「みんなと一緒にここにいられてよかった!」

矢井田 瞳、新作『オールライト』を手に地元大阪で新年初ライブを開催!

矢井田 瞳、新作『オールライト』を手に地元大阪で新年初ライブを開催!

2023/01/10

矢井田 瞳、新作『オールライト』を手に地元大阪で新年初ライブを開催!

 

矢井田 瞳、新作『オールライト』を手に地元大阪で新年初ライブを開催!

 

矢井田 瞳、新作『オールライト』を手に地元大阪で新年初ライブを開催!

 

矢井田 瞳、新作『オールライト』を手に地元大阪で新年初ライブを開催!

 

矢井田 瞳、新作『オールライト』を手に地元大阪で新年初ライブを開催!

 

「矢井田 瞳 release tour 2022『オールライト』」ファイナル公演が1月8日、大阪・メルパルクホールで開催された。

同ツアーは、12枚目のオリジナルアルバム『オールライト』のリリースを記念し行われ、昨年10月に東京・LINE CUBE SHIBUYA公演を開催。同月に予定されていた大阪公演が延期となり、年をまたいだこの日に振替公演が開催された。

鳥のさえずりのようなSEを背に、暗闇の中メンバーが一人また一人と現れると自ずと拍手が沸き立ち、舞台中央にその人影がとどまるや、喝采はより大きくなる。そんな期待感に応えた矢井田 瞳の2023年初ライブは、「さらりさら」からスタート。静かなる強さを秘めたミドルナンバーを、西川 進(Gt)、鶴谷 崇(Key)、FIRE(Ba)、水野 雅昭(Dr)と、『オールライト』のレコーディングにも参加した頼もしいバンドセットで届けていく。

「ハロー大阪!ハッピーニューイヤー!!」とあいさつをした後は、アルバムのタイトル曲「オールライト」へ。前作『Sharing』より約2年。制作期間にとらわれず曲作りを続けたことで、変わりゆく日々の感情が丁寧に投影された楽曲群が、冒頭から次々と披露されていく。

MCでは「ただいま~!来てくれて本当にありがとうね」とうれしそうにはにかみ、地元大阪で迎えた新年に、「とにかく楽しい時間を一緒に過ごせたら」と語るヤイコ(=矢井田 瞳)。すでにライブが楽しくて仕方がないという彼女の笑顔を見ていると、こちらまで幸福な気持ちになってしまう。「最高の新年一発目のライブを送れたら!」と告げ、「花のような君に」「ずっとそばで見守っているよ」と、再び新作からの楽曲を伸びやかに歌い上げていく。

一転、「最近は会いたい人に会いたいときに会えなかったというか……そんな時間とか距離をも越える思いを考えながら作った曲を」と、長年活動を共にする関係値が築いた上質なバンドサウンドを鳴らした名曲「Over The Distance」に、思わず引き込まれるオーディエンス。コロナ禍を経ていっそう胸に響くエバーグリーンなメロディに心地良く身を委ねたかと思えば、「I like」ではマイク片手にステージを駆け巡るヤイコに観客も総立ち。スリリングなピアノとうごめくベースラインがそのグルーヴを加速させ、「一人ジェンガ」では、けだるくも艶やかな歌声に導かれた手拍子が、ライブの熱量をじわじわと上げていく。

そして、「『オールライト』はコロナ禍のレコーディングだったから、スタジオでみんなに会えること自体がうれしくて。だからマイナー調の暗い曲でもキャッキャと言いながら楽しく録っていました」との制作裏話を挟んで、「オンナジコトノクリカエシ」へ。性急なビートが映えるアッパーチューンに会場の熱気はまたも急上昇。「shadow/alone」では、ヤイコが奏でるエキゾチックなタンドラムの音色にも耳を奪われるなど、アルバム収録曲を曲順通りに組み込みつつ、合間に歴代の代表曲が顔をのぞかせるセットリストは見応え十分だ。

後半戦もヤイコのキャリアを支えてきた気心知れたバンドメンバーたちと、「未完成のメロディ」「Buzzstyle」と立て続け、西川とヤイコのワイルドなギターの掛け合いでも魅せていく。「地元の大阪でライブをやらせてもらえるのはまた特別で、本当に楽しい。2000年にデビューして、長く続けられているのも皆さんのおかげです。これからも声が続く限り頑張りたい」と、感謝と決意を述べるヤイコ。

クライマックスはデビュー曲「B'coz I Love You」を皮切りに、躍動感×疾走感もろとも駆け抜けた「Go my way」、新春らしさ満開の「春の海」の厳かな旋律から流れ込んだミリオンヒット曲「My Sweet Darlin'」とアンセムを連発! あまりの盛り上がりに「大阪最高!」と満面の笑みのヤイコは、ちゃめっ気たっぷりにクラップを先導し、「Everybody needs a smile」へ。とりわけハッピーな空気がホールを優しく包み込み、「こうやってみんなが会いにきてくれて、ライブができるのは奇跡みたいなこと。とっても素敵な時間でした。いろいろと大変なこともあると思うけどオールライト、大丈夫。2023年もいい年にしましょうね」と、ラストは「LOVESiCK」を。ヤイコも鍵盤ハーモニカを手にしたアコースティックなアレンジで魅了し、ライブ本編は終了した。

温かな拍手に呼び戻されたアンコールに、「幸せな景色だ~」とヤイコ。「関西人ってグッズの宣伝をするとスンってなるよね(笑)。そんなところも好きよ」と地元ならではのくだけたトークでも和ませ、色とりどりのペンライトが彩った「ネバーランド行き」では、電飾を仕込んだ西川のギターも大いに場を沸かせる。

「素晴らしいスタートが切れた気がします。みんなと一緒にここにいられてよかった!世界では戦争をしていたり、コロナ禍がなかなか落ち着かなかったりな日々ですけど、どうか心に笑顔を忘れずに。2023年も一歩ずつ歩んでいきたいと思います。またその道中でお会いしましょう!」

ラストは、昨年の「矢井田 瞳 弾き語りツアー2022〜Guitar to Uta〜」でもいち早く演奏された「駒沢公園」で一夜を締めくくる。それでも鳴りやまない拍手に、「心の中が愛でいっぱいです」と感激しきりのヤイコが、スポットライトを一身に受け、最後の最後に切々と弾き語ったのは「speechless」。「また会おうね!」と深々と頭を下げ約束した矢井田 瞳の2023年が、こうして華々しく幕を開けた。


Text by 奥“ボウイ”昌史 Photo by スエヨシリョウタ

 

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