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バンド史上最高の8万人を動員! 全国50公演、完全SOLD OUT!

HY、『HY STORY TOUR 〜うさがみそーれ めんそーれ そーれそれそれ ゆくいみそーれ』 沖縄コンベンションセンターで、ファイナル公演終了!

HY、『HY STORY TOUR 〜うさがみそーれ めんそーれ そーれそれそれ ゆくいみそーれ』 沖縄コンベンションセンターで、ファイナル公演終了!

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2019/03/25


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昨年9月22日から行ってきたHYの全国47都道府県ツアー『HY STORY TOUR〜うさがみそーれ めんそーれ そーれそれそれ ゆくいみそーれ』が、3月23日(土)、沖縄コンベンションセンターでファイナルを迎えた。セルフカバーベストアルバム『STORY ~HY BEST~』を携えて行った本ツアーでバンド史上最高となる約8万人の動員を記録し、全国50公演を完全SOLDOUT!

そして、3月23日を皮切りに結成20周年イヤーに突入したことを記念して、「HY結成20周年記念ロゴ」を発表。今秋から行う20周年記念ツアーの日程も発表された。

<ライヴレポート>
9月22日(土)に地元沖縄の宜野湾海浜公園屋外劇場からスタートした全国47都道府県ツアー『HY STORY TOUR〜うさがみそーれ めんそーれ そーれそれそれ ゆくいみそーれ』。

通算4度目となる今回の47都道府県ツアーは、50公演がSOLD OUTに。それはHYのライブが観たいと願うファンの想いが全国に波及していることを実感する出来事だった。

ツアー中のこの半年間、HYは休むことなく走り続けていた。週末はツアーのステージに立ち、平日は沖縄に戻ってレコーディングや、沖縄のTV、FMのレギュラー番組の収録を行うという日々。そんな多忙な毎日を支える彼らのモチベーションは、ライブの会場でみんながあたたかく迎えてくれる歓声や笑顔だ。

3月23日(土)、全国で約8万人を動員したツアーが、沖縄コンベンションセンター展示棟でファイナルを迎えた。

アリーナやスタンドを埋め尽くした会場が暗転した時、新里の「沖縄のみなさん、会いたかったよ! そして、ただいま!!」の言葉をきっかけに沖縄でのファイナルは始まった。

1曲目は「モノクロ」。曲の途中でメンバーが演奏をとめた瞬間、客席から歌声が湧き起こる。“届くはずのない想いをポケットにしまって 今日も出かけよう…”。この会場では何度もライブを観てきたが、広い空間をこれほど大きな歌声で満たされたのは初めての経験だった。

この日を待ち望んでいたシンカー(仲間)たちの心に、さらに火をつけたのが、客席に下りた新里がみんなとハイタッチしながら歌った「トゥータン」だ。みんなの近くで歌を届けたい。それは、全国で待っていてくれるシンカーに、HYから歌を届けにいく、という47都道府県ツアーの想いにも重なる。

沖縄ならではの演出もあった。HYの出身地、闘牛が盛んなうるま市のローカルヒーロー「闘牛戦士ワイドー」たちがステージに登場。RBC(琉球放送)で放映されていた特撮番組『闘牛戦士ワイドー』の主題歌「MAX」をHYが手がけたこともあり、同曲では、なんと戦士たちが踊るという、めったに観られないサプライズも。

そして、「みなさんの想い出をのせて、一緒に歌ってもらえますか?」の新里の呼びかけで、会場がひとつになった「AM11:00」。許田のベースソロに導かれるように始まった「366日」は、ライブだけのスペシャルなアレンジで披露される。

切ないラブソングに、センチメンタルな空気感に満たされた会場が、一気に笑いに変わったのは、HYのツアーではおなじみの仲宗根泉・脚本・演出の寸劇「イーズー・コーナー」だ。英之に恋心を抱く泉、信子(許田)、俊子(名嘉)、悠子(宮里)の中で、誰が最初に想いを告げるかという告白物語に会場が笑いに包まれる。歌を聴かせるところと、笑いを誘うところのオンオフでみんなを楽しませるエンターテイメント性は、デビュー当初から変わらないHYのライブスタイルだ。

HYが沖縄色を音楽で発信していたのが、エイサー太鼓集団「琉球國祭り太鼓」を招いて演奏した「時をこえ」。沖縄に伝わる名言「命どぅ宝(ぬちどぅたから)」=命こそが宝。おじい、おばあがいるから両親がいる。両親がいるから今の自分がいる。そして子どもへと、命は繋がっている。その想いを込めた力強い仲宗根の歌声に、勇壮なエイサー太鼓の音が共鳴して、心に響く歌になった。

新里の三線と、太鼓の響きの中で歌われた「Street Story」に、ウチナーンチュ(沖縄県民)魂を呼び起こされたのか、イントロが始まった瞬間から会場全体でカチャーシーの手踊りが始まった。
続いて歌われたのは、「この物語」。これまでライブではほとんど聴けていない曲だ。今回のツアーでは、メンバーの意志で、会場ごとに曲順を入れ替えたり、ライブの構成を変えたりしていたとも聞く。終演後に仲宗根に、そのことを尋ねると、「ツアー中に何度観てもらっても新鮮に感じてもらえるものにしたかったので」と話してくれた。

「いい汗かいてますか?」と新里。「次はHYにとって始まりの曲。この曲があったからこうして出逢うことができています。みんなの近くに行って、歌を届けたいと思っています」と告げてメンバーそれぞれが客席をまわりながら「ホワイトビーチ」を歌う。客席から歌声が自然発生的に湧き上がり、会場全体を包み込んでいく。感動的な瞬間だった。

アンコールを求める指笛が続く。アンコールの声ではなく、指笛というのもいかにも沖縄らしい。そして、レインボーTシャツを着たメンバーがステージに現れると、指笛が歓声に変わった。

ここでサプライズな発表があった。初夏に13枚目のオリジナルアルバムがリリースされること。新里英之のソロツアー『Hide’s Music Story〜Chapter1〜/〜Chapter1・Special Night〜』が、6月30日(日)福岡から7月21日(日)沖縄まで全国11公演が行われること。また10月17日(木)の東京からは、年をまたいだHYの全国ツアーが、ファイナル2月9日(日)沖縄コンベンションセンター劇場棟まで全26公演行われることなどが発表された。

そしてアンコールで歌われたのは、この日、初めてライブで披露される新曲「no rain no rainbow」。ニューアルバムにも収録される予定の新曲をいちはやく地元の沖縄で届けたいというHYからのスペシャルなプレゼントだ。

約3時間のライブだった。

「このツアーはどの会場も半分くらいがHYのライブを初めて観る人でした。そういう人の前でも自分たちはベストなパフォーマンスを観せられた。それが自信になりました」ライブを終えた楽屋で、こう話していた新里の言葉が印象に残る。

3月23日、20周年への道の第一歩を踏み出したHY。6人目のメンバー(シンカー)と向かう道の先には、澄みきった青い空に、大きな虹(Rainbow)が架かるだろう。

取材・文/伊藤博伸(office mahalo tokyo)

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