2021年2月20日(土)東京ガーデンシアター
ザ・クロマニヨンズ、初の配信ライブで待望の有観客ライブ「ザ・クロマニヨンズ MUD SHAKES 2021」実施を発表!!
ザ・クロマニヨンズ、初の配信ライブで待望の有観客ライブ「ザ・クロマニヨンズ MUD SHAKES 2021」実施を発表!!
2020/12/12
写真:柴田恵理
演奏場所はライブハウスではなく倉庫のようなところ。彼らの原点であるガレージ・バンドを体現しているかのようだ。そこに最低限の照明が設置されている(白いライトに照らされているだけだ!)。バックドロップすらなく『MUD SHAKES』やシングル「暴動チャイル(BO CHILE)」に使用された絵画やオブジェが無造作に置かれているのみ。ロックンロールを解き放つ甲本ヒロト(vo)、真島昌利(gt)、小林勝(ba)、桐田勝治(dr)のむき出しの姿だけが映し出された。
配信ライブは画面越し故の距離感が生まれがちだ。甲本もMCで言っていたが配信ライブは何かをやりながら見ることができる。ところが今回の配信ライブは「ながら」ですら許さない緊張感を発していた。「暴動チャイル(BO CHILE)」「浅葱色」と演奏が続いていく中で、胸ぐらをロックンロールにつかまれ、気づいたらロックンロールにさらわれていた。
ライブの後半は「妖怪山エレキ」からスタート。今回は全曲配信ライブと銘打たれているように、A面1曲目から順番にセットリストが組まれていた。ただ今回の配信ライブは「全曲再現ライブ」とは違う。ステージで演奏された新曲たちは新しい生命を宿すからだ。ライブは「メタリックサマー」「空き家」と続いていく。この2曲ももちろん、ライブの前半で演奏された「新オオカミロック」や「カーセイダーZ」もスタジオ録音盤とは確実に違う躍動感を得ていた。
必死で画面に食らいついているとあっという間にB面最後の曲「かまわないでくださいブルース」に。「どうもありがとうございました」という挨拶と共に画面は暗転。しばらくすると4人が再び画面に登場。「よく聞こえないけど、アンコールの声がかかっているような気がします」というMCに続き、シングル「暴動チャイル(BO CHILE)」のカップリング曲「東京ブキズキ」を演奏。つづいてファースト・シングル「タリホー」のカップリング曲「クロマニヨン・ストンプ」を演奏してむき出しのロックンロール・ショウは終了した。本当にあっという間の出来事、あっという間のロックンロール体験だ。
最後に2021年2月20日(土)東京ガーデンシアターでの有観客ライブ&生配信決定というテロップが。待ちに待ったライブがついに発表となった。2月を心して待っていよう。なお、今回の配信ライブはチケットを購入すれば12月14日(月)まで見ることができる。完成度の高いロックンロール・ショウを目撃してほしい。
【ザ・クロマニヨンズ MUD SHAKES 2021】
■2021年2月20日(土)東京ガーデンシアター
■ライブ&生配信
■チケット発売等の詳細は12月24日(木)21:00 ホームページにてお知らせいたします。
【ザ・クロマニヨンズ MUD SHAKES 全曲配信ライブ】
■配信時間:2020年12月11日(金)21:00から50分予定 (開場時間 20:45)
■視聴可能期間:配信終了後、2020年12月14日(月)23:59までアーカイヴでご覧いただけます。
■チケット購入はこちら → https://eplus.jp/sf/sys/comingsoon.html
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