昨年1月15日にボーカルのドロレスが急逝
クランベリーズ、ラストアルバム『イン・ジ・エンド』を4/26に世界同時リリース
クランベリーズ、ラストアルバム『イン・ジ・エンド』を4/26に世界同時リリース
2019/02/26
昨年1月15日にボーカルのドロレスが急逝した結成30周年のクランベリーズが、8枚目にして最後のアルバム『イン・ジ・エンド』を4月26日に世界同時リリースすることを発表した。

ステファン・ストリートを再びプロデューサーに迎え、全11曲のアルバムを持って、そのキャリアに相応しいパワフルな有終の美を飾ることに。すでに公開されている先行シングル「オール・オーヴァー・ナウ」はロック、オルタナティブ、そしてキャッチーなポップ・サウンドに近いメロディーで、クランベリーズらしい楽曲に仕上がっている。
クランベリーズは、ドロレス・オリオーダン、ノエル・ホーガン、マイク・ホーガンとファーガル・ロウラーの4人組バンドで、トレードマークであるインディー・ギター・サウンドとドロレスの独特のケルティックで軽快なヴォーカル・スタイルで90年代初期のプレ・ブリット・ポップシーンに現れた。その世界的な人気の上昇はまさに隕石のごとく、「リンガー」、「ゾンビ」、「ドリームス」といったヒット曲で知られ、全世界4000万枚を超えるセールスを誇る。
悲しみの漂う中ではあるが、今作『イン・ジ・エンド』は別れではなく彼女とバンドの功績を称える作品となっている。2017年5月、バンドのツアー中に制作にとりかかり、同年冬までにノエルとドロレスが作曲、デモを作成した11曲が収録される。「ドロレスはこのアルバムを作ること、そしてツアーに戻って楽曲を演奏することにとてもやる気に溢れていた」とノエルはコメントしている。
彼女の悲劇的な死を受け入れたときに、残されたメンバーは楽曲を聴き、ドロレスの家族のサポートのもとに、アルバムを完成させた。これこそが、彼らの親友であり共作者であるドロレスを称える事だと決め、プロデューサーのステファン・ストリートとアルバム制作に取り掛かった。ステファンは過去に『Everybody Else Is Doing It, So Why Can’t We?』、『No Need To Argue』を含むバンドの4作品のプロデュースを手掛けており、オリジナル・デモからのドロレスのヴォーカル周りのサウンドを作るのにロンドンのスタジオで4週間費やしたという。
アルバムはバンドからファンにとっての大きなお別れであり、クランベリーズの過去7作品と共に、相応しい場所へと導くだろう。ドロレスの母親はこうコメントしている。
「家族みんなと同じように、ドロレスのことがひどく恋しいの。特に今日はね。でもそれは、ドロレスの一周忌を偲び、人生を称えるのには、バンドとの彼女の最後のアルバムのリリースを世界に発表すること以上に相応しい方法は考えられないと思うの。ドロレスはこのニュー・アルバムをとても楽しみにしていたし、リリースが本当に待ちきれなかった。彼女はいま幸せで、この発表に喜んでいるに違いないわ。」
リリース情報
クランベリーズ
『イン・ジ・エンド』
WPCR-18196
¥2,200+税
4月26日全世界同時発売
iTunes
https://itunes.apple.com/jp/album/in-the-end/1448776585?app=itunes&at=10l6Y8
その他、CDの購入 / ダウンロード / ストリーミング
https://Japan.lnk.to/TheCranberriesPu
1. All Over Now / オール・オーヴァー・ナウ (オーディオ:https://youtu.be/gSC2upiyRlQ)
2. Lost / ロスト
3. Wake Me When It's Over / ウェイク・ミー・ホエン・イッツ・オーヴァー
4. A Place I Know / ア・プレイス・アイ・ノウ
5. Catch Me If You Can / キャッチ—・ミー・イフ・ユー・キャン
6. Got It / ガット・イット
7. Illusion / イルージョン
8. Crazy Heart / クレイジー・ハート
9. Summer Song / サマー・ソング
10. The Pressure / ザ・プレッシャー
11. In The End / イン・ジ・エンド
+国内盤ボーナストラック1曲収録予定
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