10年間の感謝を込めて作られた新曲を含む全20曲を収録!
AZU、10周年記念ベスト『SINGLE BEST + ~10th Anniversary~』インタビュー
AZU、10周年記念ベスト『SINGLE BEST + ~10th Anniversary~』インタビュー

2017/05/26
2007年5月30日(火)にメジャーデビューを果たし、今年で活動10周年を迎えるシンガーのAZU。彼女がシングル・ベスト・アルバム『SINGLE BEST + ~10th Anniversary~』を5月31日にリリースする。今作には、デビュー曲「CHERISH」や週間配信ランキング1位を獲得した大ヒット曲「いますぐに・・・」「YOU & I feat. LOVE LOVE LOVE」を始め、SEAMOとのコラボ曲、オムニバス映画「TOKYO CITY GIRL-2016-」の一話「あなたの記憶(こえ)を、私はまだ知らない。」の主題歌&挿入歌「again」(CD初収録)など、全20曲が収録されている。ここでは、これまでの活動を改めて振り返りながら、今回のベストのために制作された新曲「Thank you」に込めた想いなどを聞いてみた。ファン必見のインタビューだ!
取材:布施雄一郎
──メジャー・デビューしてからの10年間は、どのような時間でしたか?
AZU:10年も音楽をやらせていただけたことに感謝しているんですけど、それ以上に、人間として成長させてもらったという感覚が、すごく大きくて。見捨てずに一緒にやってきてくれたスタッフや仲間、そして一緒に成長してくれたファンの皆さんに、本当に感謝しています。自分がやりたくて始めた音楽ですけど、音楽に教えられたこと、音楽がくれたものがたくさんあった10年間でした。
──ベスト盤には、その10年間のシングルが時系列で並んでいますが、この中で転機となった曲は?
AZU:SEAMOさんと一緒に作った4枚目のシングル「時間よ止まれ feat. SEAMO」ですね。それまでは、ディレクター兼プロデューサーさんがいて、当時はまだ、デビューして間もないこともあって、どちらかと言うと、ディレクターさんに言われた通りにやっていたんです。意見や気持ちを言える立場でもないし、でも「これでいいのかな」とモヤモヤした時期でした。そうした悩みをSEAMOさんに相談したら、「今回は、お前がオレにオファーをかけて、曲を作りたいって決めたことなんだから、お前がやりたいようにやればいいじゃん」と言って、スタッフに、「今回はAZUのやりたいようにやらせてあげてくれ」と言ってくださったんです。
──そうだったんですね。
AZU:それが転機となって、この曲から、自分でプロデュースができるようになりました。それは楽曲や詞、コーラスといった音楽面だけじゃなくて、ジャケット写真だったり、衣装だったりまでを、セルフ・プロデュースするようになったきっかけの曲でした。そしてこの曲以降は、トラックを作ってくださる方にディレクションもしてもらうようにして、メロディと詞を書く私、それとトラック・メーカーさんで、曲の世界観を出そうとしたんです。だから、どの曲もトラック・メーカーさんの“色”が出ていますし、それこそ「愛してる」って言葉ひとつ取っても、トラック・メーカーさんによって変わっていて、今回のベスト盤は、いろんな“色”が楽しめると思います。
──ラストには、ベスト盤のために新曲「Thank you」が書き下ろされていますが、これはどのように作ったのですか?
AZU:親友の指田フミヤ(シンガーソングライター)に、「10周年を記念して、打ち込みではなく、生バンドでやっても映えるような、明るくて、でもどこか切ない、そんな曲を書きたいの」って話したんです。そこで、歌詞のイメージを伝えて。まだ最終形の歌詞ではなかったんですけど、今まで出会ってきた、すべてのスタッフ、仲間、そしてファンに対して、「ありがとう」と言える曲が歌いたいと思っていたんです。それを話したら、「じゃあ、オレが曲書くよ」と言ってくれて、私が詞を書きました。
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