EXILE SHOKICHI、EXILE AKIRA、EXILE NESMITH、EXILE TETSUYA、橘ケンチ、黒木啓司が語る制作エピソード
EXILE THE SECOND、3rdアルバム『Highway Star』インタビュー
EXILE THE SECOND、3rdアルバム『Highway Star』インタビュー
2018/03/27
EXILE THE SECONDが3rdアルバム『Highway Star』を2018年3月28日にリリースする。ここでは、昨年10月末からスタートし、現在も続行中の全国ツアー『EXILE THE SECOND LIVE TOUR 2017-2018 “ROUTE 6・6”』の話とともに、新作アルバムの制作エピソードを聞いてみた。
取材:馬渕信彦
──前回ツアー『“WILD WILD WARRIORS”』と比較して、進化や成長を実感している点を挙げるならどこでしょうか?
EXILE SHOKICHI:しっかりとコンセプトに基づいてツアーを作れた点です。ライヴの流れにもストーリー性があって、さらに深みのあるライヴをお届けできていると実感しています。メンバーそれぞれの見せ場、それぞれの持ち味も今回のツアーでは濃厚にお見せできているので、『“ROUTE 6・6”』という名に負けないぐらい6人の道を提示できたことは、EXILE THE SECONDとしての成長でもあると思っています。
EXILE AKIRA:EXILE THE SECOND再始動の一発目に『“WILD WILD WARRIORS”』でしっかりと自分たちの軸を確立できたからこそ、今回のツアーではあえて王道を壊すことができたのかなと思っています。EXILE THE SECONDならではの盛り上げ方、自分たちが今だからできるエンタテインメントというものを一致団結して考えてきました。そういう意味でも、新たな挑戦ができたライヴになっていると思います。
EXILE NESMITH:今回のツアーが『“ROUTE 6・6”』ということで、6人6様の夢や想い、そして信念が詰まっているので、パフォーマンスを通して僕たちの未来を提示できたツアーになっていると思います。EXILEの再始動が発表されて今年は3年ぶりのドーム・ツアーが決定しているので、そこにもしっかりとつながるライヴができていると感じています。
EXILE TETSUYA:EXILE THE SECONDの活動は、すべてがEXILEにつながっているものだということを、この2年間で凄く実感しました。なので、2018年のEXILE再始動も楽しみにしていただきたいですし、その布石となるツアーになっていると思っています。
──ここからは最新アルバム『Highway Star』についてうかがっていきます。まずは前アルバム『BORN TO BE WILD』から今作までの流れも振り返らせてください。2017年6月に「Summer Lover」、続いて9月に「Route 66」をリリースした後、全国ツアーを経て今作という流れでした。
黒木啓司:まず「Summer Lover」に関しては、自分の意見を強く反映してもらった曲なんです。というのも、前回のツアー『“WILD WILD WARRIORS”』の幕張メッセ公演でTAKAHIROくんを迎えて「Together」を披露した時に、EXILE THE SECONDにもこういう楽曲が欲しいと思って。EXILE THE SECONDらしいカッコよさを提示するだけではなく、エンタテインメントとして振り幅やバランスは大切だな、と。実際、ライヴでも盛り上がりますし、お客さんも歌詞を口ずさんでくれています。EXILE THE SECONDとして今までやってこなかった楽曲に挑戦できたのは、とても意味があったと思います。
EXILE NESMITH:その後に「Route 66」という凄くコンセプトの強い楽曲と出合えたのも、いい流れだったと思います。当時すでに2018年のEXILE再始動に関する具体的な話が進んでいたこともあり、この『Highway Star』というアルバム・タイトルは今年のEXILEのツアー・タイトル『STAR OF WISH』とつながっていたりもする。出合うべき楽曲と出合ってでき上がったアルバムですし、未来を想像しながら楽しんでもらえる作品になったと思います。
──今、EXILE NESMITHさんからタイトル『Highway Star』に関する発言がありましたが、このタイトル自体にはどんな想いが込められているのでしょうか?
橘ケンチ:EXILE THE SECONDは、いろんなものをオマージュしながら自分たちの色に染めていくような表現も特徴のひとつだと思うんです。この『Highway Star』というタイトルは、ハードロック・バンドDEEP PURPLEの名曲と同名で、ロック色が強い今回のアルバムにハマると思ったのと、もともと「Route 66」の歌詞の中に入っているワードでもある。さっきNESMITHが言った通り、今年のEXILEのツアー・タイトル『STAR OF WISH』につながっていたり、この6人がハイウェイを突っ走っていくようなイメージも、今のEXILE THE SECONDにぴったりだと思っています。
──そんな3rdアルバム『Highway Star』ですが、どのような青写真を描いて制作に入ったのでしょうか?
EXILE SHOKICHI:全国ツアー『EXILE THE SECOND LIVE TOUR 2017-2018 “ROUTE 6・6”』をイメージして作ったアルバムと言っても過言ではないです。ライヴを意識しながら制作した楽曲がほとんどですが、もちろん今回のツアーからのフィードバックを受けてでき上がった楽曲もあります。
──アルバムの先行シングルとしてリリースされた「アカシア」は、どのように制作を進めていったのでしょうか?
EXILE SHOKICHI:前シングルの「Route 66」は、ロックンロール、ポップス、HIP HOPなど、いろんなジャンルをミックスアップしてEXILE THE SECONDオリジナルの楽曲を作ろうと思って制作していきました。そういうオリジナリティを表現することは、凄く意味のあることだなと感じたんです。そこから、次はちょっとレゲエのテイストを取り入れてみたいと考えました。自分たちのライヴで表現しているセクシーなパートはEXILE THE SECONDのひとつの強みにもなっているので、そこにもアプローチできる楽曲にしたかったんです。それにレゲエというアプローチは、今までEXILE TRIBEの中でも挑戦していなかった部分でもあったんですね。もちろん今回もレゲエとJ-POP、そしてR&Bのメロディラインを取り入れているので、ジャンルを限定しないEXILE THE SECONDオリジナルの楽曲ができたと思っています。MVやジャケットなどのアートワークでも、今のEXILE THE SECONDにハマる表現ができたんじゃないかなと思います。
──アルバムの先行シングルで、危険な恋と葛藤を描いた大人のラヴ・ストーリーを表現できるのも、EXILE THE SECONDらしさですよね?
EXILE SHOKICHI:そうですね、今まで派手な曲は結構やってきましたし、キャッチーな曲もやってきたのでそういった表現にも臨めたんだと思います。タイトルの「アカシア」って、〈秘密の恋〉という花言葉を持っているんです。秘密の恋…、EXILE THE SECONDはそんな危険なゾーンにも食い込んでいこうかなと(笑)。
EXILE NESMITH:おぉ~、チャレンジするね。
EXILE SHOKICHI:はい、チャレンジです!。
──EXILE NESMITHさんは、今作「アカシア」をどのような楽曲だと感じていますか?
EXILE NESMITH:今の自分たちだから表現できる歌詞の世界観やパフォーマンスを提示できた楽曲だと思っています。MVもかなり攻めた内容になっていて、メンバーそれぞれが女性と絡むシーンがあったり。そういった表現ができることも、EXILE THE SECONDの武器であり、この2年間の活動の中で発見できた魅力だと思っています。
EXILE SHOKICHI:凄く意味深な言葉がたくさん散りばめられているので、しっかりとリリックも読んで欲しいですね。そして「アカシア」と「花鳥風月」という曲同士のつながりも楽しんでいただきたいです。
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