来年4月に東京・大阪のZeppで14公演、日本限定のライブハウス公演
ボブ・ディラン、来日決定!ノーベル文学賞受賞後、初のジャパン・ツアー開催!
ボブ・ディラン、来日決定!ノーベル文学賞受賞後、初のジャパン・ツアー開催!
2019/10/28
ボブ・ディラン “奇跡の瞬間を見逃すな”
ノーベル文学賞受賞後初のジャパン・ツアー!
世界がうらやむ日本限定ライブハウス公演!!
東京・大阪でZepp14公演開催!
2020年
4/ 1(水)東京:Zepp DiverCity 18:00/19:00
2(木)東京:Zepp DiverCity 18:00/19:00
4(土)東京:Zepp DiverCity 16:00/17:00
5(日)東京:Zepp DiverCity 16:00/17:00
6(月)東京:Zepp DiverCity 18:00/19:00
8(水)大阪:Zepp Namba 18:00/19:00
9(木)大阪:Zepp Namba 18:00/19:00
10(金)大阪:Zepp Namba 18:00/19:00
14(火)東京:Zepp Tokyo 18:00/19:00
15(水)東京:Zepp Tokyo 18:00/19:00
17(金)東京:Zepp DiverCity 18:00/19:00
19(日)東京:Zepp DiverCity 16:00/17:00
20(月)東京:Zepp DiverCity 18:00/19:00
21(火)東京:Zepp DiverCity 18:00/19:00
【計14公演】
■チケット料金
1Fスタンディング: ¥19,000 <入場整理番号付・税込>
2F指定席 :¥25,000 <税込>
※入場時ドリンク代別途必要
■チケット一般発売
11/23(土・祝)
■バイオグラフィー
ノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランがやって来る。しかも今回はボブの希望で日本限定のライヴハウスツアー、東京と大阪のZeppで14公演。スタンディング席が大半なので、興奮は高まるはずだ。間違いなく、世界中のファンが嫉妬する見逃すことのできない公演になる。今回で9度目の来日ツアーであるが、いままで毎回ちがったステージを見せてくれている。78年の初来日は大編成のバンド、86年はトム・ペティと組んで、ネヴァーエンディング・ツアーでは、94年、97年、2001年、10年、14年、16年と6回来日し、ロック、カントリー、フォーク、さらに多くのアメリカン・スタンダード曲をカバーするなど、じつに多彩なステージを見せてくれてきた。18年には1回のステージだったが、フジロック・フェスティヴァルにも参加した。
ボブ・ディランはポピュラー・ミュージックの世界で、もっとも偉大なアーティストであることはだれもが認める。600曲を超える歌をつくり、自作自演という新しいジャンルを生み出し、ロック・ミュージックを単なるエンターテインメントから現代を支えるひとつの文化へと変えてきた。ディランを第一義的にシンガー・ソングライターとして評価する声は多い。だが、ディランの魅力/本質は自身で「ソング・アンド・ダンス・マン」と表現したように、ライヴ・パフォーマンスにある。過去にライヴを観たことがある人は経験しているはずだ。レコードで愛聴していた曲が、ライヴではまったくちがった歌に生まれ変わることもある。歌詞を変えたり、アレンジを変えたり、ディランは一箇所に立ち止まっていない。過去のヒットのなかにただ留まっているようなアーティストが多いが、そうではない。まさにドント・ルック・バック。ディランのクリエイティヴパワーは、78歳になった今も衰えを知らない。むしろ歌以外にも、絵画や彫刻などのアートにまで広がりを見せている。今度の日本ツアーで、ディランがどのようなステージを見せてくれるのか、ぼくたちの期待と興奮、好奇心は高まるばかりだ。
33年目を迎えるネヴァーエンディング・ツアーは、毎年さまざまにスタイルを変えながら、年に100回近いコンサートを世界各地でおこなってきた。これまでの日本ツアーはかならずその年のスタート地点に選ばれてきた。だから日本のファンは世界で一番早く新しいディランを見ることができる。転がる石のように、つねに変化し続けるディランなので、予測できない何かが起きるかもしれない。
2019年10月11日に秋のアメリカ・ツアーがスタートしたが、夏までのツアーとは大きく変わった。まず、ボブのピアノがグランド・ピアノからアップライト・ピアノに変わり、設置の向きも180度変わった。バックバンドも変わった。チャーリー・セクストン(ギター)、トニー・ガーニエ(ベース)、ドニー・ヘロン(ペダルスティール、ヴァイオリン他)の3人に、新たにマット・チェンバーレイン(ドラム)、ボブ・ブリット(ギター)を加えた5人編成となった。オープニング曲は2009年の作品「ビヨンド・ヒア・ライズ・ナッシング」(先頃他界したロバート・ハンターとの共作)。ボブは2年ぶりに1曲だけだったがギターを弾いて歌った。2時間、20曲のセットリストには、60年代の曲から21世紀につくられた曲まで、60年近くにおよぶキャリアのなかから様々な時代の作品が選ばれていた。8曲ほどステージ・センターで歌い、残りはピアノを弾きながら歌った。アンコールは「ロング・アンド・ウェイステッド・イヤーズ」と「悲しみは果てしなく」の2曲だった。さらにメンバー紹介が復活し、ステージ後方に3体のマネキンが立っていた。想像を超える驚きの初日だった。
近年はセットリストが固定されていることが多いが、来年の日本ツアーはどうなるのだろう。おそらく19年秋のアメリカ・ツアーとはちがったものになるだろう。あえて予測するなら、前回のツアーのセットリストで多く歌われたスタンダード曲のカバーは歌わない。代表曲はもちろん、もしかしたらうわさされる新作、2012年の『テンペスト』以来のオリジナル新曲を聞けるかもしれない。もしかしたら日替わりで変わるかもしれない。とにかくディランの動きはだれにも予測できない。油断してはいけない。日本のステージで生まれる奇跡の瞬間を見逃すな。今日のボブと明日のボブは違う。偉大なボブと同時代に生きるぼくたちは幸せ者だ。何度も見たい。
親密度が高まるライヴハウスなので、ステージと客席が一体となる。「ここで何かが起こっているのに/あんたはそれが何なのかわからない/そうだろう、ミスター・ジョーンズ」とボブは歌う。「あなたといっしょにいられるのなら、わたしは何もかも投げ出してしまうよ」とも。その場にいなけれなならない理由がここにある。心地よい刺激的な時間をボブ・ディランといっしょに過ごしたい。Don't You Dare Miss It! 何度も見たい。
菅野ヘッケル
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