. 11~』が6月2日からスタートします。11人として初のツアーになりますが、本番に向けて現在の心境をうかがえますか?
YURINO:ライヴは一番みんなが輝ける場所であり、もっともみんなで同じ気持ちを共有できる場所なので、本当に楽しみです。しかも、E-girlsとして何回もツアーを経験してはいるけど11人でライヴツアーをするのは初めてなのでいい意味で積み重ねていく気持ちと、新鮮な気持ちが混ざっている感じなんです。これは今までになかった感覚なので 「どうなるんだろう?」と今からすごくワクワクしています。
鷲尾伶菜:絶賛リハーサル中なのですが、セットリストを見る限りみなさんの予想をいい方向に裏切れるライヴになりそうで、私もワクワクしかないです(笑)。今回はお客さんもE-girlsのメンバーのような感覚で一緒に楽しんでいただけるライヴにしたいという想いで仕上げているのですが、そのひとつの要素としてメンバーひとりひとりにフォーカスを当てるというか。衣装もメイクも含めてそれぞれのカラーを出していく演出になっているので、私自身も楽しみですし、個性豊かな11人をみんなで楽しめるようなステージにしたいです。
山口乃々華:今回は自分たちだけで一からセットリストを決めたり、みんなで常にコミュニケーションを取りながらリハーサルに臨んでいるのですが、ツアー本番ではそういう11人のまとまった雰囲気が自然に出てくると思います。今回は11人で一丸となって11人で盛り上げていく感覚を楽しんでいきたいです。
──グループ感の強さや濃さを体感できるライヴになるんですね。
山口乃々華:あと、今までのE-girlsのライヴはファンのみなさんにショーを見せるという要素が強かったけれど、今回はもう少しお客さんに寄り添い、みんなと一緒に作り上げていくような要素も盛り込んでいくつもりなんです。だから、これまでのショー感覚で楽しめる部分と、さらに「11人になったらこんなに楽しくなるんだ」という一体感の両方を感じてもらえるステージになると思います。
──E-girlsのライヴは毎回、メイン・カラーやモチーフを使ってひとつの物語を作り上げていくようなテーマ性の強いステージが印象的です。今回もそういったテーマはありますか?
坂東希:今回はスポーツがテーマになっていまして、衣装やセットにもネオンっぽい蛍光色を多く使う予定です。あとは、パフォーマンス面では11人で架空のスポーツ・チームみたいなものを作ろうかなと思っているんです。
──面白そうですね!
坂東希:世の中もワールドカップやオリンピックなど凄くスポーツ・モードになっていて、そういう時って選手だけじゃなく日本全体がひとつになるじゃないですか。だから、E-girlsのライヴでもすべてがひとつになれるような、そういう瞬間を作れたらいいねという願いを込めてスポーツをテーマに掲げています。そして、ここからどんどん広げて様々な競技をみんなで表現していこうかなと思っています。
──どんなスポーツを取り入れているんですか?
楓:サッカーやバスケや野球、チアとか多様なスポーツを取り入れる予定なんですけど、あとは見てのお楽しみということで(笑)
坂東希:イメージとしてはいろんな競技が集まり、ライヴ全体が架空のスポーツ大会みたいになる感じです。衣装もそれに合わせて考えていて、ユニフォームをインスピレーション・ソースにしているのもあれば本当に競技として使うのもあったりして、いろんな角度からスポーツを取り入れています。あと、今までのライヴだとE-girlsのほかにHappinessパートやFlowerパートのグループごとのジャンルわけがありましたが、今回はそういう概念をなくしてスポーツという大きなテーマを元にライヴ全体を構成していく予定です。
楓:だからファンのみなさんはサポーターみたいな感じで、チーム『E.G.11』に続く背番号12番の選手つもりで参加してください。
藤井夏恋:でも、11人が本気でスポーツしたらめちゃめちゃ弱そう(笑)
──勝ちを譲り合っちゃう?
YURINO:そう。だからぜんぜん勝てない。
佐藤晴美:絶対、弱小チームだよね(笑)
──(笑)そんなツアーの中で、それぞれどんな自分を見せていきたいですか?
