次世代のベースヒーローを発掘するオーディション「BIT MASTERS 2015」決勝大会がESPミュージカルアカデミーで開催された（11月９日）。審査委員長には、様々なアーティストのサポートやスタジオワーク、バンド活動を行なっている人気ベーシストの前田JIMMY久史が務め、審査員には課題曲を制作したKOTAも参加した。
演奏曲はオリジナルと課題曲の2つのカテゴリーが用意されてどの参加者も思い思いのプレイを聴かせてくれた。
　なお、今回の課題曲は、作曲者のKOTAが「ベーシストが好きなEmを基本とした自由度の高い楽曲を制作しました」というように、課題曲を元にスラップメインのアレンジやブリブリとした無骨なロックベース、ビートに乗った軽快なダンスグルーヴ系のサウンドまで、参加者が様々なアレンジを行ない、とても同じ曲とは思えないアイディア溢れる多彩なサウンドを奏でていた。
　こうした甲乙付け難い素晴らしい参加者の中、見事グランプリに輝いたのは、なんと18歳の三浦 諒さん（北海道地区代表）で、これぞロックベースというタイトかつ重低音のグルーヴを聴かせてくれた。また、準グランプリには17歳の大阪地区代表 上田和明さん、そしてジュニア賞には15歳の北海道地区代表 七宮 忍さんが受賞した。
今回は11人の決勝進出者のうち10代が7人と、若く新しい才能を持ったベーシストが続々と誕生しているのが印象的な大会となっていた。

グランプリ 三浦 諒さん

三浦 諒さん

準グランプリ 上田和明さん

上田和明さん

ジュニア賞 七宮 忍さん

七宮 忍さん