9月23日に東京・Veats Shibuya、26日に大阪・Live House ANIMA
WATWING、メジャーデビューEP「Take off,」のリリース記念ワンマンライブを開催!
WATWING、メジャーデビューEP「Take off,」のリリース記念ワンマンライブを開催!
2021/09/28
ホリプロ初の男性ダンス&ボーカルグループWATWINGのメジャーデビューEP「Take off,」が、9月22日にTOY‘S FACTORYよりリリースされた。それに伴い、9月23日に東京・Veats Shibuya、26日に大阪・Live House ANIMAにて、レコ発ワンマンライブ<WATWING Major Debut EP「Take off,」リリース記念ワンマンライブ ~Departure→~>が行われた。
デビューEPのタイトルは「Take off,」、“飛び立つ”の意味を持つ。そこから、デビュー後初のワンマンライブのツアータイトルは、「Departure→」と名付けられた。“離陸”、そして“出発”。WATWINGが、夢に向かって羽ばたく第一歩となった東京公演をレポートする。
鈴木曉が作曲したライブのオーバーチュア『Departure』が流れ、6人が最初の立ち位置につくと、ステージ上からメジャーへの意気込みを感じさせる気迫が漂う。軽快なリズムと共に顔を上げたメンバーはWindy(WATWINGのファンネーム)でいっぱいになった会場を確認し、たまらない様子で満面の笑みを見せながらも新曲「Spark‼」を披露。ボーカルのユニゾンが特徴的な、力強いメッセージソングである「Spark‼」の最後の歌詞、<ここから始まる>をメンバー全員で高らかに歌い上げ、大きな期待に包まれながら本公演がスタートした。
最初のMCでは八村倫太郎が「僕らWATWINGはWindyを笑顔にしたい」と、会場で配られた“WATWINGスマイルシール”についてトーク。翼の形を模したWATWINGのロゴが笑顔の口元の形に見えるということから、マスクに貼ることができるロゴシールを用意。コロナ禍での活動を余儀なくされファンの歓声を聴いたことがない彼らが、マスク越しでも笑顔を送りあいたいという願いを込めた企画であり、集まったファンは各自マスクにスマイルシールを貼って、ライブに参加している。
髙橋颯は「メジャーデビューして一発目のワンマンがこうして開けるのがうれしい」と喜びを噛み締め、「だからこそ、今の楽しい気持ちを届けたいと思います。「Sensation」!」とタイトルコール。この曲はインディーズ期からタッグを組み、WATWINGのダンスチューンを多く手掛けているプロデュースチーム“FLATLINE”による新曲。彼らの歩んできた道とこれからの未来を繋いでいくような音楽性に仕上がっており、アグレッシブなダンスに魅了されながらも、鈴木が歌う<君という愛(ハネ)で 羽ばたける>という強く優しい歌詞が胸を打つ。
続く「With you」は、福澤希空の甘く瑞々しい歌声、そして桑山隆太のクリアなハイトーンで始まる爽やかなラブソング。古幡亮の振付による華麗なフォーメーションと、WATWINGのボーカル力を表すような伸びやかなハーモニーが堪能できる。
次に聞こえてきたのは夢を歌うミディアムバラード、「Shooting Star」のイントロ。鈴木が「携帯のライトでステージを照らしてください。僕たちはこの曲で、みなさんのことを明るく照らします」と促すと、青く幻想的な照明の中、ファンの持つライトが無数に光り、会場が星空のような空間に。髙橋はエモーショナルなフェイクを響かせ、美しい旋律を際立たせた。
八村は「みんなと一緒に星が見れたような気がします。僕らは結成から2年間、大変な世の中を今日まで走ってきましたが、本当はみんなの顔も見たいし、歓声も浴びたかった。そんな状況下でもメジャーデビューできたのは、ここまでついてきてくれたWindyがあってのことだと思います。「Shooting Star」で伝えたいのは、感謝の気持ちです。僕らだけじゃ成しえないことが、Windyと一緒なら叶えられると思います。恩返ししていきます!これからも一緒にいてくれたら嬉しいです」とまっすぐな思いを伝えた。
