元宝塚歌劇団宙組トップスター

大空ゆうひ、バースデーライブを開催!圧巻の歌唱力で新曲も発表(6月22日/23日 COTTON CLUB 東京・丸の内)

大空ゆうひ、バースデーライブを開催!圧巻の歌唱力で新曲も発表(6月22日/23日 COTTON CLUB 東京・丸の内)

2019/06/26


大空ゆうひ大空ゆうひ

photographer:齊藤僚子

大空ゆうひ
大空ゆうひ
大空ゆうひ
元宝塚歌劇団宙組トップスターで女優・シンガーとして活躍している大空ゆうひが、6月22日(土)23日(日)にCOTTON CLUB(東京・丸の内)で『大空ゆうひ Birthday Live 2019 〜梅雨ノハレマ〜』を開催した。

エレガントな白のロングワンピース姿で、華麗にステージへと登場した大空は、1曲目にオリジナル曲の『花鳥燈華』を披露し、「今日はお洒落な家の場所で開かれたお友達の誕生日会にでも呼ばれ感じで、お酒を飲みながら、リラックスしてゆっくり楽しんでください」と、笑顔で挨拶した。

その後、『Days of Wine and Roses』など4曲のジャズをムードたっぷりに歌い上げると、続けて「去年、一昨年とシャンソンを歌う場に恵まれまして、最近シャンソンにどっぷりハマり中です。その中でもお気に入りの曲を聴いてください」と話し、しっとりと麗しい歌声で『もしも貴方に逢えずにいたら』『さくらんぼの実る頃』の2曲のシャンソンを披露し、その圧巻の歌唱力で会場を魅了した。

そして「懐かしいコーナーにいってみようと思います。『懐かしい〜!』と思ったら手を挙げてくださいね」と話し、今回ライブ開催の前にファンに事前にリクエストを募り、ダントツ1位で声が多かったという『As Time Goes by』を披露した。

曲の間奏で「今、懐かしいと手を挙げてくださった方、長い間お付き合い、応援していただきありがとうございます。手を挙げていない方、私を知っていただきありがとうございます。」と話し、続けて「この曲は私にとって思い出深すぎる曲です。宝塚時代に『カサブランカ』の公演の制作発表をしたのがここコットンクラブでした。その時にこの曲を歌い、あれからちょうど10年。時の過ぎ行くままに、私もみなさんも変わっていますよね(笑)。これからも一緒に楽しく歳を重ねていきましょう」と笑顔で呼びかけると、会場は懐かしさに歓喜した。

続けて「懐かしい曲をどんどんいきましょう」と話すと、会場からの手拍子の中『蒲田行進曲〜主役は俺だ!』『ルパン三世のテーマ』を華麗なダンスも交えながら歌い上げた。

そして、かっこ良さと且つ女性らしさを持ち合わせた、大空ならではのアップテンポなナンバーの新曲『千の一夜』を初お披露目し会場を沸かせた。「出来立てホヤホヤの新曲をお聴きいただきました。CDにもなりますので、気に入っていただけたらぜひ」とにっこり微笑むと、会場は笑顔に包まれた。

その後は、リクエストがとても多かったという中島みゆきのナンバーから『ファイト!』を力強く歌い上げると、ハンカチで涙をぬぐう観客が続出。朗読劇の経験も豊富な大空が語るセリフシーンもまさに必見ものだ。続けてエッグシェイカーを揺らしながら『いつかの歌のように』を披露し、その透明感溢れる歌声に、会場はぐっと引き込まれた。

ライブラストの曲では、「楽しい時間はあっという間で最後の曲です。ふと雨の日に一瞬で思いついた“梅雨ノハレマ”が(今回のライブの)サブタイトルなのですが、このタイトルが獅堂ライチさんの手で歌になりました。新曲聴いてください」と話すと、『梅雨ノハレマ』を瑞々しい歌声で披露し、「ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えた。

鳴り止まない会場の拍手の中、アンコールで再び登場すると、ピアノの弾き語りでオリジナル曲を披露し、麗しい大空の歌声にさらに会場は酔いしれた。

続けて、爽快ながらもしっとりとした哀愁の漂うアンコール2曲目を歌い上げ、最後のお辞儀をしようとすると、サプライズでバンドメンバーが『ハッピバースデー』の前奏を演奏し、会場からは驚く大空を包み込むような割れんばかりの拍手と、「ハッピーバースデーゆうひさんー♪」の歌声が贈られた。

「アンコールがもう一曲あったかと思ってびっくりしちゃった!(笑)。今回、たまたまライブの日にちを決めたら誕生日当日だったのでバースデーライブという名目にしたのですが、思いがけずとっても素敵な誕生日になりました。みなさんありがとうございます。そして、これからも末長くよろしくお願いいたします」と喜びを噛み締めながら感謝の気持ちを伝え、ライブは幕を下ろした。

今回のライブでもその高い歌唱力と表現力で観客を虜にさせ、独特の世界観『ゆうひワールド』へと誘った大空ゆうひ。
ジャズ、シャンソン、ポップス、バラード、アニメ主題歌、朗読と、様々なジャンルでその魅力と実力を遺憾なく発揮した。
今週末の6月30日には大阪公演も控えており、宝塚もある関西地方のファンがこのパフォーマンスに触れどんな反応を示すのかも非常に興味深い。

女優としてシンガーとして、今後の彼女の活動にもぜひ注目していきたい。

text:伊東夕佳

●6月30日(日)大阪:ビルボードライブ大阪
[1st.show] open 2:00pm / start 3:00pm
[2nd.show] open 5:30pm / start 6:30pm
[お問い合わせ] キョードーインフォメーション
0570-200-888 (10:00〜18:00)
http://billboard-live.com/pg/shop/index.php?mode=top&shop=2

 

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