2,500人のオーディエンスと過ごした毎年恒例の一夜
ポルカドットステングレイ、過去最長のロングセットで狂喜させた「ポルフェス 30“教祖爆誕ワンマン”」をレポート!
ポルカドットステングレイ、過去最長のロングセットで狂喜させた「ポルフェス 30“教祖爆誕ワンマン”」をレポート!
2018/10/18
今年の11月8日(水)にてメジャーデビュー1周年を迎えるポルカドットスティングレイ。彼らが先日10月15日(月)に雫(Vo. & Gt.)の誕生日を記念したワンマンライブ「ポルフェス30“教祖爆誕ワンマン”」を開催した。
ワンマンライブのチケットがとにかく入手できないと言われるポルカドットスティングレイ。平日の月曜でありながらも会場の外には先行物販を待つ300人以上の長蛇の列が出現し、ライブが始まる前からこのイベントに対するファンの期待感が感じられた。
そんな期待の高まる中、ステージは開演。待ちに待ったオーディエンスへ「26歳になりました」と雫が優しく報告すると、ミツヤスカズマ(Dr.)のカウントから始まった「夜明けのオレンジ」でライブはスタート。続け様に放たれたのは、もはや彼らの代表曲である「テレキャスター・ストライプ」。そして今年の夏フェスでも多くの会場で披露されてきた、ウエムラユウキ(Ba.)のスラップも心地よい「BLUE」など冒頭から繰り広げられる新旧織り交ぜたセットリスト。会場の温度は既に最高潮といっても過言ではないスピードだ。
更に「シンクロニシカ」、「エレクトリック・パブリック」といったお馴染みの人気曲はもちろんのこと、この日のセットリストにはファンから”密かに聴きたかった”、”そろそろ聴きたい”といった声がSNS等で見られた楽曲が勢ぞろい。「お客様のため」、そんな言葉をインタビューで語る雫が思う、オーディエンスの期待に応えたい気持ちの表れと言えるセットリストで畳み掛ける。
ワンマンライブをこなす度に変化していく彼らの曲と曲の繋ぎはとにかく圧巻。「本日未明」、「サレンダー」、「パンドラボックス」の流れは、この日で最もクールな演出の1つと言えよう。エジマハルシ(Gt.)のプレイは暴力的かつ華麗で、時にその姿は雫に引けを取らない存在感でオーディエンスを圧倒する。続いて、そんなクールな流れを見事ハッピーに裏切ったのは「半泣き黒猫団のテーマ」。今回この曲では雫がリードギターを担い、この日から導入されたお立ち台にて堂々とした演奏を披露、会場の熱量は更なる高まりを見せる。そして本編最後、「ショートショート」の演奏を終え、一度姿を消すメンバー達。
アンコール前、オーディエンスからの歓声が響き渡る中、ステージ上には巨大なスクリーンが登場。過去にもワンマンライブで新たな発表を行ってきた彼らだが、今回の公演では11月7日(水)にリリースする初の映像作品「秘密」のトレーラーを会場内でファンへ初公開。主演に山田杏奈と豊本明長(東京03)を起用して制作された、MVを飛び越した”ドラマMV”が収録される今作品。コミカルだけどしっかり真面目、トレーラーにも関わらず本編の期待を存分に味わうことができる内容が届けられた。映像上映後にはバンドの新ビジュアルも公開、そこで何事もなかったかのように衣装チェンジしてステージへ姿を見せたメンバー達。
“始まる、何の曲だ”そんな静かな期待を胸に待つオーディエンス。その時、何のMCもカウントもなくオーディエンスの度肝を抜いてスタートしたのは、11月2日(金)公開の映画「スマホを落としただけなのに」主題歌である新曲「ヒミツ」。既に映画の予告編で楽曲が試聴できたことや、この日より音源先行配信が始まっていたこともあり、ライブ初披露ながら早くも楽曲に合わせヒートアップする会場内。映画公開への期待感も日々高まる中、早々に演奏された主題歌にファンも大満足の表情だ。最後は「ICHIDAIJI」でライブを締め括り、アウトロで会場中がクラップする多幸感溢れたフィナーレを迎えライブは終了。年末12月に開催されるバンド初のZepp TOURへ更なる期待が高まりつつ、「ポルフェス30“教祖爆誕ワンマン”」は幕を下ろした。
ポルカドットスティングレイ
ポルフェス30 “教祖爆誕ワンマン”
10月15日(月)Open/18:30 Start/19:30
新木場 STUDIO COAST
ET LIST]
1.夜明けのオレンジ
2.テレキャスター・ストライプ
3.BLUE
4.ポルカドット・スティングレイ
5.シンクロニシカ
6.ミドリ
7.エレクトリック・パブリック
8.本日未明
9.サレンダー
10.パンドラボックス
11.半泣き黒猫団のテーマ
12.少女のつづき
13.フレミング
14. ショートショート
EN1.ヒミツ (映画「スマホを落としただけなのに」主題歌) ※LIVE初披露
EN2.ICHIDAIJI
関連する記事
ニュース
2023/12/25
2023/12/20
2023/12/18
インタビュー
2023/03/23
2022/09/15
2022/05/26
2022/01/26
特集/レビュー
2023/04/03
レクチャー
2022/11/15
2022/11/01