様々な “ひとり” を歌った、初のミニアルバムが完成!
Swimy『おひとりさま』インタビュー
Swimy『おひとりさま』インタビュー
2016/06/28
コーラスは、曲の場面によって歌い方を変えることにこだわりました byみっけ
──では、2曲目の「毒と花」についてもお伺いしますが、このタイトルは何を例えているのですか?

タイキロイド(Gt & Cho)
Takumi:「毒と花」というのは両方とも “人” を表しています。傷つけられたり傷つけたりという “毒” の面と、美しく咲いて人を感動させる “花” の面、そのどちらも持っているのが人間で、その事実を受け止めて、自分らしく生きていこうというメッセージを込めています。
──サウンドは王道的なギターロックに仕上がっていますが、Takumiさんとタイキロイドさんは曲作りでどのような話をされましたか?
Takumi:この曲に関しては、僕がとにかく「ギターをカッコ良く!」って。
タイキロイド:ウン、ソウダネ。
──タイキロイドさんがこの曲の音作りでこだわったポイントはどこですか?
タイキロイド:アルバムノ6キョクノナカデ、モットモ、アラアラシイカンジノ、オトニナッテイルンデスガ、カッコヨクスルタメニ、テクニカルナフレーズヲ、ドンドンイレテイキマシタ。
Takumi:タイキロイドにはとにかく「チョーキング入れて!」ってお願いしました(笑)。要所要所のフレーズでガンガンチョーキングが入ってるのが聴きどころですね。
──この曲はいつ頃作られたのでしょうか?
Takumi:実は、これは2年くらい前に作ってストックしておいた曲なんです。アルバムの全体の構成を考えて、ちょっとフックのある曲が欲しいなということで「カッコイイ曲ゾーン」から持ってきました。
──「カッコイイ曲ゾーン」とは何ですか?
Takumi:Swimyって、作った曲をいくつかのカテゴリーに分けてストックしておくんですよ。 シングル曲になるような「表題曲ゾーン」、テクニカル系の「カッコイイ曲ゾーン」、踊れる系の「ダンスナンバーゾーン」という感じで。この曲はとにかく「カッコイイ曲を作りたい!」っていう気持ちで作ったので、歌詞ができる前の仮タイトルもそのまんま「(E)」(カッコイー)だったんです(笑)。
──3曲目の「Killer Killer」についてもお伺いします。この曲の歌詞で描きたかったことは何でしょうか?
Takumi:この曲の歌詞は、僕が人付き合いで苦しい思いをした時に感じたことや、それを経て変わった自分のことを描いています。この曲も「Murder」という仮タイトルを付けてストックしてあったもので、アルバムに入れるために歌詞を書きなおして、その時に「Killer Killer」というタイトルに変えました。
──タイトル名とサビの “キラキラ” という言葉がひっかけられているのが印象的ですが、最初から現在のタイトルではなかったんですね。
Takumi:もともとサビの “キラキラ” っていう言葉が先で、原曲を作った時からすでにあったんです。歌詞を書き直したときに、「“キラキラ”っていう部分はアルバムのコンセプトと合わないから消したほうがいいかな?」とも思ったんですが、何とか残せないかな、とも悩んでいたんです。そのうちに “キラキラ” 以外の歌詞が完成して、改めて見直すと「ああ、俺って自分を殺して生活してんねんな。知らん間に我慢して、自分に嘘ついて、変わってしまった自分にさえも気付かずやったんやな。」って思った瞬間に「キラキラ=Killer Killer」というワードが浮かんで。これは偶然なんですけど、バッチリハマったなって思ってます。
──この曲は華やかな雰囲気のコーラスも耳に残りますが、コーラスでこだわった点はどこでしょうか?

みっけ(Vo & Dr)
平成のまお:Bメロで広がりを感じられる曲なので、コーラスでもっとその広がりを強調しようと思いました。しっかり音を取って歌うというよりは、“2声でどれだけ広がるか” というのを試行錯誤しながら時間かけて作っていきましたね。個人的にここは苦戦しました。
みっけ:そのBメロでは、私はまおの上の方でハモってるんですけ、ここで歌声を “回す” ように歌いました。(頭を揺らしながら)こーんな円を描くようにイメージしながら歌うと綺麗に歌えるんです(笑)。Cメロの “愛せそうで愛せないな” というところはTakumiの声に私がハモっているんですが、ここは逆に力強く、エモーショナルな感じで歌ってます。サビではとにかく“合わせる”ことに集中したり、曲の場面によって歌い方を変えていきました。そこがこだわりポイントです。
Takumi:男声女声の違いがアルバムの中で一番出てる曲だと思います。バンドの個性である“男女混合の歌声”が際立つように、1番、2番のサビで歌い手が入れ替わっているので、そういうところも聴いてもらいたいですね。
関連する記事
2017/10/27
2017/04/28
2017/03/06
2017/02/21
2016/06/01
2016/03/01
ニュース
2023/12/25
2023/12/20
2023/12/18
インタビュー
2023/03/23
2022/09/15
2022/05/26
2022/01/26
特集/レビュー
2023/04/03
レクチャー
2022/11/15
2022/11/01