2016年ブレイク必至のシンガーソングライターが放つ4thシングル
瀧川ありさ「Again」インタビュー
瀧川ありさ「Again」インタビュー
2016/04/15
「I know」はイメージ的にはファンタジックに行きたかったんですよ。RPGみたいな(笑)。
──その「Again」ですが、レコーディングはどのように考えて進められたのですか?
瀧川:これまでのシングルでは、自分の音像にこだわって作ってきた部分が強くて。ある意味では歌のプライオリティーが低かったなって思うところもあったんです。なので、今回の「Again」は音像はほぼ渡辺さんにお任せして、自分は歌に集中しようと。オケも最初はいい意味でもっと色んな音が足されていたんですけど、それを引き算していって。
──それはコーラスとか?
瀧川:そうですね。あと、手数とかも含めて。減らすことで、歌で聴かせるしかない状況にしていくというか。
──ちなみに歌は何回くらい歌われたのですか?
瀧川:本番は1発勝負に近い感じで。でも、その本番のレコーディングまでは追い込みましたね。
──なるほど。続いて、カップリング曲についてお聞きします。「I know」ではどのような世界観を表現しようと思ったのですか?
瀧川:これは人生が旅だとして、旅の中には出会いと別れがあって。ただ、10代の時って、別れが必要なんだってことを咀嚼(そしゃく)するのがすごく大変で。やっぱり受け入れられないんですよ。なんで別れなきゃならないんだって。でも、それがいつしか全部必要なことなんだってわかってくるというか。この曲も別れを歌っているんですけど、その事実があるだけで頑張れるってところがあるんですよ。あの子と過ごした日々に生かされてると言うか。私としては、この歌は昔の人を想定していて、冒険者というか、自分だったらどんな旅をするだろうかと想像しながら作りました。
──具体的には?
瀧川:現代もそうですけど、皆、頑張り過ぎなんじゃないかって思う時があるんですよ。でも、一人一人が生きたからには何か必然的に目標を持ち出すんだなって。それってすごいことだなと思って。ただ、人のために頑張ってることも、無意識に自分のための見返りを考えちゃったりもして。だから歌詞の中にも “僕はまず僕を幸せにできなきゃ” が入っていたり。オケもイメージ的にはファンタジックに行きたかったんですよ。RPGみたいな(笑)
──「Again」やこの「I know」は、曲自体はいつ頃作られたのですか?
瀧川:「Again」は新曲で最近作って、「I know」は20歳くらいです。なので、「I know」は編曲もすべて私名義です。音像も含めて、自分の脳内にあるので。あの時のまま出し切れました。
──編曲というと、他のオケのパートも含めてということですよね?
瀧川:はい。
──それはLogicのようなDAWソフトで構成を練って?
瀧川:そうです。Logicでドラムなども打ち込みます。
──宅録歴って結構長いのですか?
瀧川:がっつりではなく、タイミング的に要所、要所でやる感じです。でも、中学生くらいのときから触ってはいたので。機械は好きというか得意です。
──なぜLogicを使われていたんですか?
瀧川:もともと、中学生くらいのときに「GarageBand」から入って。Logicだとできる幅が広がる、必要だなと思って。ずっとMacを使っていたというのもありますし、ただ、別にそこまで “なんでLogic?” っていうほどの理由でもなく必然でした。
──そうなんですか。では、話を戻して、この「I know」は、曲としてはどのあたりから作っていったのですか?
瀧川:4年前なんであまり覚えてないんですけど(笑)。この曲はAメロだったかな。“ジャー、ジャッ、ジャー、ジャッ” というのを当時弾きながら作ったんですけど、いかにカッティングしながら歌うかってことにハマっていた時期でもあって。なので、たぶんAメロから作ったと思います。
──歌詞でいうと?
瀧川:最初の “旅立つ夜明け前 わざわざ服を縫って” のところです。民族の話を作ろうと思って。
──歌詞としては、最後に “and I know” って出てきますよね?
瀧川:そうです。で、今回のシングルに入れる段階でこの最後の「I know」をタイトルに引っ張ってきた感じですね。でも、最初からこの “and I know” のフレーズ自体はあったんです。
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