本人コメントあり
クミコ、「十年/人生のメリーゴーランド」を新録し、待望の初シングル化!(日本コロムビアの新レーベル“びいだまレコーズ”より8月25日(水)に発売決定)
クミコ、「十年/人生のメリーゴーランド」を新録し、待望の初シングル化!(日本コロムビアの新レーベル“びいだまレコーズ”より8月25日(水)に発売決定)
2021/06/08
Renato Iwai
ブラジルとリモートレコーディングで新録した「十年」。村松崇継のシンフォニックアレンジで生まれ変わった「人生のメリーゴーランド」。名曲2曲が、待望の初シングル化。
中島みゆきが書き下ろし、2007年アルバム『十年〜70年代の歌たち〜』の収録曲として発表した「十年」。2006年アルバム『わが麗しき恋物語』の収録曲として発表した「人生のメリーゴーランド」。クミコファンからシングル化を待ち望む声が多いオリジナル2曲が、ついに初シングルとして、日本コロムビアの新レーベル“びいだまレコーズ”より、8月25日(水)にリリースされることが発表となった。
「十年」は、10年間片想いし続ける女性の気持ちを綴った名曲。リアレンジのプロデューサーには、日本在住のブラジル人Renato Iwai( https://ckcreative.jp/creator/509/ )が抜擢された。2020年から続く新型コロナウィルスの感染により、日本も年明けから「緊急事態宣言」の発出され、現在も自粛生活が長引いているが、世界では、アメリカやインドに並んでブラジルの感染状況も過酷なものとなっている。そんな状況下でも、 国境を超えて音楽でつながりたいと願うブラジルの一流ミュージシャンが集まり、リモートにより新曲「十年」のレコーディングが行われた。Reanato流の“CITY BOSSA”の手筆で描かれたアーバン・メロウな編曲によって、楽曲にライトな手触りとより一層の深みが与えられた。
「十年は長い月日か 十年は短い日々か」と歌詞にあるように、クミコは2011年3月11日に石巻で被災し、その後、両親の介護、そしてコロナ禍での音楽生活と、人生は順風満帆にはいかず、さまざまな出来事に苛まれます。そんな思い通りにならない人生の悲哀をラブソングに込めた1曲として仕上がった。
「人生のメリーゴーランド」は、ジブリ映画『ハウルの動く城』のテーマ曲として制作された。宮崎駿監督がクミコの歌声のファンだったことから、映画のパンフレットにコメント提供することとなり、映画を観せていただいたクミコが、スクリーンに響く楽曲に惚れ込み、宮崎監督に日本語詞をつけて歌わせて欲しいと依頼した。監督の快諾のもと、詩人で作詞家の覚和歌子によって詞がつけられ、2006年に「人生のメリーゴーランド」として発表された。今回、村松崇継( https://www.muramatsu-t.net/about )がリアレンジを担当。
2017年に発売された松本隆が全作詞したクミコwith風街レビューのオリジナルアルバム「デラシネ」にて楽曲「しゃくり泣き」を提供したことがクミコとの出会いである。村松は、『思い出のマーニー』や『メアリと魔女の花』などスタジオジブリ作品の楽曲を手がけており、映画『64-ロクヨン-前編』『8年越しの花嫁 奇跡の実話』にて日本アカデミー賞優秀音楽賞を2年連続受賞。
竹内まりや「いのちの歌」も話題となっている。彼ならではのシンフォニックなアレンジと、田ノ岡三郎のアコーディオン演奏により、詞が持つ世界観と映画が持つスケール感とが一体化して生まれ変わった。8月28日(土)15:30より「大阪:サンケイホールブリーゼ」にて開催される「クミコ コンサート2021」両A面シングルCD「十年/人生のメリーゴーランド」付きチケットは絶賛発売中。
<クミココメント全文>
十年一日と言います。長いような短いような。こんな内容の歌を中島みゆきさんが作ってくださったのは2007年。アルバム「十年」の中の1曲として収録されました。思えばこの十年は東日本大震災からの十年でもあり、その時「石巻」という甚大な被害を受けた街に、私はコンサートのために伺っていました。音楽は、歌は、いったい何の役にたつのだろうか。この問いは2021年の今も、コロナ禍の中で繰り返される問いになりました。「十年」は片恋の歌です。思いどおりにならない片思いの歌です。でも最後に主人公は「明日」への希望を持ちます。もう1曲「人生のメリーゴーランド」は宮崎駿監督とのご縁から『ハウルの動く城』の試写に伺い、冒頭からのテーマ曲に心を奪われました。三拍子の、ヨーロッパを思わせるメロディー、いえヨーロッパでもどこの国でもないどこかの国から降ってきたような美しいメロディー。この歌を歌いたいと強く思いました。そうお願いすると監督は快く「クミコさんの『人生のメリーゴーランド』にしてください」監督とのご縁をつないでくれた覚和歌子さん(「いつも何度でも」の作詞者)の言葉で2006年に出来上がったこの歌は、その年に発表したベストアルバムの中に入りました。この歌の主人公もまた思い通りにならない人生を生きていて、やはり最後に「明日」を見ます。「十年」「人生のメリーゴーランド」。それぞれ私にとって意味深いこの2曲はこうしてシングル曲としてのリリースがないまま2021年。今年この2曲を両A面という形で再アレンジのもと発表できることになりました。「明日」の見えない今だからこそ皆様にお聴き頂きたいと思っています。
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