映画『イタズラなkiss THE MOVIE 2〜キャンパス編〜』の主題歌「BELIEVING」を収録
塩ノ谷 早耶香『Mist-ic』インタビュー
塩ノ谷 早耶香『Mist-ic』インタビュー
2017/01/25
塩ノ谷 早耶香が2ndフルアルバム『Mist-ic(ミスティック)』を1月25日にリリースした。このアルバムは、映画『イタズラなkiss THE MOVIE 2〜キャンパス編〜』(1月27日より全国公開)の主題歌でもある「BELIEVING」を含む、計10曲を収録した作品だ。インタビューでは、アルバムの選曲や曲順へのこだわりや作詞に関するエピソードを聞いてみた。1stアルバム『Luna』から2年を経た、彼女の今を知ることができる貴重なインタビューだ!
取材:村尾悦郎(編集部)
塩ノ谷:今回は収録曲のほとんどが恋愛ソングになっていて、内容的には恋の始まりのドキドキ感や恋人同士になれた時の幸せな気持ち、別れの切なさなど、色んなシーンを表現した曲を集めています。
──1stフルアルバム『Luna』から2年、ミニアルバム『S with』から1年ぶりのアルバムですが、歌い方や歌に対する姿勢など、ご自身で変化を感じることは何でしょうか?
塩ノ谷:より自由な発想で歌に向き合えるようになったと思います。これまでは “塩ノ谷 早耶香はこうでなくてはいけない” という気持ちで、自分で可能性を狭めていたような気もするんです。それが色々な挑戦をさせていただいたことで幅が広がっていったんじゃないかなと思いますね。
──そんな風に思ったきっかけはありますか?
塩ノ谷:きっかけはミニアルバム『S with』の制作で色んな方とコラボさせていただいたことです。他のアーティストさんとの共同制作の中で自分の新しい面や表現の仕方を発見して、そこから気持ちが変化しました。
──今回のアルバムタイトルにはどんな思いが込められているのでしょうか?
塩ノ谷:私の歌は “ミスト”という言葉がひとつのキーワードになっていて、 “ズドン!” とストレートに聴いてくれる人へ届くのではなく、じんわりと霧のように包むことを目指しながら歌っています。
──塩ノ谷さんの声は “ミスト・ボイス” と呼ばれていますね。
塩ノ谷:はい、最近では色々な方から “ミスト・ボイス” と評価されるようになって嬉しいですね。 そんな“ミスト(Mist)”と“ミュージック(Music)” を合わせて『Mist-ic』というタイトルにしました。
──まさしく “塩ノ谷 早耶香の音楽” という意味合いなんですね。制作期間はいつ頃ですか?
塩ノ谷:アルバムリリースが決まってから完成するまでの期間はかなり短くて、2016年の後半から年末にかけてです。ただ、2016年に入ってからアルバムを目指して色々な人とやりとりはしていたので、そういう意味では1年間かけて作った作品だと言えるんじゃないかと思います。
──シングル以外の曲は同じ時期に制作されたのでしょうか?
塩ノ谷:結構バラバラですね。年初めから取り掛かった曲もあれば、最近できたばかりの曲もあって。例えば「BELIEVING」は、デビューの頃からお世話になっているエリック・リボム(Erik Lidbom)さんが今年の夏頃に来日されたタイミングで作っています。
──今回のレコーディングで1番印象に残っていることは何でしょうか?
塩ノ谷:茶目っ気があるところで言うと「YOU & ME」のレコーディングですね。この曲はマシコ タツロウさんと一緒に作った曲なんですけど、私の方から “80~90年代のかわいい感じの曲にしたいんです” とお話させていただいて。マシコさんも “いいね!” とノリノリになって遊び心満載で作ったんです。
──セリフも入っていますよね。
塩ノ谷:そうなんです! “~的な?” っていうのはちょっと “ダサい女の子” を表現したくて入れたんですよ。背伸びしてるんだけど、ちょっと“イケてない” みたいな(笑)。 “~的な?” って最近の子はほとんど言わないじゃないですか。そこをあえて入れる面白さを表現したかったんです。
──ではセリフの録音は相当こだわって?
塩ノ谷:そうですね。でも、実際にやろうとすると結構恥ずかしくなっちゃって。そこを振り切るのが一番大変でした(笑)。
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