「ポケモン」のキャラソング・プロデューサーとしても活躍するシンガーソングライター
佐香智久「いつか君はそいつと別れるに決まってる」インタビュー
佐香智久「いつか君はそいつと別れるに決まってる」インタビュー
2016/08/03
「ゲッタバンバン」がTVアニメ「ポケットモンスター XY」オープニングテーマに抜擢され、現在も「ポケットモンスターXY&Z」キャラソンプロジェクト総合プロデューサーとして活躍するシンガーソングライター、佐香智久。そんな彼の11枚目のシングル「いつか 君はそいつと別れるに決まってる」が8月10日にリリースされる。ここでは、今作が生まれたエピソードを中心に、癒し系で人気の“自身の声”についても聞いてみた。今作から一皮むけたという彼の飾らない人柄が垣間みられるインタビューだ。
取材:東 徹夜
僕はめちゃくちゃポジティブな腹黒い奴だと思います(笑)
──「いつか 君はそいつと別れるに決まってる」というなかなか衝撃的なタイトルですが、曲自体はいつ頃作られたのですか?
佐香:今年の初めぐらいですかね。
──どんなことがきっかけで生まれた曲なのですか?
佐香:今までの自分の曲は、恋愛で例えるならば“好きな人がいても、何も言えずに終わる”みたいな感じだったんですが、2年前に東京に来て色んな人と会って話しをするうちに“好きな人がいても、いつかそいつと別れるに決まってる”というように頭が転換するようになりまして。東京の色に染まったというんでしょうか(笑)。
──すれましたね(笑)。
佐香:はい(笑)。自分でもビックリして。この気持ちはなんだと。で、作った曲が、そのままですけど「いつか 君はそいつと別れるに決まってる」なんです。まぁ、今までもそういう部分はあったと思いますけど、僕はとても腹黒くて。でも、“こいつってどういう奴なんだろう?”って思われるような腹黒にはなりたくなくて。だから、“腹黒い”ってことも、ちゃんと口に出していいたいし。めちゃくちゃポジティブな腹黒だと思います(笑)。
──歌詞を見ると、学校のシーンなどが目に浮かびましたが、何かモチーフはあったのですか?
佐香:モチーフというか、歌詞自体はもともとはまったく別の曲で作っていたものなんです。で、その曲の“メイビーメイビー”という箇所は今回の曲で使って。ただ、最初に作った歌詞はものすごいキレイなものだったんです。なので、こんなキレイな歌詞を作ってもしょうがないんじゃないかって、今年のはじめの時期に思い直して。自分のそういう裏の面とかも、隠しててもしょうがないなって。
──歌詞を大幅に書き直したんですね。
佐香:そうです。僕は今24歳ですけど、中学1年から2、3年まで好きだった子がいて。今でも歌詞を作るときは、その子のことを考えたりしながら書くんですよ。実は、4年前にもその子のことを考えて作った曲があって、今回とは全然違かったりするんですけど。いずれにしても、今回の曲は今の時点で思っていることを素直に書き出したものです。
──歌詞を書いているときは、同時に頭にメロディーも浮かんでくるのですか?
佐香:最初の歌詞が出て来たときはそうでした。でも、部分的に考えていくところも多くて。なので、歌詞とメロディーが同時にできたところもありますし、そうじゃないところもあります。
──ギターを抱えながら作るのですか?
佐香:はい。アコースティックギターですね。
──モデルは?
佐香:TAKAMINEです。ライブと違って、普段使うギターにそれほどこだわりがあるわけではないんですが、2年くらい前から使ってます。
──今回の楽曲のレコーディングはいつ頃行なったのですか?
佐香:2〜3ヶ月くらい前ですかね。
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