全25公演/約10万枚のチケットが即ソールド・アウト

カミラ・カベロ、ソールド・アウト連発の初単独ツアー開幕(LA公演レポート公開)!

カミラ・カベロ、ソールド・アウト連発の初単独ツアー開幕(LA公演レポート公開)!

2018/04/17


カミラ・カベロ

 

カミラ・カベロ
カミラ・カベロ

カミラ・カベロが、全25公演/約10万枚のチケットが即ソールド・アウトとなっている北米~ヨーロッパを廻る初の単独ツアー<ネヴァー・ビー・ザ・セイム・ツアー 2018>を4月9日にバンクーバーからスタートさせ、本日、14日(土)に行われたロサンゼルス公演のライヴ・レポートが公開となった。

1月12日(金)に世界発売となったアルバム『カミラ』が、ソロ・デビュー作としては史上最多記録となる105カ国のiTunesで最高1位、全米週間総合チャート(ビルボード: 1/27付)ではシングル「ハバナ feat. ヤング・サグ」との同時制覇を果たしたのを始め、世界中で大ブレイクを果たしたカミラ。今回の単独ツアーと並行して、5月から9月に行われるテイラー・スウィフトの北米スタジアム・ツアーのサポート・アクトを務めることも決定している。

●カミラ・カベロ<ネヴァー・ビー・ザ・セイム・ツアー 2018>
2018年4月14日(土)
ロサンゼルス/Hollywood Palladium公演ライヴ・レポート

4月14日(土)・15日(日)と2夜連続でロサンゼルスにあるHollywood Palladium公演を完売にしたカミラ・カベロ。初日土曜の夜、開演時間前の会場の周囲は長蛇の列で囲まれており、中に入ると、約4,000人収容のスタンディングの場内は10代から20代の男女で満杯になっていた。カミラに憧れるティーンの女子が観客の大半かと予想していたが、男性客も多く、今の彼女の幅広い人気を感じる。

熱狂的な歓声に迎えられて始まったショウのオープニング曲は、全米アルバム・チャートで初登場1位を飾ったデビュー・アルバム『カミラ』からのセカンド・シングル「ネヴァー・ビー・ザ・セイム」。ステージ上のカラフルな大スクリーンとバックバンドの前に登場したカミラは、セクシーな黒のロングドレス姿で、今回のツアーのタイトルとなったバラード曲をパワフルな美声で熱唱した。その後は、男女6人のダンサー達を従えたアップテンポの曲が続く。「シー・ラヴズ・コントロール」はパフォーマンスで圧倒するだけでなく、観客に叫ばせ、場内の一体感を一気に高めた。「インサイド・アウト」は曲の最後にダンス・ブレイクに繋がり、カミラはダンサー達とキレのある踊りを披露。フィフス・ハーモニーのメンバー時代から長年ダンスもこなしてきたカミラの動きは、その鮮やかで艶のある歌声と同様に素晴らしい。

本格的なソロー・デビュー前の2016年にリリースし、全米シングル・チャート4位を記録する大ヒットとなったマシンガン・ケリーとのコラボレーション曲「バッド・シングス」では、マシンガン・ケリーのパートも歌い、エルヴィス・プレスリーの「好きにならずにいられない」のカバーをしっとりと歌って大歓声を受けた後、「コンシクエンシズ」は自らピアノを弾きながら歌い上げて、様々な才能を披露。どの曲でも大合唱するフロアを埋め尽くしたファンに、カミラは何度も「愛してる!」と観に来てくれたお礼を言い、感極まった様子を見せた。また、「スカー・ティッシュー」というアルバム未収録曲を披露する前に、辛い体験をしている人達に向けて、「いつか、より強い、よりいい自分になったことに気づいて気分が良くなる日が来るわ。それまでは勇敢でいて、自分を愛して」と力強いメッセージを送った。

アルバム未収録曲にカバー曲まで盛り込んだショウは見所ばかりで、最後まで場内の熱気は沸騰し続けていたが、ハイライトはアンコール2曲目の「ハバナ」。全米1位を獲得して彼女の代表曲となった『カミラ』のファースト・シングルに、イントロから最大の歓声が巻き起こり、カミラはこの曲の切なく情熱的なムードを創出する圧巻のパフォーマンスで最高の興奮を提供してショウを締めくくった。ソロ・アーティストとして世界的な大スターへと駆け上がったカミラの魅力の全てを詰め込んだ素晴らしいステージだった。

Text by 鈴木美穂

セットリスト
01. ネヴァー・ビー・ザ・セイム
02. シー・ラヴズ・コントロール
03. インサイド・アウト
04. バッド・シングス (マシンガン・ケリー&カミラ・カベロ)
- ダンス・ブレイク: ゲット・ビジー (ショーン・ポール) -
05. 好きにならずにいられない (エルヴィス・プレスリーのカバー)
06. コンシクエンシズ
07. リアル・フレンズ
08. サムシング・ガッタ・ギヴ
09. スカー・ティッシュ—
10. イン・ザ・ダーク
11. リアル・フレンズ
12. ノウ・ノー・ベター feat. トラヴィス・スコット、カミラ、クエヴォ (メジャー・レイザー)
13. クラウン 8カミラ・カベロ&グレイ)
14. イントゥ・イット
- アンコール -
15.サングリラ・ワイン
16.ハバナ

【プロフィール】
http://www.sonymusic.co.jp/artist/camilacabello/profile/
●キューバ(ハバナ)生まれ、メキシコ~マイアミ育ちのアメリカ人シンガー/ソングライター(現在21歳)。
●2012年に出演したオーディション番組『Xファクター』(アメリカ版)で<フィフス・ハーモニー>を結成し、2013年にデビュー。2作に参加し、世界的ブレイク。
●2016年7月には日本滞在約52時間という弾丸初来日を果たし、多くのメディアに出演。
●グループ在籍時から、ショーン・メンデスやマシン・ガン・ケリーとの共作・デュエット・シングルが全米ヒット。
●2016年12月に<フィフス・ハーモニー>を脱退後、米Epic Recordsとソロ契約。
●2017年7~8月にブルーノ・マーズ北米ツアーのサポート・アクトに抜擢。
●ピットブルとの映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』サウンドトラック収録曲、メジャー・レイザーの楽曲参加を経て、2017年5月に「クライング・イン・ザ・クラブ」で本格ソロ・デビュー。
●2017年8月に発表したソロ4曲目の最新シングル「ハバナ feat. ヤング・サグ」が、全米チャート<ビルボード・ホット100>において計7週2位を経て1位、全英5週連続1位を始め世界各国で大ヒット中。
●2018年1月にソロとして初のフル・アルバム『カミラ』をリリース。ソロ・デビュー作としては史上最多となる100カ国のiTunesで最高1位、全米週間総合アルバム・チャート<ビルボード200>(1/27付)で初登場1位、同週のシングル・チャートでの「ハバナ feat. ヤング・サグ」と同時制覇。
●2018年1月31日(水)、ソロとしては初のプロモーション来日を果たした。

この記事の画像一覧

(全3枚) 大きなサイズで見る。

関連する記事

PAGE TOP