続いてライブの後半戦、桑山が「ここを世界で一番熱い場所にしましょう。僕らが突風を巻き起こします!」と叫び気合いを漲らせると、「Runway」のダイナミックな動きとエネルギッシュなボーカルで客席のボルテージを上げ、パワフルさに満ちた「BREAK OUT」では力強いビートに乗せた一糸乱れぬフォーメーションを披露。迫真のパフォーマンスを畳みかけていく。
そして八村が「次に披露する曲は、デビューEPのリードトラック「HELLO WORLD」です。“僕と君を繋ぐ”というコンセプトで作りました。今、人と人とが繋がるのが難しい世の中ですが、この曲があれば、どこにいてもみんなと繋がれると思わせてくれる、最高にハッピーな曲です」と話すと、6人はチームのユニフォームであるスタジャンを着て再登場。「みんなで一緒に世界を見よう!HELLO WORLD!」という掛け声に会場はヒートアップし、盛り上がりは最高潮に。GANMIによるスキルフルでキャッチーな振付が、ステージからの熱気を客席までダイレクトに届けてくれる。<Singing now!><na na na na na, HELLO WORLD>と歌いかける印象的なサビ部分では、WATWINGとWindyが一緒に手を振ることで会場全体が一体となり、溢れる笑顔の中クライマックスを迎えた。
彩り鮮やかな楽曲たちで繰り広げられた本編のラストに持ってきたのは、新曲「HERO」。BPM175というテンポを物ともしないドラマチックな展開のパフォーマンスは古幡が振付を手掛け、見どころ満載で目が離せない。歌詞には、“君のためにヒーローになりたい”という強い絆が描かれており、WATWINGの持つチーム感がありのままに詰め込まれた圧巻のステージングで本編は締めくくられた。
ファンの拍手に応えて再びステージに姿を現したWATWINGは、アダルトな雰囲気に身を包み、ダンスナンバー「Turn it up」を初披露。情緒豊かで躍動感のあるパフォーマンスが、WATWINGの新しい一面をスタイリッシュに見せてくれる。
鈴木は「僕たちにとってはアンコールを貰うことが初めての経験。本当にありがとうございます!」と感謝を伝え、八村は「最後にこの曲を披露して、「Take off,」のワンマンライブを終えたいと思います。僕らの背中を押してくれる、原点の曲です」と告げると、6人が息をあわせて「Only One Life」とタイトルコール。
<平坦な道じゃつまらないんだ 生きた心地がしない 茨の道じゃなきゃ足りない><痛みは生きている証さ 全て受け止めるさ>と抒情的に歌い上げる姿は、絶対に諦めず、仲間を信じて進むWATWINGの今を表しているよう。インディーズ期から幾度となくファンの前で披露してきた大切なこの曲が、メジャーデビューという門出に立ち、新たな決意とともに熱を帯びる。
鈴木は、「Departure→のライブは終わりだけれど、ここからが始まり。みなさん準備できていますか!」と声をかけると、6人の熱気を受け取ったファンから惜しみない拍手が巻き起こる。八村が「これからもこの6人とWindyとで、ずっとずっと一緒に走り続けましょう!」と叫び、6人はマイクをオフにして「以上、WATWINGでした!ありがとうございました!」と熱い感謝を客席に届けた。
「Take off.」で翔び立っていくWATWINGは、Windyとの絆をさらに強くし、希望溢れるワンマンライブ『Departure→』を第一歩に、未来へと出発した。
【セットリスト】
M1: Spark‼
M2: Sensation
M3: With you
M4: Shooting star
M5: Runway
M6: BREAK OUT
M7: HELLO WORLD
M8: HERO
EC1: Turn it up
EC2: Only one life
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