大阪城ホールから1,000万人に向けた無料生配信ライブ

Novelbright、「バーチャルブライトSPECIAL at 大阪城ホール~バンド史上最強の発表あります無料です~」開催!

Novelbright、「バーチャルブライトSPECIAL at 大阪城ホール~バンド史上最強の発表あります無料です~」開催!

2020/08/19


Novelbright写真:堀内れい子
Novelbright
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連日に続く猛暑。真夏の暑さを上回る熱いライブパフォーマンスに圧倒された。

Novelbright は、2019年12月15日に開催した大阪城公園での路上ライブ卒業公演で、ファンに誓った「大阪城ホールのステージに立つ」という約束を約8ヵ月後の8月17日(月)、ついに果たしたのだ。

20時ちょうどにOP VTRが流れ始めた瞬間、多くの視聴者から「きたー!」のコメント。配信ライブではあるが、実際に大阪城ホールへライブを見に来たかのような感覚にワクワクする。無観客の大阪城ホールが画面に映し出され、ステージ上にはバンドセットとステージに書かれた「Novelbright」の文字。そこへメンバー5人の姿が。ステージへ立つまでの数十秒さえ待ち遠しい。期待に胸が膨む最中、かき鳴らされる楽器の音ともに「始めようか、大阪!」と叫ぶ雄大の声が広がった。

ライブの幕開けを飾るのは、「ランナーズハイ」。まっすぐなバンドサウンドと歌詞は、この1時間を本気で駆け抜けていくぞ!という気概が感じられた。続けて演奏された「Count on me」は力強いギターサウンドに心奪われる。「まだまだ楽しんでいきましょう!大阪城ホール!」と雄大が告げ、「おはようワールド」へ。「♪スッハッスッハッ」で会場を煽りまくり、曲終盤には「歴史的な一日を一緒につくりましょう!」と気合入魂。

無観客の大阪城ホールを見渡しながら「スタッフ、関係者のみなさんの拍手が聞こえてきて楽しいです」とライブをつくり上げた人たちへ感謝を告げるとともに、「画面越しにもたくさんの拍手をしてくれていると思うので、張り切ってライブやります!」とファンへ力いっぱい気持ちをぶつけた。

MCの勢いをそのままに「君色ノート」を披露。ハンズアップの合図に視聴者から続々とコメントが流れていく。Novelbrightの5人と観客(視聴者)が一体となった。アップテンポの曲が続いたところで、「また明日」「夢花火」のバラード楽曲が続く。先ほどまでの勢いあるパフォーマンスから一転、やさしさが溢れるあたたかいパフォーマンスは視聴者の心を鷲掴みにした。

ロマンティックな余韻に浸る中、大阪城公園の路上ライブを経て大阪城ホールのステージに立てたことへの感慨深さを語る雄大。「今日はあんまり喋れないかも……」と照れくさそうに笑った。同時にメンバーへ向かって「マイク使って笑い声を届けてくださいね! 僕がめっちゃすべってるみたい」と拗ねる雄大に、メンバーから笑い声。ひときわ大きな声で笑うねぎに、「ねぎ、喋りなさい」と聡次郎から指名が。「おもしろいことは喋れません……」と途端に自信を無くすねぎに、メンバー全員で笑い合う姿が微笑ましい。

ここからライブ後半戦に向けてさらなる意気込みを畳みかけた。「僕たちはなんてったって5人組のロックバンドですから、ここから後半戦は思いっきりロックしていこうかなと思うんですけど……スタッフ・関係者・盛り上がっていけますか! 画面越しのみなさん、拳ぶち上げてやべぇ日、今からつくれますか!! その調子で最後まで楽しんでいきましょう!! よろしく!!」

後半戦最初の演奏は「Walking with you」。ライブの熱気が加速する中、「Morning Light」のコール&レスポンスとメンバー全員の雄々しいコーラスに盛り上がりは最高潮。「今日、今まで生きてきた中で一番幸せです! ありがとう!」と叫ぶ雄大に胸打たれる。会場のボルテージが高まった上での「時を刻む詩」は格別だ。Novelbrightと応援してくれるファンとの物語を描いた歌詞、どんな困難も乗り越えていこうという思いの感じられる力強いサウンドは圧巻だった。

本日何度目か分からない感謝を伝える雄大。新型コロナウイルスで中止となってしまったライブへ思いを馳せ、今日までの不安や苛立ちを吐露した。一方で、これまで支えてくれた家族、友人、ファン……バンドメンバー4人への溢れんばかりの感謝も。「5人で一緒の釜の飯食って、同じホテルで寝泊まりして、車壊しながら全国を旅した仲間やからこそ、これから先どんな困難があっても、俺ら5人やったら絶対に乗り越えられるって信じてる。一生この5人でNovelbrightを続けていきたい!」と熱く語る雄大に、目に涙を浮かべるねぎ、聡次郎、海斗、あたたかいまなざしで雄大を見守る圭吾の姿が印象的だった。

そして、「Novelbrightは次のステージに進みます!」と雄大が叫び、史上最強の発表をぶちかました。ライブ配信終了直後の2020年8月17日21:00リリースの新曲「Sunny drop」をもって、ユニバーサルミュージック ユニバーサルシグマからメジャーデビュー。同曲が「コカ・コーラ ゼロシュガー」のCMソングに決定したことに加えて、2021年7月11日(日)には大阪城ホールで観客を入れてのワンマンライブを開催することを発表。これでもかと発表を畳みかけられ驚嘆と歓喜が渦巻く中、ライブはクライマックスへ。

「一緒に歌ってください! 『拝啓、親愛なる君へ』!」とラストスパートに向けて、アクセルを踏み込んだ。「メジャーデビューしても俺らのスタンス、信念は何も変わりません。これからも一緒に明るい未来を夢見て歩んでください!」と凄まじい熱さで曲を締めくくった。

曲終了後は「このあとYouTubeで『Sunny drop』のMVが公開されるので見てください! 今回の発表はTwitterに更新するので拡散してください!」としっかり宣伝。さらに、「コカ・コーラ ゼロシュガー」を飲むメンバーが視聴者の笑いを誘った。最後にメンバー5人で肩を組み「本日、21時にメジャーデビューです。本日インディーズラストでした。本当に素敵な時間をありがとうございました!」と深々と頭を下げ、配信は終了。

ライブの熱が冷めやらぬまま聴く、新曲「Sunny drop」は熱さを増幅させた。Novelbrightの新境地にふさわしい、未来へ向いた楽曲となっている。
彼らが描く夢の階段はまだ途中。きっとこれからさらなる夢を持ち、終わりの見えない階段を上り続けるだろう。一段上がるごとに、どんな景色を見せてくれるのか。彼らの未来を想像し、胸を高鳴らせる。Novelbrightの熱い魂が心に深く刻み込まれる、そんな夜だった。

ライター:阿部 裕華(あべ ゆうか)

<セットリスト>
1.    ランナーズハイ
2.    Count on me
3.    おはようワールド
4.    君色ノート
5.    また明日
6.    夢花火
7.    Walking with you
8.    Morning Light
9.    時を刻む詩
10.    拝啓、親愛なる君へ
 

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