ビートの仕組みがわかる!

ヒット曲のリズムを打ち込んでみようvol.5(東京スカパラダイスオーケストラ「Diamond In Your Heart」編)

ヒット曲のリズムを打ち込んでみようvol.5(東京スカパラダイスオーケストラ「Diamond In Your Heart」編)

2016/02/20


最新のJ-POPでは、どんなリズムが使用されているのでしょうか。このコーナーでは、ヒット曲のドラムパターンをわかりやすく表で解説してみました。ロックな8ビートから変則的でトリッキーなリズムパターンまで、色々なリズムを感じてみてください。
文・譜例作成:内藤 朗

8分ウラのハイハットがポイントの、スカやラテン系の陽気なリズム

参考曲のようなラテン系の楽しげな雰囲気が感じられるこのパターンは、キックとスネアがリズムの核となっています。曲の展開に沿って、ハイハットをライドシンバルに置き換えたりしてもいいでしょう。

ハイハットは8分ウラにオープンを打ち込むだけでもいいのですが、オープンハイハットの余韻を打ち消すために、拍の頭にクローズドハイハットを小さく目立たない程度の強さで打ち込んでおくと、実際のドラムの演奏に近くなり、より参考曲の雰囲気に近くなります。

収録アルバム『Diamond In Your Heart』(cutting edge CTCR-14802)

リズム表の見方

このコーナーで使っている図は、2小節分のドラムパターンを表にしたものです。1小節を均等に16分割してあり、ドラムの各パーツの音が2小節の中のどのタイミングで鳴らすかがわかるようになっています。

この表を参考にしながら、DAWソフトやスマートフォンの音楽アプリ、ハードのリズムマシンなどにリズムを打ち込んでみてください。たんに曲を聴いているだけではわからなかった“リズムの仕組み”や“グルーヴ”が体感できるはずです。

※カッコ内の数値はDAWソフトのベロシティの設定値の目安です

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