美人すぎる尺八奏者。洋楽のカバーアルバムで史上初のメジャーデビュー
Bamboo Flute Orchestra(辻本好美)、『SHAKUHACHI』インタビュー
Bamboo Flute Orchestra(辻本好美)、『SHAKUHACHI』インタビュー
2016/09/21
──H ZETTRIOさんと辻本さんの共通点と言えば、海外で積極的にパフォーマンスされていることも挙げられると思いますが、今まで海外で印象に残っている体験などはありますか?
辻本:まず、聴いてくださった方達の反応が、海外ではすごくオーバーというか。だから、こっちもノリやすいし、刺激になります。あと、単純に楽器に対する興味があるせいか、積極的に質問されますね。
──例えば?
辻本:演奏終わりに「その楽器、どうなっているの?」とか。すごく聞かれますね。
──外国で演奏するときは、日本の曲も入れたりするのですか? それとも洋楽のカバーをメインに?
辻本:どっちも演奏しますね。日本の文化をお伝えするという役目があると思っているので、伝統的な古典もプログラムの中に入れますし、現代的なものをアレンジしたり、現地の曲をその土地の奏者と演奏することもあります。
──ちなみに、今までどのような国に行かれたのですか?
辻本:中南米が多いんですけど、パナマ、キューバ、エルサルバドル、ブラジル、アルゼンチン。ヨーロッパだと、イタリア、フランス、スペイン。それに韓国、中国とかですかね。
──どのようなステージに出演されることが多いのですか?
辻本:色々ですね。その時に開催されているイベントもありますし、私たちの公演としてやることもあります。
──海外ではバンドスタイルで出演されるのですか?
辻本:そうですね。バンドスタイルで行ったこともありますし、デュオやトリオの形態のときもありました。
──なるほど。そのように様々な形で演奏するスタイルが「Bamboo Flute Orchestra」ということなんですね。
辻本:はい。「Bamboo Flute Orchestra」に関しては、尺八をメインとする以外は演奏者もアレンジも何でもありという形です。
──辻本さんは個人名ではなく、あえて「Bamboo Flute Orchestra」と名乗っているとお聞きしましたが。
辻本:辻本好美という名前だと、何をしている人かすぐにはわかりづらいと思いまして。尺八は英語で「Japanese Bamboo Flute」と言うのですが、そこから「Bamboo Flute」、さらに「Bamboo Flute Orchestra」とすることで、さらに大きく、普段純邦楽や和楽器と接点のない人にもわかりやすいかなと。そういう理由で「Bamboo Flute Orchestra」という名前を付けて活動しています。
──では、最後に今後の目標や意気込み、アルバムの聴き所をあらためて教えてください。
辻本:尺八や和楽器は、まだまだメジャーな楽器ではないと思いますので、その音を身近に感じてもらえるような活動をしていきたいと思っています。目標としては、日本で行なわれるオリンピックの開会式に出ることですね。今回のアルバムは本当にアレンジもカッコ良く、様々な曲を入れています。その中で、純粋な尺八らしさや尺八との化学反応を楽しんでもらえたら嬉しいです。
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