シドのShinji(Gt)とRayflowerの田澤孝介(Vo)のロックユニット

fuzzy knot、11月14日(日)東京・Zepp Tokyoにて、1stライブ<fuzzy knot Live 2021 〜Beginning of knot〜>を開催!

fuzzy knot、11月14日(日)東京・Zepp Tokyoにて、1stライブ<fuzzy knot Live 2021 〜Beginning of knot〜>を開催!

2021/11/17

fuzzy knot

写真:江隈 麗志

fuzzy knot

 

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シドのShinji(Gt)とRayflowerの田澤孝介(Vo)のロックユニット・fuzzy knotが、11月14日(日)東京・Zepp Tokyoにて、1stライブ<fuzzy knot Live 2021 〜Beginning of knot〜>を行った。今年4月、1st シングル「こころさがし」を配信リリース。6月、1stアルバム『fuzzy knot』をリリース。その全貌を徐々に明らかにしてきたfuzzy knotが、ついにライブハウスのステージに降臨!fuzzy knotにとってもファンにとっても重要な一歩となった、1stライブの様子をレポートする。
 
SEと照明がステージを華やかに彩る中、真っ白な衣装に身を包んだ、Shinjiと田澤が登場。ステージ中央に田澤、上手にShinjiがスタンバイすると、Shinjiが「行くぞ!」とばかりに高く指を挙げ、アルバム『fuzzy knot』のOPナンバーである「深き追憶の残火」でライブの幕を開ける。ステージ上に設置されたトーチに煌々と火柱が上がる中、サポートメンバーである工藤 嶺(Ba)、与野裕史(Dr)のどっしりしたリズムに乗せて、
丁寧に力強く楽曲世界を描いていくふたり。曲調もあって清らかで厳かな印象も受ける田澤の伸びやかな歌声に、Shinjiのギターが彩りを足すと、楽曲がさらなる広がりと美しさを見せる。
 
続く「ダンサー・イン・ザ・スワンプ」の大人びた響きが会場の空気を変えると、スウィングするビートにオーディエンスが楽しそうに体を揺らし、田澤が艶のある歌声で魅了する。<It’s show time!>とたぎる思いを撒き散らしたアッパーなチューン「ダイナマイトドリーム」では、ステージを駆け回りパワフルなパフォーマンスを見せる田澤がShinjiに肩を組み笑顔を見せると、Shinjiも華麗に舞いながらギタープレイを披露。オーディエンスもサビに合わせて手を上げ体を揺らし、1stライブということでどこか緊張感のあった会場に楽しい空気が充満していく。
 
盛大な拍手を受けて始まったMCでは、「いよいよこの日を迎えることが出来ました、fuzzy knotの1stライブ。我々はライブに生きてきた人間なもんで、みんなの前で音を鳴らすことで、自分たちの存在意義を見てきたから。『fuzzy knotって本当にいるんだな』ということを、やっと証明出来ました!」と、人懐っこい関西弁で挨拶した田澤。「アルバムから約半年、しっかりと新曲作って来ました!」と告げ、新曲「ペルソナ」を披露。重厚なビートに田澤のハイトーンが映えるこの曲、Shinjiの感情的なギターソロが胸を突き刺す。
 
Shinjiのギターソロで始まった「愛と執着とシアノス」は哀愁を帯びた曲調と切なく色気ある歌声を、星空のようなミラーボールの光がムーディーに演出。ダンサブルなビートで踊らせた「トリックスター・シンドローム」は、田澤が軽快にステップを踏みながら全身で楽曲を表現。物憂げなサウンドに田澤の歌が希望の光を射す「Sunny Days」は、手拍子を合わせるオーディエンスと一体感を生み出してと、振り幅ある楽曲や演出でめくるめく景色を見せてくれた前半戦。初ライブの危うさなど一切感じない堂々とした歌や演奏と色鮮やかな楽曲たちで、早くもZepp Tokyoをfuzzy knot色に染め上げる。
 
