メンバー達がダンスも披露
CNBLUE、ツアーファイナルの日本武道館公演をレポート
CNBLUE、ツアーファイナルの日本武道館公演をレポート
2016/06/01
韓国出身4人組ロックバンドCNBLUEが、5月31日の大阪城ホールで「SPRING LIVE 2016 ~We’re like a puzzle~」のツアーファイナルを迎えた。本ツアーは5月11日にリリースされたシングル「Puzzle」を引っ提げたSpring Concert。5月22日の名古屋・日本ガイシホールからスタートし、26、27日の東京・日本武道館、31日の大阪・大阪城ホールという3都市4公演で4万人を動員した。ここでは27日に日本武道館で行なわれたライブの模様をレポートする。
イ・ジョンヒョン(ギター、ボーカル)
日本メジャーデビューを発表した2011年の横浜アリーナライブから、アリーナの中央に設置されたステージを客席がぐるりと囲むセンターステージが定番となっているCNBLUE。今回のツアーはセンターではなく、通常のステージ位置の後方にセットを建ずに360度に客席を設けたステージ。LEDモニターの映像演出やセットに頼らず、パフォーマンスだけで勝負しようというロックバンドらしい潔さが見えるシンプルなステージ構成だ。
イ・ジョンシン(ベース)
ヨンファがギターからピアノに向かうパートでは、会場中がコーラスに参加して盛り上がる「Can't Stop」や「hold my hands」という定番曲に加え、インディーズ時代の懐かしい曲「Lie」を演奏。新曲の公開はもちろんうれしいが、こういう意外なセットリストの妙も長いファンの心をくすぐる。
ロックでたたみかけるパートでは、「Ryu Can Do It」で久々にヨンファのラップを堪能し、「I'm sorry」では腕を上下するモラゴダンスとコール&レスポンスが炸裂。ヨンファとジョンシンは花道を走り回り、ファンの盛り上がりは最高潮に。
カン・ミニョク(ドラム)
汗だくになったヨンファは、「シャワーしたみたい(笑)。いつもみんなが応援してくれて、ステージの上からそれを見て感動します」と感慨深げ。ジョンヒョンのMC中には男性ファンから「サランヘヨ~!(愛してるよ)」という野太い声があがり、ジョンヒョンもファンも大爆笑。
ジョン・ヨンファ(ギター、ボーカル)/Photo by Seitaro Tanaka
バラードコーナーではCNBLUEの名バラードの数々を作ってきたジョンヒョンが大活躍。ジョンヒョンがアコースティックギターを弾きながら透明感のあるボーカルを聴かせる「eclipse」もライブでは久々だ。
メンバー達によるダンスコーナー
「ダンスやりたい!」と宣言してノリノリのダンスコーナーに突入したヨンファ。ジョンヒョンからも「テンション上がりすぎ」と指摘されていたが、このところ中国で映画撮影をしているヨンファには久々のライブが楽しくてたまらない様子。「今日は2度と来ないから楽しみましょう!」と言って、「Hide and Seek」がスタートすると、ギターも持たずにとにかくダンス。
「Wake up」ではせり上がりからいきなりトランペット、トロンボーン、サックスの6名のホーンセクションが登場し、ファンを驚かせる。春のファンミーティングで「次のツアーでは「Wake up」で歌って踊ります」という約束をファンと交わしたが、ヨンファはどうやら振付まで考えてきたようで、キレキレのダンスを披露。間奏でその振付をメンバーひとりずつにレクチャーするが、ジョンヒョンはかなりの実力を見せ、会場からも「お~」という感心の声が上がる。
一方、苦戦するジョンシンには「ガンバッテ~」という歓声が。ジョンヒョンがドラムのリズムキープを交代して、ミンヒョクがステージの中央で踊らされた後は、「みなさん、やってください!」と客席のファンにターゲットを移す。続けざまに「Wake up」コールでファンとコミュニケーションを深めると、ブラスアレンジの効いた「Lady」、そして韓国曲「Cinderella」からラストの韓国最新曲「YOU’RE SO FINE」までこの盛り上がりをひっぱり、ホーン隊とファンを息をつかせぬ一体感でまとめあげた。
アンコールでは武道館の2階席からアリーナ席まで上から順番にヨンファの指揮で大きな「ウェーブ」を巻き起こすと、ヨンファ自身も「今日のライブDVD買いたい! 今までのウェーブで最高!」という会心の出来。
「武道館がひとつになった」というジョンシンに「これがライブの魅力。いつもありがとう。一緒にライブができて感無量。これからも良い曲を作るので、良いライブをしましょう。これからも幸せに、10年、20年…70年経ってもずっと走って、みなさんと一緒に歌いたい。その時も来てください。I Pray For Everyone,I Pray For KUMAMOTO。僕たちの曲を聴いて、これからもがんばってください。またライブで会いましょう!」とヨンファは笑顔で締めくくり、「YOUNG FOREVER」でライブの幕は閉じた。
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