「BLUE ENCOUNT TOUR 2017 break “THE END”」を完遂!

ブルエンの全国ツアーファイナルとなる5/7福岡国際センター公演をレポート

ブルエンの全国ツアーファイナルとなる5/7福岡国際センター公演をレポート

2017/05/09


BLUE ENCOUNTがニューアルバム『THE END』を引っ提げた全国ツアー「BLUE ENCOUNT TOUR 2017 break “THE END”」のファイナル公演を5月7日福岡国際センターにて開催した。ここでは当日の模様をお届けしよう。

写真:浜野カズシ

/
/

ライヴはアルバム『THE END』の1曲目、かつタイトルチューンである“THE END”からスタートした。〈終わらせて初めて 動き出す鼓動がある/立ち上がれ そのすべてに始まりを告げろ〉とヴォーカル田邊は唄う。ニューアルバムとその全国ツアーを彼らは何故、一見後ろ向きにしか思えぬ「THE END」と名付け、さらに「THE END」という曲をアルバム1曲目にしたのか、同様にライヴ1曲目をスタートさせるのかが伝わってくる。ちょっとひねくれていてネガティブ、でも、本当は真っすぐで前向きな思いに溢れている。会場を埋めた熱いファンたちの思い、そしてバンドの、そして自分自身のテンションを静かに、しかし確実に高ぶらせていく。

そして2曲目は「HEART」。ライヴもアルバム通りの曲順で雪崩れ込み、バンドと観客のテンションは一気に爆発する。その底抜けな爆発の中で〈自分の鼓動を聞くのさえ辛いんだ〉と田邊は唄うのだ。さっき唄った「THE END」とは打って変わったようなことを言う、田邊の心の混沌をそのまま叩きつけたような曲だ。それもまた観客を熱くさせ、心を打つのだ。矛盾と混沌に満ちた喜怒哀楽、さまざまな思いすべてが本当の思いなのだ、ということ。そしてそれはそのまま『THE END』というアルバムの持つ多彩さへとつながっている。

/
/
/
次のページ »

この記事の画像一覧

(全20枚) 大きなサイズで見る。

関連する記事

PAGE TOP