音楽制作がすぐに始められるオーディオI/Oと スマート・キーボードコントローラー
NIの高機能なハードウェア、KOMPLETE AUDIO 1&2とKOMPLETE M32が新登場!
NIの高機能なハードウェア、KOMPLETE AUDIO 1&2とKOMPLETE M32が新登場!
2019/04/12
KOMPLETEシリーズをはじめとして、世界中のプロに愛用されている製品を数多く送り出しているネイティブ・インストゥルメンツ。同社より、これからDTMを始めたい初心者やギタリストに最適なアイテムが登場しました。わずか2万円弱の投資で、ハイクオリティな楽曲制作が行なえる、コストパフォーマンス抜群のオーディオインターフェイスとMIDIキーボードが手に入るのです。
本コンテンツは音楽雑誌「サウンド・デザイナー」(2019年4月号)より抜粋したものです。
詳しくは、http://www.sounddesigner.jpをご覧ください。
◉価格以上のソフトウェアが付属するオーディオインターフェイス「KOMPLETE AUDIO 1&2」
KOMPLETE AUDIO 1(写真左)=¥12,800 KOMPLETE AUDIO 2(写真右)=¥16,800
※表示価格はメーカー希望小売価格(税込)
・KOMPLETE AUDIO 1(写真左)=入力は、マイク接続用のXLR端子と、ギターなどの楽器をつなぐための標準フォーン端子という、モノラル2系統を装備。背面のアウトプットはRCA端子を採用しており、一般家庭向けのオーディオ機器と接続する際に便利だ
・KOMPLETE AUDIO 2(写真右)=コンボ端子(XLR/標準フォーン)を2系統装備しており、マイクとラインのステレオ入力に対応。背面のアウトプットはTRS端子で、モニタースピーカーと接続するのに最適だ
「KOMPLETE AUDIO 1&2」(以下、KA1&2)は、シンプルで使い勝手のいい2イン/2アウトのオーディオインターフェイスに、音楽制作に欠かせないDAWソフトや豊富なエフェクトとソフト音源が同梱された注目の製品です。
パソコンさえあれば、本機を購入してすぐにギターやボーカルの録音が始められます。入出力端子が異なる2つのモデルが用意されており、「KA1」はマイク入力とライン/インスト入力を各1系統装備。マイクとギターをつないで、弾き語りの録音などが簡単にできます。「KA2」は、2つのコンボジャックを採用。マイク以外のステレオ入力にも対応可能な、より汎用性のあるモデルとなっています。
また、付属するソフトが特筆もので、直感的なトラックやビートの作成に必要なインストゥルメントとエフェクト、サウンドを備えたグルーヴボックスの「MASCHINE Essentials」と、エイブルトンの高品質なDAWソフト「Live 10 Lite」が使えます。
加えて、アンプシミュレーターの「Guitar Rig 5 Player」をはじめとして、NI社のソフト音源やエフェクト、EXPANSIONS(P.89参照)から厳選したサウンドを収録した「KOMPLETE START」など、顔ぶれは強力です。
本機1台だけで、ギターやボーカルの録音だけでなく、音楽制作のすべてが行なえます。
↑アンプシミュレーターの定番「Guitar Rig 5 Player」が付属。KA 1&2にギターをつなぐだけで、本物のアンプのような迫力あるサウンドで録音ができる
◉KOMPLETEやNKS対応のインストゥルメント&エフェクトを 直感的に演奏&操作できる
スマート・キーボードコントローラー「KOMPLETE KONTROL M32」
KOMPLETE KONTROL M32=¥14,800 ※メーカー希望小売価格(税込)
「KOMPLETE KONTROL M32」(以下KK M32)は、机に置いても邪魔にならないコンパクトな筐体が特徴の、スマート・キーボードコントローラーです。
ギターしか弾けない人でも、KK M32があれば、曲作りや打ち込み、シンセの音色エディットなどを素早く行なえるようになり、作業効率が大きく向上します。電源はバスパワーで供給されるので、USBケーブル1本ですぐにセットアップできるのも魅力です。
鍵盤は、片手での演奏にちょうどいい32鍵のミニサイズ。注目は、白鍵のみで任意のスケールを演奏したり、1本指でコードやアルペジオを演奏できる「スマートプレイ」機能で、鍵盤が弾けなかったり、音楽理論を知らない人でも、簡単にアイディアを形にすることができます。
また、パネル部分には、代表的なDAWソフトを操作したり、KOMPLETEや同社のプラグイン規格の「NKS」に対応したインストゥルメント&エフェクトを直感的にエディットできる8つのノブを搭載。さらに、音色選びやパラメーターの変更がしやすい4方向プッシュ式エンコーダーと、小さいながらも視認性のいい有機ELディスプレイを装備しています。NKSに対応しているソフト音源やエフェクトであれば、特別なセットアップなしで本機で操作できます。
KA 1&2同様に、MASCHINE EssentialsやLive 10 Lite、KOMPLETE STARTなど、本体価格を大きく超えるクオリティのソフトウェア群が多数同梱します。
↑鍵盤部は、触り心地の良い独自開発のシンセタッチ式を採用。演奏表現に欠かせないピッチベンドやモジュレーションは、タッチセンサー式になっている