MCでは、「あれやこれやと色々イメージしてきたんだけど。実際みんなを目の前にすると、どんなに家で考えるより、ステージに立った方が早かったね。ありがとうございます!」とステージに立つ喜びと感謝を告げた田澤。ここで初めてMCのマイクを握ったShinjiは、「まいど!」と田澤のものまねで明るく挨拶。「いつもその元気さにね、シドにはないパワーを貰ってますよ」と田澤に感謝を伝えると、「やっとShinjiがギター上手いっていうのを証明出来るわ」と田澤もShinjiを褒め、話題は田澤との出会いへ。Shinjiが10代の頃、TVの音楽番組で田澤を知って、武道館のイベントに自身のバンドのビラ配りに行った話。人と仲良くなれないタイプのShinjiが大人のルートを使って田澤に声をかけた話などを話すと、「fuzzy knotって名前は“曖昧な結び目”って意味で。釣りをする時って強靭な結び方もあるんだけど、『曖昧な結び目でも結構釣れるんだぜ』ってことを証明したかったんです」と、バンド名の意味を改めて説明。田澤は「『Beginning of knot』ってタイトルでやってるけど、ここが始まりなんで。ライブ続けていけば、きっと僕らの中でも色々見えてくると思うので、ここからどんどん進んで行きたいです」と意気込みを力強く語った。
 
続いて披露した曲は、12月6日に先行配信リリースされる「Set The Fire !」。ダンスビートにハードロックテイストを融合させた熱い楽曲に、心に火が着いたオーディエンスの拳が上がる。爽快感も残しながら、熱を帯びた歌と演奏で聴かせた「こころさがし」。レゲエ調のリズムに音が重なり、情熱的に始まった「Joker & Joker」と、音源とも印象の異なるライブアレンジや表現で魅せる楽曲たちも、ライブならではの楽しみ。突き上げるビートから「#109」が始まると、強靭なリズムに乗せた田澤のパワフルな歌声とShinjiのハードなギターがせめぎ合い、会場の熱を急上昇させる。ジャンルに縛られない様々な曲調やアプローチに挑戦しているfuzzy knotだが、強烈な個性を放つ田澤の歌とShinjiのギターの二軸がブレない限り、どんな曲もfuzzy knotのサウンドになってしまうのだろう。
 
田澤の弾くアコギの温かいサウンドとしっとりした歌声に、Shinjiのコーラスとギターが深みや切なさを増長させた、バラードソング「キミに降る雨」を歌い上げると、「理屈とか関係なく、最高のスタートを切ることが出来ました。ありがとうございました!」と1stライブに感じた手応えと感謝を告げた田澤。続いて、「未来の話をしましょうか?」と告げると、12月27日(月)に開催されるMAVERICK DC GROUP主催<DANGER CRUE 40th Anniversary JACK IN THE BOX 2021 supported by MAVERICK DC GROUP>への出演が決定したこと、そして来年1月に東阪で行うライブ<fuzzy knot Live 2022 〜S.T.F.〜>が決定したことを発表。さらに、2nd シングル「Set The Fire !」をリリースする事も発表し、歓喜するオーディエンスから盛大な拍手が起きた。
 
本編ラスト、「明けない夜はないと信じて、fuzzy knotはこれから突っ走って行きます。願いを込めて、目一杯鳴らして、今日のライブを締めくくりたいと思います」と告げ、始まった曲は新曲「Before Daybreak」。みんなが心の底から楽しめる日が早く来るようにと、祈りと願いを込めて披露したこの曲。たっぷり気持ちを込めたパワフルな歌と演奏はオーディエンスに希望を与え、会場中の心がひとつになってライブは終演。fuzzy knotの1stライブはその存在をしっかり知らしめ、これからに期待させる大きな一歩となった。
 
fuzzy knotの2nd シングル「Set The Fire !」は2022年1月19日リリース。ダウンロード・ストリーミングは2021年12月6日(表題曲「Set The Fire !」のみ)、2022年1月11日(通販限定盤と同内容)より配信開始。<fuzzy knot Live 2022 〜S.T.F.〜>は、2022年1月14日(金)大阪BIG CAT、2022年1月21日(金)・22日(土)新宿BLAZEにて開催。オフィシャルサイト最速先行予約の受付は、2021年11月23日(火・祝) 23:00まで。詳細はfuzzy knot オフィシャルサイト(https://www.fuzzyknot.com/)をチェックして欲しい。

文:フジジュン
 
fuzzy knot Live 2021 〜S.T.F.〜
2021年11月14日(日)Zepp Tokyo
SET LIST

 
01. 深き追憶の残火
02. ダンサー・イン・ザ・スワンプ
03. ダイナマイトドリーム
04. ペルソナ
05. 愛と執着とシアノス
06. トリックスター・シンドローム
07. Sunny Days
08. Set The Fire !
09. こころさがし
10. Joker & Joker
11. #109
12. キミに降る雨
13. Before Daybreak
 

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