武部柚那:歌いまくり踊りまくる私をみてください! それは今回のツアーの目標でもあるので、そんな自分と一緒にファンのみなさんにも楽しんでもらえたらと思います。
藤井夏恋:私はパフォーマンスはもちろんですけどコール&レスポンスとか、ライヴでしか味わえない生感をより大事にしたいと思っていて。煽りとかもちょっとがんばって、カッコよく盛り上げていきたいです。
鷲尾伶菜:私も、みんなが最後まで楽しんでもらえるように会場の隅々まで想いが届くようにがんばりたいです。ヴォーカルが3人になったからこそ、それぞれの個性を色濃く感じてもらえるよう表現力をしっかり磨いて、ずっと聴いていたくなるハーモニーを作っていきたいと思います。
SAYAKA:自分のオンオフのギャップに注目して欲しいです。私はパフォーマンスをする時はスイッチが入るので、「人が変わった」と言われるくらいのめり込んじゃって、お客さんの反応というよりも「自分を見て欲しい」とアピールしすぎてドヤッてしてしまうんです(笑)。でも、オフの時はみなさんに近寄って楽しみたいと思っているので、その違いを見ていただけたら嬉しいです。
須田アンナ:私はちょっと踊り方を変える予定なので、私のダンスを今までちゃんと見ているファンの方は「あ、変わったな」と楽しんでもらえるかなと思います。ちょっとマニアックですが(笑)、そういう細かい部分でも成長を感じてもらえるようにしたいです。
石井杏奈:私は自分も含めて素の11人を見せていきたいです。パフォーマンスだけではなくてみんなでコミュニケーションを取って楽しんでいる素の感じも見て欲しいです。
坂東希:E-girlsがスタートした当初は本当にみんな子供で未熟だったんですけど、そこから数年経って今は11人全員が年齢的に大人になっていく時期だと思うんです。特に今回は約2年ぶりのツアーになるので、パフォーマーとしても女性としても成長して変わった部分を感じてもらえるようにがんばりたいです。
山口乃々華:私は前までは笑顔全開で、「全力です!」という感じだったのですが、今回は20歳になって初めてのライヴなのでもうちょっと肩の力を抜くというか。がんばっているだけじゃない、ちょっと余裕を持った部分も表現していきたいです。
YURINO:私も気負わず、いい意味で気を使っていない、ありのままの姿でステージに立ちたいです。例えばカメラが来たら「カッコつけなきゃ」、「ちゃんとしないと」とか、普通は意識しちゃうんですけど、あえてそこを取っ払って音楽や楽曲を感じるままに表現していきたいです。
──作ったり演じていない自然体の自分で勝負したいんですね。
楓:今回はスポーツをテーマに、ファンのみなさんと一緒に作り上げ一緒に一喜一憂をするライヴを目指しているので、私はなるべくファンのみなさんの顔を見てひとりひとりを盛り上げられるようにしたいです。
──恥ずかしい?
楓:はい、だからスタンドばっかり見ちゃうんです。でも、今回はそういう苦手意識を克服したいので、個人的な目標は「アリーナ席の人と目を合わす」です(笑)
佐藤晴美:私は背が高いのでそれを活かした、身体の可動域に注目して欲しいです(笑)。上と下も縦と横も思いっきり動かして、自分にしかできない迫力のあるパフォーマンスができるようがんばっていきたいです。
──では最後に、リーダー佐藤晴美さんとサブリーダーの藤井夏恋さん、須田アンナさんから、アルバムを楽しみに待ってくださっているファンの方々へメッセージをお願いします。
佐藤晴美:まず、アルバムを楽しみに待っていてくださり、ありがとうございます! 『E.G.11』は元気やパワーをもらえるE-girlsがギュッと詰まった内容になっていて、E-girlsをいつも応援してくださっている方々の期待を絶対に裏切らないアルバムになっています。なので、今までと変わらない気持ちで手に取り、11人に寄り添ってもらえたら嬉しいです。
須田アンナ:E-girlsは見ているみなさんを明るい気持ちにさせる役割と使命を持ったグループなのかなと最近凄く感じています。カッコいい曲でも笑顔で歌ったり、激しく踊りながらも楽しそうにしていたり、そうやって全力でキラキラしている女の子のグループって、やっぱりいろんな人を元気にすると思うんです。だから、これからもみなさんの元気の源になって輝けるようなグループを目指したいですし、11人ひとりひとりがE-girlsの基盤で学んだことを活かしながら、さらにステップアップしていきたいです。
藤井夏恋:今作『E.G.11』は新体制になって初のアルバムということで、ボリューミーで多彩な内容になっていると同時に、3人のヴォーカルで新たに再録し、進化した11人を感じてもらえる特別な作品になっています。このアルバムを機にこれからのE-girls像というものをもっともっと知っていただきたいなと思います。
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