8月に大規模野外ワンマンの実施決定!!

DISH//、約1年半ぶりの有観客ツアーSpring Tour 2021「X」ファイナルを東京・中野サンプラザホールで完走!

DISH//、約1年半ぶりの有観客ツアーSpring Tour 2021「X」ファイナルを東京・中野サンプラザホールで完走!

2021/05/17

DISH// 北村匠海

北村匠海

橘柊生

橘柊生

泉大智

泉大智

矢部昌暉

矢部昌暉

DISH//

 

DISH//

 

DISH//が5月15日、1年4か月ぶりの有観客公演となるSpring Tour 2021「X」のファイナルを東京・中野サンプラザホールにて迎えた。2021年2月にリリースした4thアルバム「X」(クロス)をひっさげての本ツアーは5月1日の名古屋公演から始まり、今まで有観客ライブが出来なかった間に溜め込んでいたパワーや思いを爆発力に代えて進んできた。そんな中、緊急事態宣言により大阪公演が中止に。今回、東京公演がツアー2箇所目にして最終公演を迎える地となる。

開演時間を迎え、暗転したステージにメンバーが板付く。会場の緊迫した静けさの中、Dr泉大智のカウントにより始まった1曲目は、“宣戦布告”を告げる「ルーザー」。アルバム「X」でも1曲目に収録されているこの楽曲は、挫折、“惨敗”をしながらも戦い続けてきた彼ら/の思いが詰まったロックサウンドのナンバーだ。Vo/Gの北村匠海が「ファイナルきたぞー!最後までよろしく!」と力強く呼びかけてライブに幕を開けた。

続いて、G/Cho矢部昌暉が奏でる重厚なギターリフと、DJ/Key橘柊生のスクラッチが絡み合うイントロで始まる「rock’n’roller」では、“賽は投げられた 告げられる合図”という歌いだしのように、彼らが歩みだしたDISH//第二章を体現するかのようなロックサウンドを魅せつける。

そして、“ただいま”の代わりに彼らのライブ定番楽曲である「ビリビリ☆ルールブック」が続く。その声に応えるように、会場からは“おかえり”と言わんばかりの大きな拍手が沸き上がった。北村から「改めまして、どうもDISH//です!ファイナル来てくれてありがとう!」という呼びかけに続いて「へんてこ」を披露、夕焼けのような温かい光に包まれながらのエモーショナルな「猫」、心地よい歌声が会場を包んだ「君の家しか知らない街で」が続く。北村は「今日は今日しかなくて、今は今しかない。今この瞬間を楽しませてもらっています。」と噛みしめ、「会えなかった約1年半で僕たちも成長してきました。僕たちにとっての新しいスタンダードを作ってきたつもりなので、僕らの音や言葉を受け取ってほしい。」と、「Get Power」を披露。その後のDRUM LOOPでは泉のドラムソロが披露され、そのまま5月シングル収録の「KICK-START」へ。彼らがダンスロックバンドと名乗る所以でもある、楽器を奏でながらのステップダンスを披露した。

「NOT FLUNKY」の前奏が始まると、矢部が勢いよく走ってステージ下手に消えていき、そのままバックステージを一周して上手から戻ってくるというアドリブを入れ、他メンバーは演奏を続けながらも思わず笑顔が溢れ、会場も大盛り上がり。さらに畳みかけるように、続いてもライブで盛り上がる鉄板曲「東京VIBRATION」。橘の「声は出せないけど、まわせー!!」という言葉に呼応してぐるぐると回るタオルが客席を埋め尽くし、泉のドラムがバンドサウンドに会場のテンションは最高潮に。

MCで北村から「この約1年半の間に世界的にも、みんなそれぞれにも色んなことがあったと思います。その世の中で、僕たちが出来ることは音楽と言葉。とにかく届けることを止めず、諦めず進んできた。みんなと一緒に歌いたかったけど、みんなを代弁して魂を込めて歌います。どうか明日も明後日も強く生きてください。」と話し、彼らの次の代表曲とも称される「僕らが強く。」を披露。コロナ禍で懸命に生きる人々に伝えたい思いを乗せたこの楽曲を、北村は声を枯らしてしまうほどに全身全霊を掛けて歌いきった。歌唱後は会場から感動の拍手が沸き起こった。

続く「QQ」(クイーンズ)では、サイケでドリーミーなライティングの中、ダンスするかのように歌い演奏する彼らは、前述の“DISH//の新しいスタンダード”を印象付ける。そして、“君なりの生き方でいいんだよ”という真っ直ぐなメッセージと共に力強く鳴らされるバンドサウンドが印象的な「バースデー」。

次に迎えたMCでは、まるで楽屋で話しているかのようなラフなトークがメンバー同士で繰り広げられた。そんなゆったりとした空気感の中で始まった「SAUNA SONG」は、まるでサウナの中にいるかのようなリラックス感で会場が“整った”。「さぁみなさん、ここから後半戦です!」と今までの空気をガラっと変え、泉のドラムソロから人気曲の「勝手にMY SOUL」を披露。続いて「I’m fish//」、ライブの新しい定番曲になるであろう盛り上がりを見せた「Seagull」が続き、最後に5月26日リリースの新曲「No.1」が披露された。客席全体が一斉に“No.1”を突き上げる様子は、まるで皆でこれからDISH//と共に見るであろう“今よりも高い景色”を指すようだった。

ライブ終了後、最後のMCでは北村の口から、「次のライブが決定しました!あのコニファーフォレストです!」と告げられると、客席からはこらえ切れず小さな歓声があがった。ファイナルを迎え、最後にはメンバーの橘からは「匠海(北村)いつぶりに泣いた?」とカミングアウトされ、「え?俺泣いたっけ?」とごまかす場面も。橘は「色々なことがあった後に、メンバー皆で匠海の家に集まって色んな話をしたことを思い出して…その後に匠海が初めて泣いたからうるっと来ちゃった」などと感傷に浸りつつも、今回のツアーが無事乾燥できたことへの感謝の気持ちと共に、次のコニファーフォレスト公演に向けてそれぞれ意気込みを語った。

2021年8月28日に富士急ハイランド コニファーフォレストにて行われる『DISH// SUMMER AMUSEMENT ’21 -森羅万象-』の詳細は公式サイトをチェックしてほしい。第二章を自分たちの足で歩みだす新たなDISH//からこれからも目が離せない。

『DISH// SUMMER AMUSEMENT ’21 -森羅万象-』
■日程:2021年8月28日(土)
■時間:開場15:30/開演17:00
■場所:富士急ハイランド コニファーフォレスト
■チケット:9,400円(税込)
■特設サイト
https://dish-web.com/summeramusement2021/
 

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