ニルヴァーナのリバイバル・カバーあり
SHADOWS、新EP「Progress」のジャケット写真と収録曲を発表!
SHADOWS、新EP「Progress」のジャケット写真と収録曲を発表!
2016/07/06
SHADOWS
今春、デビュー早々には「PUNKSPRING 2016」への出演を果たし、この夏には「SUMMER SONIC 2016 (東京のみ)」への出演も決まっている元『FACT』のHiro(Vo)、Kazuki(Gu&Vo)、Takahiro(Gu&Vo)による新バンド『SHADOWS』。初のスタジオ録音作として、8月17日にEP「Progress」をリリースすることは既に発表されていたが、新たに収録内容の全容が発表された。
『FACT』時代を含め "00年代~10年代ラウド" のパイオニアと評される事と矛盾を孕みながら、「自身をラウドと思ったことはない」という発言や、日本でのシーンを切り開いたとされる "スクリーモ" や "ポスト・ハードコア" ですら、「ジャンルでカテゴライズされたくない」と言い続けてきた。事実、彼等がその言葉を、自ら語ったことは一度もない。そんな彼等が、今回、初めて口にしたのが "新世代のメロディック・ハードコア" だ。
自らのルーツでもあり、 "メロコア" という世界的な音楽&ファッション・ムーヴメントを生んだ90年代。そこへのリスペクトを色濃く感じさせる今作には、"ナインティーズ・リバイバル" という言葉がふさわしい。ただし、上記の通り、00~10年代におけるラウド&パンク・シーンのオリジネーターと評される『FACT』の元メンバーだけあり、ただの回顧主義や、そのものを繰り返すようなリバイバルではなく、真新しい音楽として昇華し提案されているあたりはさすがだ。
例えば、収録曲のひとつで、90年代を代表するグランジ・バンド『ニルヴァーナ』の「Tourette’s (93年リリースの最後のスタジオアルバム「In Utero」収録)」のカバーも、当然それと認識させるオリジナル楽曲へのリスペクトを感じさせつつ、2010年代の今らしい独自解釈を施した "NEWEST" な主張あるリバイバル・カバーと言える仕上がりになっている。
また、同時に発表されたCDビジュアルに関しても、今作のタイトル「Progress」が ”絶え間ない進化” を意味することから、その象徴として、アジアの寓話に登場する 「頭に骸骨を乗せることによって全く別の物に化ける狐」をモチーフに描かれたイラストを採用。気付くファンも多いと思うが、『FACT』の「WITNESS」のジャケットを手掛けたドイツ人イラストレーター『Florian Bertmer』によるものだ。彼もまた、90年代にキャリアをスタートさせ、同年代の重要バンドのアートワークを数多く担当してきた。バンドが変わろうとも、自分たちが敬愛するクリエイティヴを何ら臆することなく継続起用している所に、彼等が開拓者たる所以である "Going My Way"の強い精神を、また、そのコンセプトからは、"新たな進化への挑戦" に対する並々ならぬ意気込みを感じる事ができる。
ルーツと進化の融合を目指し、"90's Revival" と "New Melodic Hardcore" を掲げたEP 「Progress」。各レコード店での購入特典もHP上にて発表されたので、お店に足を運ぶ前に、是非、チェックして欲しい。
『Progress』収録内容
タイトル: 『Progress』
発売日: 2016年8月17日
価格: 1,600円 (税別)
品番: MXMM-10053
・Fail
・BEK
・Progress
・Doubt
(デビューLive EPに収録した楽曲、初のスタジオ録音版)
・Forest (デビューLive EPに収録した楽曲、初のスタジオ録音版)
・Tourette’s (ニルヴァーナのカバー曲)
※曲順未定
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