しょこたん、日比谷野音で「結婚します!」ファンに生報告!
中川翔子、5月5日(金・祝)に東京・日比谷野外音楽堂にて「祝・日比谷野音100周年 しょこたんフェス」を開催!
中川翔子、5月5日(金・祝)に東京・日比谷野外音楽堂にて「祝・日比谷野音100周年 しょこたんフェス」を開催!
2023/05/08
中川翔子が5月5日(金・祝)に東京・日比谷野外音楽堂にて、「祝・日比谷野音100周年 しょこたんフェス」を開催した。
5月5日は中川翔子の誕生日であり、例年はワンマンによるバースデーライブを行っているが、今年は日比谷野音100周年記念事業実行委員に選出された縁もあり、自身とゆかりのあるアーティストに自ら声を掛け、1日限りのプレミアムなフェスを日比谷野音にて開催。相川七瀬や平野綾、Little Glee Monster、江頭2:50といったジャンルも年齢も異なる多彩なアーティストが集結し、バラエティに富んだステージを展開した。
7人組のガールズユニットWEEM、同じく7人組の男性ダンス&ボーカルチームDBS(D-BOYS SING)がオープニングアクトを務め、フレッシュでエネルギッシュなパフォーマンスを披露。続いて、しょこたんライブではおなじみのバンド<ギザレンジャー>による布袋寅泰「スリル」の演奏が始まると、チャンネル登録者数370万人超えを誇る大人気YouTuberにして、お笑い芸人である江頭2:50が登場。お馴染みのポーズを繰り出しながらハンドマイクで熱唱すると、観客はいきなり総立ちとなり、会場のテンションは一気に上昇。パフォーマンス後に大きな拍手を受けた江頭は床に突っ伏し、「おれ、芸人だぜ。こんなすごいところで1人で歌うなんて罰ゲームだよ」と嘆きながらも、「しょこたんと一緒に歌いたい」と、中川を呼び込み、THE BLUE HEARTS「人にやさしく」をデュエット。拳を上げて野音の会場を盛り上げた江頭は「気持ちいい!」と声を上げたあと、「しょこたん結婚するらしいな。俺のこと、好きって言ってたじゃないか! キスくらいさせろー」と中川に抱きついてキスをしそうになったところで「エガちゃんねる」でお馴染みのブリーフ団が登場し、江頭を抑えて強制退場となった。
ここで、この日のMCを務める吉田尚記アナウンサー(ニッポン放送)に促され、中川は満員の観客を前に結婚を報告。会場のあちこちから「おめでとう!」という祝福の声と拍手が湧き上がる中で、中川は「こんなに温かい言葉をいただいて、生きててよかった!」と喜び、「でも、オタクなのは変わりませんし、これからもずっとずっと歌うことが人生で一番大好きな夢のど真ん中にいます。その夢を叶えてくれたのは、出会ってくれた、生まれてきた、全ての皆様のおかげです。これからも命をかけて歌って、いろんな場所で恩返しをしていきたいと思います」と新たな決意を表明。「今日は思い切り、私からの愛と感謝を浴びて帰ってください」と呼びかけた。
続いて、中川から「可愛くて、かっこよくて、自分がしっかりあって、人生をどんどん切り拓いていった超リスペクト。16歳の頃からの付き合いであるこの方です!」と紹介され登場したのは、ミュージカルや舞台、ドラマで女優として大活躍中の平野綾。後のMCで「翔子ちゃんが好きって言ってた曲でセトリを作りました。大事な友達で“戦友”という気持ちもある翔子ちゃんのために歌います」と語った彼女は、スペーシーなサウンドに迫力のあるロングトーンを轟かせた「スターゲイズ・ラブ」から「明日のプリズム」「MonStAR」とハッピーなムードのポップロックを立て続けに披露。パワフルかつ伸びやかな歌声を野音ならではのマジックアワーの背景が光るステージに響かせると、テレビアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』のオープニングテーマとして大ヒットした「冒険でしょでしょ?」に続き、同作の劇中曲で中川も2010年のカバーアルバム「しょこたん☆かばー3 〜アニソンは人類をつなぐ〜」でカバーしている「God knows...」で2人のコラボレーションが実現。「あやちゃんかわいい、大好き。今日のこの時間を一生忘れません」と興奮気味の様子でステージに上がった中川は、平野の隣で歌いながら溢れる思いが止まらずオタ芸を繰り出していた。そして<重なるよいま 二人にGod bless...>というフレーズでばしっと目を合わせて声を重ねると、場内は大きな歓声に包まれた。
その後、中川が「デビュー前に私のライブにバックコーラスとして出てもらったことがあります」と話し登場したのは事務所の後輩で、現在は新メンバーを加えた新体制での活動をスタートさせたLittle Glee Monster。