↑直感的かつ、即興的に曲作りができることで人気のDAWソフト「エイブルトンLIVE」のLite版が付属する。MASCHINE Essentialsで伴奏トラックを制作し、歌や楽器の録音をLive 10 Liteで行なうといった使い方もできる
◉あらゆるジャンルの曲に対応できる充実のソフト音源&エフェクトが付属
ポップスやロックに最適な楽器が選べる「BAND」
ダKOMPLETE STARTは、15種類のソフト音源とエフェクト、ループなど、幅広い制作スタイルに対応する2,000種類以上のサウンドを収録しています。
まず押さえておきたいのが、「BAND」です。ドラムやベース、生ピアノ、オルガンなど、ロックやポップスの伴奏を作成する際に最適なサウンドを網羅しているので、打ち込み用の音源としても最適でしょう。プリセットも即戦力の“使える音”が揃っています。
また、パラメーターをイジれば音色エディットも可能で、ドラムキットは各パーツごとに音量や定位が調整できる他、ベースや鍵盤系の楽器では、音の明暗や奏法などの細かいニュアンスも変更できます。
伝説的なアナログシンセの音を忠実に再現した「MONARK」
「MONARK」は、名器であるモーグの伝説的なモノフォニック・アナログシンセを再現しており、豊かでパワフルなベースや、リードサウンドを奏でるのに最適なインストゥルメントです。
プリセットも豊富に用意されていて、シンセに詳しくない人もすぐに制作で使用することができます。また、パラメーターはKK M32と連動するようになっており、本体のノブを使って、音色を直感的に加工することも可能です。
テクノやEDMで聴けるシンセサウンドが手軽に使える「SYNTH」
「SYNTH」は、MONARKよりも現代的な、ポリシンセやデジタルシンセのサウンドを奏でるのが得意です。
EDMやテクノで耳にするような、シーケンスやアルペジオのパターンを手軽に再現してくれる音色と、それらのジャンルでは定番となっている、重厚なシンセパッドやリード系などの音色を網羅しています。
BANDで作ったオーソドックスなバッキングに、ハイファイなシンセサウンドを足してみたい時に、ピッタリな音源と言えます。他の音源と同様に、画面上のツマミやKK M32のノブで、音色の細かいエディットが行なえます。
ミックスの強い味方! 「SUPERCHARGER」&「SOLID BUS COMP」
SUPERCHARGER(上)、SOLID BUS COMP(下)
KOMPLETE STARTには、ミックス用のエフェクトも付属しています。特にオススメなのが、真空管コンプを再現した「SUPERCHARGER」です。
中央の大きなノブを回して、好みの音圧が得られるように調整するだけという、シンプルな操作性が魅力です。好みに応じて、アタック感を強くするPunchや、歪み感を強調するDirtをオンにするだけで、手軽に好みの音色に調整できます。
さらに、KA 1&2には「SOLID BUS COMP」という、著名なSSLのバスコンプを再現したプラグインも付属しており、オケ全体の質感をまとめてくれます。
素早く直感的にトラックやビートが作成できる「MASCHINE Essentials」
「MASCHINE Essentials」は、ドラムキットやインストゥルメント、サンプルを駆使して任意の小節分のビートやフレーズを打ち込んで、パターンを作成し、それらを組み合わせながら曲を構築していくソフトウェアです。
時間軸に沿いながら曲を作っていくDAWソフトとは仕組みが異なるので、逆にユニークなアイディアが浮かびやすいでしょう。また、作成したパターンは簡単にDAWソフト上のオーディオトラックやMIDIトラックに読み込めるので、DAWソフトとの併用も非常に有効です。
DAWソフトでの制作をメインにしつつ、リズムトラックを作るためのサブツールとして活用するのもオススメです。
◉豊富な拡張ライブラリー「EXPANSIONS SELECTION」も付いてくる!
「EXPANSIONS」は、EDMやヒップホップなど、様々なジャンルの高品質なフレーズや音色をパッケージした、 同社の拡張ライブラリーシリーズです。
好きなジャンルのテイストを、演奏をすることなく、手軽に曲に取り入れることができます。
KOMPLETE STARTには、EXPANSIONSシリーズから厳選した約1,500種類のループとサンプルを収録。パターンベースで曲を作っていくMASCHINE Essentialsとの相性は抜群です。また、付属プラグインの「KOMPLETE KONTROL」を使えば、DAWソフト上から直接音色を選ぶことも可能です。
付属ソフトウェア詳細
●KOMPLETE AUDIO 1/2の付属ソフトウェア=KOMPLETE START、SOLID BUS COMP、REPLIKA、PHASIS、MONARK、
MASCHINE Essentials、エイブルトンLive 10 Lite
●KOMPLETE KONTROL M32の付属ソフトウェア=KOMPLETE START、REAKTOR PRISM、
SCARBEE MARK Ⅰ、MONARK、MASCHINE Essentials、エイブルトンLive 10 Lite
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