10/20(金)、21(土)、22(日)の3日間5公演

King & Prince、二人で創り上げた初の全国ツアー「King & Prince ARENA TOUR 2003 〜ピース〜」Kアリーナ横浜公演5公演を開催!!

King & Prince、二人で創り上げた初の全国ツアー「King & Prince ARENA TOUR 2003 〜ピース〜」Kアリーナ横浜公演5公演を開催!!

2023/10/23

King & Prince、二人で創り上げた初の全国ツアー「King & Prince ARENA TOUR 2003 〜ピース〜」Kアリーナ横浜公演5公演を開催!!

 

2人で初めてつくりあげた最新アルバム「ピース」をひっさげてのツアー「King & Prince LIVE TOUR 2023〜ピース〜」のKアリーナ横浜公演が、10/20(金)、21(土)、22(日)の3日間5公演行われた。

22日の昼公演。1曲目はアルバム「ピース」の収録曲「My Love Song」からキラキラにスタートした。〝ファンへの再告白〟がテーマとなっている王道のアイドルソングを、ファンと目を合わせながら気持ちよさそうに歌う永瀬廉と髙橋海人。続いて「Magic of Love」、「koi-wazurai」の曲たちで観客のテンションを盛り上げていく。「koi-wazurai」のサビの振りでは、2人の踊りとペンライトが息ぴったり。「恋降る月夜に君想ふ」では、会場一番上の7階客席のファンと目が合う高さまでゴンドラで上がっていってファンを喜ばせた。

続くブロックでは、最新アルバムから「静寂のパレード」や「That‘s Entertainment」などを披露しながらの派手なショータイムを繰り広げる。7 MEN 侍とダンサーが登場しての華やかなダンスや、シルエットを使ったシックなパフォーマンス、円形ステージを立体的に使った視覚的にも楽しい演出と、凝った構成が光る。

7 MEN 侍をバックにしたバンドタイムでは、今回のアルバムで初めて制作したソロ曲をパフォーマンス。髙橋は敬愛するクリープハイプの尾崎世界観に直接依頼した「ワレワレハコイビトドウシダ」の刹那的な世界をまっすぐなボーカルで届ける。永瀬は作詞にも参加した「きみいろ」で描いた恋愛の日常感をクセになるさわやかな歌声で彩った。

スモークの中からクールに登場したダンスブロックは、ビートの効いた「CHASE IT DOWN」からスタート。アルバム発表時から「炎が似合いそう」と言っていただけあって、曲が進むにつれて吹き出す炎が激しくなり、さらには火花が縦横無尽に動くスパークラーという特効が重なり、圧倒的な迫力で魅せる。このスパークラー(※「Sparkular Wave」は最先端の電子花火を発生させながら180度波打つスパーク効果の特効機材)を日本国内ツアーで使用したアーティストはKing & Princeが初なのだとか。テンションMAXになったところで流れてきたのは「ichiban」のイントロ。全エネルギーを放出するように激しく踊る2人の姿に、観客の集中力もグッと増したのが伝わってきた。

最後のあいさつでは、それぞれが今回のツアーに込めた思いを語った。

「みんなが見終わったあとに、ただ純粋に『楽しかったね』って、笑顔でピースな気持ちで帰れるように頑張って作りました。ライブをやってて思うんですけど、みんなが笑顔でいてくれるのって全然当たり前じゃないし、俺たちの前では笑顔を見せてくれるけど、きっと普段の生活の中で、自分たちが与えてしまった不安とか心配とか、いろんな気持ちを抱えていっぱい戦ってくれたと思います。そんな気持ちを抱えて、今日のライブを俺たちよりも楽しむぞって思って来てくれたんだと思うと、包容力のある女性達だなって思いました。本当にみんなに甘えてばっかりの自分ですけど、ここにいる覚悟と、これからもみんなといろんな景色を見たいって思う気持ちと、あとはやっぱり廉と2人でみんなにもっともっとKing & Princeというエンターテインメントを楽しんでもらいたいという気持ちは誰にも負けるつもりはありません。人生の中のすごく大事な一瞬一瞬を、僕と廉のKing & Princeに使ってくれたことに本当に感謝しています。本当に。だからこれからも、みんなの幸せな思い出の中に自分たちがいれるように、みんなの心に残るように、たくさん頑張っていきたいと思います」(髙橋)

「この1年間、本当にたくさんのことがありましたね。その中で、皆さんを悲しませたり、これからどうなっていくんだろうって不安にさせたり、いろんな気持ちを抱え込ませてしまった部分はあったなと思っていて。いかに皆さんのその不安を少しでもとってあげられるか、その気持ちを埋めてあげられるか、自分たちに何ができるんだろうって考えてて。このライブも、皆さんに安心して楽しんでもらえるという目標を持って、海人とスタッフさんとしっかり作ってきました。いざこうやってみんなの前に立つと、僕らの思ってた心配とかは一瞬で吹き飛んでいくし、それだけ皆さんの楽しんでる表情のパワーって、ホンマに自分たちが思ってる以上の力を持ってるなって毎公演やるたびに思います。5月から俺たちKing & Princeは新しい形で再出発しました。今までの5年の歴史もしっかり背負いつつ、僕たち2人はKing & Princeとして活動していくという決断をしたので、これからも皆さんがどうしていいか分からなくなってしまった時の道の先を照らす光になりたいですし、道しるべとして皆さんを引っぱっていけたらなと思います。俺には海人がおるし、海人には僕がいるし、そして僕たちには皆さんがいるので、これ以上に心強いことはないなと思っています。これからも安心して、僕たち2人とKing & Princeの歴史を一緒に作り上げていきましょう」(永瀬)

ファンへのたくさんの感謝を述べて、本編最後に歌ったのはデビュー曲の「シンデレラガール」。ファンにとっても2人にとってもさまざまな思い出が詰まったキラキラな王道ラブソングは、5年という月日を経て、深みと愛情が増した曲へと成長していた。

そしてアンコールは、2人になって初のシングル「なにもの」でスタート。髙橋が「本編が『シンデレラガール』で終わって、アンコールの頭が『なにもの』をやる流れは〝今までと、これから〟という感じがしてすごく好き」とコメントしていたとおり、これまでの歴史とこれからの明るい未来を包み込むような温かな時間。

ライブの終盤、ステージには色とりどりでかわいらしい花が咲き誇った。これはオープニング映像の中で芽吹いていた双葉が、音楽とファンの歓声のおかげで咲いたという演出だ。2人の音楽とファンの歓声。その2つが揃ってこそ、King & Princeという花は咲き誇れるのだ。

文:加治屋真美

 

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