「世界はあなたに笑いかけている」「HELLO NEW DAY」で明るい笑顔を届けると、客席からも自然とクラップが湧き上がった。「Jupiter」では半円になって息を合わせ、アカペラも交えた構成で見事なハーモニーで感動を呼ぶと、「ECHO」では一転して力強い歌声で観客にエールを送った。続く最新曲「WONDER LOVER」では歌だけではなく、ダンスやラップでも魅せるなど、グループとしての高いポテンシャルを証明してみせた。そして、新体制初のオリジナル曲「Join Us!」で華やかなファンファーレを鳴らしてみせた後に中川が登場し、中川の“一緒に唄いたい!”の希望で実現した、リトグリがオフィシャルYouTubeにアップした「アカペラ春ソングメドレー」のコラボレーション。miyouによるボイスパーカッションも織り交ぜながら、yama「春を告げる」、Awsome City Club「勿忘」、ヨルシカ「春泥棒」、あいみょん「ハルノヒ」、川嶋あい「旅立ちの日に…」、レミオロメン「3月9日」でその場にいた観客の胸をギュッとさせる、際立ったコーラスワークを発揮。しっかりとメンバーと目を合わせながらアカペラに挑戦した中川は「史上初! 人生初! 同じ事務所の血が流れているのを感じました」と喜びの声を上げた。
続いてテレビの歌番組での共演を経て、2013年夏に「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」にて行ったワンマンライブ「SUMMER SHOKO FES in OTODAMA」ではサプライズゲストとして招き、今では家族ぐるみの付き合いをしているという相川七瀬が登場。ヘヴィーでラウドなロックナンバー「LIKE A HARD RAIN」で勢いよく口火を切ると、続く「恋心」で中川も加わり、2人でエモーショナルに熱唱。「LINEでオファーしたら、すぐに『いいよ』っていう返事をくれました。本当に優しくてカッコいい姉さんです」と中川も尊敬の眼差しを向ける。その後も「Sweet Emotion」「BREAK OUT」「夢見る少女じゃいられない」と90年代を代表する大ヒット曲で、幅広い世代を巻き込みシンガロングを起こした。当時と全く変わらないルックスと歌声という強烈な個性を発揮した、圧巻かつ貫禄のステージとなった。
フェスの大トリを飾った中川翔子は、今日しかない伝説を紡いでいることを噛み締めながら歌いたい」と語り、中川のライブでの盛り上がり定番曲の「ドリドリ」でオーディエンスと腕をぐるぐるまわして会場を一体感で包み込むと、芸能生活20周年記念したベスト「超!しょこたん☆べすと――(°∀°)――!!」に新曲として収録された、中川作詞のグロテスクなあざとかわいいロックナンバー「ヌマルアクマ」を披露。初のバンド演奏でのパフォーマンスで熱量に満ちたステージを展開。さらに、同作からの思い出の楽曲をピックアップした<野音スペシャル春満開ミラクルメドレー>と題したメドレーでは、「桜色」「午前六時」「つよがり」と青春時代や懐かしさを感じるようなロックナンバーを続けた。中川は「みんなと1つになって歌ってる時が一番生きている感じがします」と感謝の気持ちを伝え、そして、大好きな祖父や水木一郎アニキをはじめ、「もう会えなくなってしまった魂たち」に向けて「涙の種、笑顔の花」を歌い上げた。「歌があってよかった。ずっとずっと感謝と大好きな気持ちを忘れません」と今後も歌い続けていく意思を示し、10年先の未来もまたみんなに会いたいという思いを込めて「フライングヒューマノイド」を披露。観客の一斉ジャンプを誘発し、熱気と興奮に包まれる中で、中川は「みんな大好きだよ〜!」と絶叫。
最後は、フェスを彩った出演者をステージに呼び込み、中川翔子の代表曲「空色デイズ」を全員で歌唱。最後にしてフェスの盛り上がりは最高潮に達し、客席からは温かく大きな拍手が送られた。「空色デイズ」歌唱後、中川は会場に向かって、「次に会える時まで誰ひとり死ぬんじゃねーぞ!」と恒例の呼びかけをして、「はい!」という観客全員からの大きな返事によって、3時間30分に及んだフェスは締め括られた。歌手、タレント、声優、女優、文化人、Youtuberとさまざまなフィールドで活躍する彼女の多様性を体感できるとともに、全ての活動の根幹には歌があることを再確認させられるスペシャルなイベントであった。
なお、中川翔子は2023年秋に東名阪を回るライブハウスツアーの開催を発表。
日程・会場は、
・10月23日(月)@名古屋・SPADE BOX
・10月24日(火)@大阪・OSAKA MUSE
・10月31日(火)@東京・Spotify O-WEST
そしてさらに、ツアーのファイナルとして11月3日(金・祝)にオンラインライブの実施も決定。チケットや詳細の発表は後日となるので続報に期待したい。
関連する記事
2022/05/06
2019/09/15
ニュース
2023/12/25
2023/12/20
2023/12/18
インタビュー
2023/03/23
2022/09/15
2022/05/26
2022/01/26
特集/レビュー
2023/04/03
レクチャー
2022/11/15
2022/11/01