コロナ禍を逆手に笑顔を手作り、ファンに届けたスペシャルな夜

ロザリーナ、5月29日に東京・Veats SHIBUYAでワンマンライブ「ロザリーナ ONEMAN LIVE 2021」を開催!

ロザリーナ、5月29日に東京・Veats SHIBUYAでワンマンライブ「ロザリーナ ONEMAN LIVE 2021」を開催!

2021/05/30

ロザリーナ

 Photo by MASANORI FUJIKAWA

ロザリーナ

 

ロザリーナが5月29日に東京・Veats SHIBUYAでワンマンライブ「ロザリーナ ONEMAN LIVE 2021」を開催した。
 
東京・大阪と2公演開催予定だったワンマンライブは今年3月31日に発売された2nd Full Album『飛べないニケ』のリリース後に予定が、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言延長に伴い大阪公演が中止。東京公演は規模縮小有観客+生配信にて開催された。
 
有観客ライブは実に2年振り。観客の期待値が開演前から高まる中、フロアが暗転。壮大な音楽と映像によるオープニングSEが流れ、先行してサポートバンドの4人がステージ上演奏位置に着くと、最後に少し間を空けてロザリーナが堂々とステージにイン。観客は待ってましたとばかりの温かな拍手で出迎え、これからはじまる希望にみちたステージを全力で歓迎しライブがスタート。
 
一曲目は、昨年12月に発売したミニアルバム『ロザリーナ㈼』に収録「最後の今日」で幕開け。続けてミディアムなクラブチューンが特徴の「NEVERLAND」と二曲立て続けに披露。自由自在にステージを駆け回りながらも、圧倒的な歌声と以前よりパワーアップしたサウンドを前に序盤から自由に身体を揺らし楽しむ観客の姿が印象的だった。
 
「来てくれてありがとう、2年振りの有観客ライブということで今はご時世柄マスクをしなきゃいけないけれどみんなの顔が見れないのは寂しいからマスクの上に着けるステッカーを作りました!みんな笑っているみたい」と当日ランダムに来場者に配布された数種類のステッカーについて茶目っ気たっぷりのMCをはさみ、披露されたのは「Crazy life」フロアのミラーボールと照明がサイケデリックな空間を創り上げていた。
続けてエレキギターに持ちかえ1st ミニアルバム『ロザリーナ』から「真夏のスノーマン」。
ピアノの旋律が楽曲を豊かに彩る、最新アルバム『飛べないニケ』収録曲「涙の銀河」とデビュー当時の楽曲から最新楽曲までを叙情的に唄いあげる。自分自身の葛藤も含め一言一言を力強く、大切に紡いでいく姿に、改めてロザリーナが持つ表現の幅の広さを実感させられたハイライトの一場面であった。
耳障りが良いトラックに弾んだ歌声が印象的な「星の王子さま」、
また、アルバム名にもなっている「飛べないニケ」では、ステージ後方のLEDパネルに映し出されたアルバムのジャケットをイメージした映像で、鮮やかでいて美しい人間模様が渦巻く空間を創り上げ観客を現在進行形のロザリーナの世界に深く惹きこんでいった。
 
なだれ込むようにして「Good Night Mare」「Over me」「モウマンタイ」「Rolling Rolling」「moon & sun」をメドレーで披露。新旧織り交ぜた楽曲群に観客のボルテージがますますあがっていくことが感じ取れた。
 
続く後半ブロックでは、ノスタルジーの中に懐かしさを感じるメロディとトラックが特徴の「通行人B」1st アルバム『INNER UNIVERSE』収録でSNSを中心に若者に絶大な支持を得ている「何になりたくて、」とキラーチューンが連発される。至高の時間が過ぎていく中アコギに持ち替え哀愁漂う雰囲気で繰り広げられた「盾」
 
そして最後のMCでは、歌を唄うことについて、曲を書くことについて、その意味を悩み、自分自身との葛藤と向き合い、それでも私はここにいるという答えを見つけたと語り、「みんながいるから今日の公演が実施できた」と、改めてファンへの感謝の思いを伝えた。
これからも歌い続けていくと強い覚悟を述べ披露された「悲しみのセル」。
LEDパネルによる映像により楽曲の壮大感が増幅され、ラストスパートに向けて進んでいった。
 
この日ステージをサポートしたバンドメンバーの紹介を終え演奏された「Stereo」ではフロアのボルテージはマックスに達し、客席から大きく手が掲げられた。
 
「この曲で最後になります、今日はどうもありがとうございました!」と笑顔で挨拶をし「ドレスコード」を最終曲として披露。駆け抜けながらもピースフルで温かな空間が広がり本編が終了した。
 
その後観客の鳴りやまないアンコールに応え再登場したロザリーナは、昨年末12月25日に公開され、第44回日本アカデミー賞、優秀アニメーション作品賞を受賞し絶賛ロングラン中の「映画 えんとつ町のプペル」のエンディング主題歌「えんとつ町のプペル」を唄いあげ観客を沸かせた後は、「また会いましょうと」と次の再会を誓い「See u again」全20曲でこの日のステージの幕を閉じた。
 
なお、本公演はストリーミングプラスにて6月4日までアーカイブ配信されている。配信チケット及び配信時間の詳細はロザリーナオフィシャルHPにて確認を。

 
ロザリーナ ONEMAN LIVE 2021東京公演 セットリスト
1.最後の今日
2.NEVERLAND
3.Crazy life
4.真夏のスノーマン
5.涙の銀河
6.星の王子さま
7.飛べないニケ
8.Good Night Mare
9.Over me
10.モウマンタイ
11.Rolling Rolling
12.moon & sun
13.通行人B
14.何になりたくて、
15.盾
16.悲しみのセル
17.Stereo
18.ドレスコード
アンコール
19.えんとつ町のプペル
20.See u again

この記事の画像一覧

(全2枚) 大きなサイズで見る。

関連する記事

PAGE TOP