11月24日(水)にリリースした新曲「ハート」の初披露も含め全17曲を披露!
あいみょん、11月30日に「AIMYON 弾き語り TOUR 2021“傷と悪魔と恋をした!”」追加公演を開催!
あいみょん、11月30日に「AIMYON 弾き語り TOUR 2021“傷と悪魔と恋をした!”」追加公演を開催!
2021/12/02
撮影:鈴木友莉
ツアーグッズの黄色いフリースを着たオーディエンスが目立つ場内が暗転し、あいみょんがステージに登場すると、一曲目に披露されたのは今回のツアーのために書き下ろされた新曲“傷と悪魔と恋をした!”。ピンスポットのみで、ぼんやりと浮かぶあいみょんの姿を会場全体が見守ると、今年CMソングとしても話題を呼んだ“青春と青春と青春”からはステージが明るくなり、場内から自然とクラップが起こる。“ポプリの葉”では繊細なスリーフィンガーとメランコリックなメロディーでグッと引き込み、「弾き語り」と一言で言っても、歌の表情は実に多彩だ。
MCでは場内が明るくなり、声が出せない代わりにスケッチブックなどにメッセージを書いたオーディエンスとコミュニケーションを取りながらのアットホームな雰囲気の中、「次の曲は2年前の武道館で一番最初に歌った曲」という紹介から、“マリーゴールド”を披露。サビでは手を振るオーディエンスも見え、思い思いに楽しんでいることが伝わってくる。ピンク色のムーディーな照明で歌った“スーパーガール”と、それに続く“朝陽”は原曲のファンキーなアレンジとの違いが面白い。“朝陽”は言葉数の多い曲だが、アコギ一本でも軽快なフロウでグルーヴを生み出すあいみょんのシンガーとしての力量が改めて伝わってくる。
「ここから数曲はゆったり聴けるセットリストになってるので、彼氏の肩にちょこんとしてもいいし、ゆっくり聴いてもらえればと思います」と話して、まずはじめに披露されたのは“裸の心”。普段はピアノとともに歌われる曲だが、原曲よりもゆったりとしたタイム感で、情感たっぷりに届けられたこの曲はやはり絶品だ。切々と歌われる“恋をしたから”に続いては、リリースされたばかりのニューシングル“ハート”を歌唱。“裸の心”、“恋をしたから”と同様に、恋をしたときの胸の高鳴りとせつなさを表現する、実にあいみょんらしい一曲であり、フェイクを交えながら歌い切ると、場内は大きな拍手に包まれた。
続くMCでは広いステージの両端を行き来しながらオーディエンスとやりとりをして、この「距離の近さ」もやはりあいみょんのライブの魅力。そして、メジャーデビュー5周年に触れ、「音楽を続けるのはいくらでも、ひとりでも続けられるんですけど、こうやってみんなが目の前にいてくれて歌い続ける、ということを続けることが難しいと私は思っているから、みんなの前に立って歌ってこれた5年間はすごい幸せやなと思います。みんなのおかげで日々楽しいです」と感謝を伝えると、「これから歌う2曲は私が18歳くらいのときに作って、路上ライブで必死に歌ってた曲」と話し、インディーズ時代に発表した“夜行バス”と“19歳になりたくない”を披露。アップテンポの“夜行バス”では自然とクラップが起こり、大人になることの揺らぎを歌った“19歳になりたくない”ではシリアスな表情を見せる。
太陽の塔への憧れを歌うトーキングブルース調の“TOWER OF THE SUN”ではブルースハープを吹き、複数のピンスポットがタワーのような形を作り上げた演出も非常に印象的。一転、“生きていたんだよな”は場内が暗転したままで歌われ、死生観を綴った歌詞の内容と、切実な歌声が胸に刺さる。地元・関西での弾き語り時代の曲から、メジャーデビュー曲へと至るこのパートは、まさにあいみょんの上京物語だ。
「次の曲はメジャーデビューしてからの5年間で一番どうしていいかわからなくて、一番ガムシャラだったときに作った曲。でもそんな曲を今年リリースできて、こうやって武道館で歌えるのが嬉しいし、一つひとつ夢が叶ってるんやなって感じます。みんなのおかげです。ホンマにこの5年間ありがとうございました」と改めて感謝を伝え、大きな拍手が起こる中、「引退するみたいやな(笑)。まだまだやりまっせ」と付け加えると、音楽への愛を綴った“愛を知るまでは”を堂々と歌い上げる。さらに「みんなのリズム感と手拍子が必要」と伝えて披露された“今夜このまま”では、オーディエンスがBメロで一斉にクラップをして、会場中が一体に。<歩こう 進もう 今は 涙とは サラバ>とスリーフィンガーでしっとり歌う“サラバ”は、様々な悲しみを洗い流すかのような名演だった。
「シンガーソングライター・あいみょんをこの場でみんなに見ていただけて、すごく嬉しくて、楽しくて、幸せでした。最後の曲はみんな立ってもらえませんか?」と告げると、「最後の曲はいつかまたみんなと大声で歌いたいと思ってる曲です!」と生声で伝えて、この日最後に届けられたのは“君はロックを聴かない”。明るくなった会場中がクラップに包まれ、サビでは手が振られ、アウトロではあいみょんがステージ前方でアコギを思いっ切りかき鳴らし、記念すべき一夜を締め括った。
テキスト:金子厚武
ライブ情報
「AIMYON FANCLUB TOUR 2022 “PINKY PROMISE YOU”」
1月20日(木) 東京・立川ステージガーデン
1月24日(月)・25日(火) 大阪・フェスティバルホール
1月27日(木) 福岡・福岡サンパレス
1月31日(月) 宮城・仙台サンプラザホール
2月2日(水) 北海道・カナモトホール(札幌市民ホール)
2月8日(火) 東京・東京ガーデンシアター
2月14日(月) 愛知・センチュリーホール
2月16日(水) 広島・上野学園ホール
料金:¥6,500(税込)
※未就学児童入場不可
◎先行予約
AIMYON OFFICIAL FANCLUB “AIM”会員先行予約(1次販売)
2021年12月1日(水) 12:00〜12月13日(月)23:59
※これからの会員登録でも可
AIMYON OFFICIAL FANCLUB "AIM"
https://sp.aimyong.net/aim/
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