日本を代表するロックバンドX JAPAN、激動の歴史を振り返る

X JAPAN、ドキュメンタリー映画「We Are X」がアメリカの映画祭にて世界初公開されることが決定

X JAPAN、ドキュメンタリー映画「We Are X」がアメリカの映画祭にて世界初公開されることが決定

2015/12/08


We are X

X JAPANのドキュメンタリー映画「We Are X」が、来年31回目を迎える世界で最も栄誉ある映画祭の一つ、「米国サンダンス映画祭」のワールドシネマドキュメンタリー部門受賞候補作品の一つとしてノミネートされることが決定した。これにより「We Are X」はサンダンス映画祭が世界初公開される場所となった。

本作は日本に旋風を巻き起こしたバンド、X JAPANとその30年間にわたる彼らが遂げた前代未聞とも言うべき進化を取り上げたドキュメンタリー映画。主役であるX JAPANがメタル要素を加えたアンセムの様に強いサビが印象的な楽曲に、当時前代未聞であった「グラムファッション」を融合することにより、いかに日本のロック文化が持っていた文化の壁を破って行ったかという軌跡を追っているという。なお、日本のミュージシャンに焦点を当てた映画がワールドシネマドキュメンタリー部門で受賞を競うのは史上初だとか。ちなみに、そのワールドプレミアは2016年1月23日午後2時30分(現地時間)に行なわれる。

監督はスティーブン・キジャック(主な作品:ローリングストーンズ「Stones In Exile」、スコット・ウォーカー「-30 Century Man-」、Backstreet Boys「Show ‘Em What You’re Made Of」)、 プロデューサーにはジョン・パトセック率いる英国のドキュメンタリー映画製作会社Passion Picturesが製作を担当。同社は、2000年に「One Day in September」、2012年に「Searching For Sugar Man」でアカデミー賞といった輝かしい受賞歴を誇っていることで世界的に有名だ。

ジョン・バトセックによるコメント
「YOSHIKIは卓越した才能を持った実に多才なアーティストです。彼自身の、そして彼が率いるバンドX JAPANのストーリーは信じがたいほどに劇的で、その物語を世の中に伝える役目を任されたことは素晴らしい経験でした。また、このたび栄誉あるサンダンス映画祭がこの作品を選んで世界初公開の場を提供して下さったことに心から感謝しています。」とコメントしている。

キジャック監督によるコメント
「X JAPANというバンドの存在はYOSHIKIに初めて会う機会を得て、このプロジェクトについて話し合う機会を持つまで全く知りませんでした。彼は、私の知らないところで並行的に存在していた音楽の別世界の扉を開いてくれただけでなく 、 安易には語れない想像を絶する連続ドラマのようなストーリーを見せてくれました。このバンドについて今まで知らなかった自分が信じられないという気持ちでした。私に今任されたミッションは、バンドを崇拝する世界中のX JAPANファンもまだ知らない真実を交えながら、いかに初めて自分がこのバンドに出会った時と同じ感動を、ヴィジュアルショックと共にまだ知らない人たちに伝えるかということです。このストーリーと、彼らが築いたレガシーを世に残す役目をいただけたことを、とても光栄に思います。」とコメント。

現在、X JAPANは現在20年ぶりの日本ツアーを含む世界ツアーをスタートさせた。さらには2016年3月に20年ぶりとなるスタジオアルバムのリリースを予定しており、今後もファンたちを楽しませてくれるだろう。

PASSION PICTURES

Passion Pictures (パッション・ピクチャーズ)は、国際的なドキュメンタリー市場において最も成功しているインディペンデント映画製作会社の一つであり、数多くの作品を世の中に送り出している。アカデミー賞を受賞した1999年公開のOne Day in September (邦題:ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実)にはじまり、アカデミー賞ノミネート作Restrepo (邦題: レストレポ - アフガニスタンで戦う兵士たちの記録)、アカデミー賞ノミネート最終選考作The Tillman Story (2012年エミー賞歴史ドキュメンタリー部門最優秀賞受賞)、プライムタイム・エミー賞受賞作Manhunt、BAFTA(英国アカデミー賞)英国デビュー賞受賞作The Imposter、アカデミー賞・英国アカデミー賞受賞作Searching For Sugar Man (邦題: シュガーマン 奇跡に愛された男)、ゴッタム賞・IDA(国際ドキュメンタリー協会)賞ノミネート作Listen To Me Marlonなどを含む30以上の長編ドキュメンタリーの製作を手がけている。

THE SUNDANCE FILM FESTIVAL®

サンダンス映画祭は過去30年、最も画期的と言える映画を世界中のオーデイエンスに紹介してきた世界有数の映画祭である。それらの作品にはWhiplash (邦題: セッション)、Boyhood (邦題: 6才のボクが、大人になるまで。)、Rich Hill、Beasts of the Southern Wild (邦題: ハッシュパピー〜バスタブ島の少女〜)、Fruitvale Station (邦題: フルートベール駅で)、Little Miss Sunshine (邦題: リトル・ミス・サンシャイン)、sex, lies, and videotape (邦題: sexと嘘とビデオテープ)、Reservoir Dogs (レザボア・ドッグス)、Hedwig and the Angry Inch、An Inconvenient Truth (邦題: 不都合な真実)、Precious (邦題: プレシャス)、Napoleon Dynamite (邦題: バス男)などがある。またニューフロンティア部門を通して、映画という枠にとどまらず、ニュー・メディアで革新的作品を創造しているChris Milk、Doug Aitken、Palmer Luckey、Klip Collective、Nonny de la Peñaと言ったアーティストやクリエイティブ・テクノロジストとその作品群を紹介している。

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