ZEDDが監修する密閉型リスニングヘッドフォン
【来日中のZEDDが語る!】自身が監修したヘッドフォン「Double Zero 001」の販売記念イベントをリポート!
【来日中のZEDDが語る!】自身が監修したヘッドフォン「Double Zero 001」の販売記念イベントをリポート!
2017/04/28
Double Zero 001 製品概要
日本のオーディオメーカーOnkyoの技術が集約。
Double Zero 001 の音質設計を担当したのは、日本屈指のオーディオメーカーOnkyo。スピーカーからの逆起電力に影響されない無帰還パワーアンプ Integra A-927をはじめ、数多くの“高解像度”な製品を発表してきた。2005年にはダウンロード配信サイト「e-onkyo music」(http://www.e-onkyo.com)を立ち上げ、日本における“ハイレゾ音源”の広がりにも大きな貢献を果たしてきた。
Double Zero 001は、そのOnkyoが新たに開発した40mmカーボンペーパードライバーを採用。一般的なヘッドフォンで使用されることの多いフィルムの振動板では、内部損失(素材における振動の吸収のしやすさ)が低いため、 素材固有の音が楽曲に乗ってしまうという弱点があった。
その点、この新しいドライバーは、UKPの抄紙が適度な内部損失をもたらしつつ、カーボンを混抄したことで高い剛性を獲得。形状もCAE解析によって最適化が図られており、Onkyo 独自の“Sライン・エッジ”の採用により、コーン形ドライバーの弱点であった中域の反共振を低減、高域までのスムーズなつながりを実現している。
10Hz~80kHzという優れた周波数特性は、ワンランク上の価格帯のヘッドフォン・スペックと言えるだろう。最大入力も1,000mWと余裕があり、高精細ながら耳に痛くないハイエンドを実現。アーティスト・シグネイチャーのヘッドフォンと言えば低域が不自然に強調された音像を思い浮かべるだろう。しかし Double Zero 001は低域から高域まで音像バランスに優れ、ダイナミクスの表現に長けている。ZEDDの求めた「ダンスフロアにいるかのようなパワフルな重低音が体感できると同時に、繊細なディテールまで忠実に再現するクリーンでクリアな高品質サウンド」となっている。
着脱式のケーブルにはOFC(99.9%高純度銅)線材が使われており、伝達時のロスを極限まで抑えることで色付けや 誇張の少ないサウンドを実現。ケーブル自体は1.2mと短めで、端子はステレオミニ(フォーンへの変換アダプターが付属)と、ラップトップコンピューターやスマートフォンでの使用を念頭に置いた、モダンな仕様となっている。
この高精度ドライバーを収める筐体デザインは、日本のクリエイター集団 SF Inc.が担当。ラバーコーティングがユニットの制震に貢献し、定位感に優れた、にじみの無い音像を実現している。シルキーな表面仕上げも卵形のイヤーパッド形状にフィット。Double Zero 001 のスマートなサウンドキャラクターを、デザインとしても過不足無く表現できる。
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