世界中でカルト的人気を誇る米ポスト・ハードコア・バンド
At The Drive In、17年ぶりとなるニューアルバム『インターアリア』を5月にリリース
At The Drive In、17年ぶりとなるニューアルバム『インターアリア』を5月にリリース
2017/02/24

At The Drive Inは、1994年にボーカルのセドリック・ビクスラーらによって米テキサス州エル・パソにて結成。初期メンバーはジム・ワード、ジャレット・レン、セドリック・ビクスラー、キーリー・デイビス、バーニー・リンコン。その後、数回のメンバー交代が行なわれ、現在はセドリック・ビクスラー(ボーカル)、オマー・ロドリゲス・ロペス(ギター)、ポール・ヒノジョス(ベース)、トニー・ハジャー(ドラム)、キーリー・デイビス(ギター)で活動。2000年にメジャー・デビューアルバム『リレーションシップ・オブ・コマンド』をリリースし、イギー・ポップのゲスト参加などで大きな話題を呼んだ。
SPIN誌では『過去30年で最も優れたアルバム300(1985-2014)』、Kerrang!誌『21世紀の最優秀アルバム50』に選出されるなど、数々の有名音楽媒体で称賛された。一躍世界中で注目を浴びる存在となった彼らだったが、2001年に無期限活動休止を発表。以降、メンバーはマーズ・ヴォルタやスパルタなど精力的に活動。2012年に一度再結成をはたし、コーチェラやロラパルーザのヘッドライナーとして出演。2016年には2001年ぶりとなる正式なワールドツアーを実施し、日本ではサマーソニックに出演した。
今回りリースされるニューアルバムは2016年にハリウッドにある「Sound Factory Studio」にてレコーディングが実施され、メンバーのオマー・ロドリゲス・ロペスと敏腕プロデューサー、リッチ・コスティ(マーズ・ヴォルタ、ミューズ、シガー・ロス)がプロデュースを担当。トニーがマスタリングとミクシングを注意深く管理する一方で、バンドにとってバンドメンバーがアルバムのプロダクションを監督するのは初めてであった。
トニーはアルバム制作について次のようにコメントした。
「バンドメンバーがプロデュースを手掛けたアルバムを制作したことは、個人的に今まで無かった。俺たちはお互いをすごく信頼している。自分たちは何が得意かも理解してるから、俺たちの"信頼"をオマーに託すことにしたんだ。彼は最後の最後まで集中して取り組んでくれた。それは、俺たちが望んでいた事の全てだよ。」
「結局のところ、アット・ザ・ドライヴ・インは僕らにとって今まで以上に”ブラザーフッド(兄弟のような間柄)"を意味しているよ。家族のようなね。僕らにはそれぞれの家族がいて、年を重ねて賢くなった。だから僕らはお互いの事を以前よりも深く理解しあっているんだ」
アルバムのタイトル『インターアリア』はラテンの言葉で ”数ある中でも” という意味だ。前作から17年の時が経過しメンバー同士の絆が深まった今、At The Drive Inの新章が開幕する。
リリース情報
(インターアリア)
レーベル:BMG / Hostess
発売日:2017年5月5日(金)
【世界同時発売】
※日本盤はボーナストラック、歌詞対訳、ライナーノーツ 付 (予定)
1. No Wolf Like The Present
2. Continuum
3. Tilting At The Univendor
4. Governed By Contagions
5. Pendulum In A Peasant Dress
6. Incurably Innocent
7. Call Broken Arrow
8. Holtzclaw
9. Torrentially Cutshaw
10. Ghost Tape No.9
11. Hostage Stamps
※新曲「Incurably Innocent」「Governed By Contagions」iTunes配信スタート&アルバム予約受付中https://itunes.apple.com/jp/album/in-ter-a-li-a/id1208611672?app=itunes&ls=1&at=11lwRX
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