“新たなるBugLug” を世の中に提示した待望のニューシングル
BugLug 一聖&一樹「新人生」インタビュー
BugLug 一聖&一樹「新人生」インタビュー
2017/08/18
一樹(ギター)
──次に「命」も一聖さんによる楽曲ですが、どのように作られたのですか?
一聖:実は「命」は高校生の時に作った曲なんです。当時、実際に自分が経験したことなんですけど、友達が入院してしまって、本当に命の瀬戸際だったんです。その中で「自分はどうしたら良いんだろう?」と思ったんですが、言葉や手紙を書いたりしても分からないかもしれない。悩んだ結果、曲作りの知識はあったので「曲で自分の思いを伝えよう」ということで作ったんです。それが今になって自分が入院して、大変な経験をしたことに結びついて。今回、自分の経験にリンクするように改めて制作しました。
──「新人生」とは打って変わってピアノで始まる壮大なバラードですが、ギターで作られたのですか?
一聖:基本的にはギターで作ります。その後、「こういう風にしたい」ってなった時にピアノを打ち込んで作りました。
──個人的に「新人生」とリンクするイメージだったので、高校生の時の楽曲というのはビックリです。当時の楽曲と同じ構成のままなのですか?
一聖:サビ部分は大筋、高校生の時と変わっていません。ただ、歌詞は大体を書き換えています。
── 一樹さんが「命」を初めて聴いた時の印象は?
一樹:「良い曲だな」と。今、一聖が伝えたい「命」というテーマに対して「スゴく良い歌が歌えるだろうな。今やるべきだ!」と思いました。ただ当初、収録しないという話もあったけれど絶対に入れるべきだと自然と意見をしていて。結果的に収録することになりました。
──ということは他にも候補曲があったのですか?
一聖:うん、メンバーみんなが作っていたので色々候補はありました。
一樹:当初「ピアノと歌だけで良いんじゃない?」って言っていたんです。でも、5人の音を入れようということで、バンドによる楽曲に仕上がりました。
──ストリングスも入っていたりと壮大かつクラシカルな楽曲ですよね。
一聖:もともと自分はクラシックが大好きで。だからキレイにストリングスも入れてもらったんです。
一樹:ずっと手伝ってもらっている若手のアレンジャーがいて、今回初めてストリングスアレンジをやってもらいました。
一聖:すべてにおいて言えることですけど、新しくスタートが切れたし。それが今の自分達とマッチしてくれました。ありがたいよね。
一樹:制作スタッフやレコーディングスタジオ、マスタリングなど何から何まで全部変えてもらいました。
──そして「コトナ」は優さん作曲による楽曲ですね。歌詞は先に書き上げていたんですか?
一聖:優が作ってきたワンコーラスぐらいのデモを聴いた上で、自分が思ったことを書きました。
──デモを聴いた時の印象はいかがでした?
一樹:最初の管楽器の部分は入っていたんですが、スゴく元気な曲だなという印象でした。でも、他の2曲と比較した時のある意味でのギャップ感、違和感がBugLugなんだろうと。この3曲で“本当に自由にやりたい”という思いが、意思表示ができたと思います。
──「新人生」や「命」とは違って、明るく優しい楽曲ですよね。
一聖:BugLugの特徴でもある “遊び心もあって、何でもやっちゃう” っていうのを表現できた楽曲に仕上がりました。
一樹:優はそういったバランス感覚がスゴく優れているので「こういう曲を入れた方が良い」ということで収録が決まったんです。
──レコーディングで印象的だったことや心がけたことは?
一聖:先ほども言った通り、自分達だけのバンドではない確認することができました。それに武道館公演のタイトル「5+君=∞」に込められた “5人とみんなで無限大になる” ということを踏まえていたので、今回のレコーディングでは “イコールそれがBugLug。これもある意味みんながいたから実現したんだ” ということが分かりました。
一樹:これまでの “BugLugのギタリスト一樹”というものを、もう一段階レベルアップさせたかったので、今までやらなかったようなフレーズなど、チャレンジした部分を随所に散りばめられたと思います。そして「このままでは終わらないぞ」という意思表示も込められるようにも心がけました。それとバンド全体としてのトータル的な部分では、「今のBugLugの一番聴かせたい音は何か?」と考えました。その上で “今” の一聖の声を大事にしたかったので、マイク選びや音の録り方、歌のキーにもスゴく気を遣いました。
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