“ワンダーロマンス三連福”の第2弾。なんと小室哲哉が作曲を担当!
大森靖子、「POSITIVE STRESS」インタビュー
大森靖子、「POSITIVE STRESS」インタビュー
2016/10/18
【ワンダーロマンス三連福】と題し、3作連続でシングルをリリースするという大森靖子。彼女がその第2弾となるシングル「POSITIVE STRESS」を10月26日に発売する。表題曲の「POSITIVE STRESS」は、本人も念願だったという小室哲哉が作曲を担当し、2曲目の「非国民的ヒーロー」では、あの神聖かまってちゃんのの子とのタッグが実現。ここでは、楽曲の世界観や歌詞に込めた想い、レコーディングでのエピソードなどを聞いてみた。
取材:東 徹夜
──1曲目「POSITIVE STRESS」は、作曲が小室哲哉さんということですが、小室さんにお願いすることになった経緯をあらためて教えてください。
大森:もともと私がインタビューなどで小室さんの話を度々していて、それを小室さんがテレビか何かで見てくださったり。あと越智ゆらのちゃんという若いモデルさんが、自分の選んでいるプレイリストの曲を小室さんにプレゼンするという番組の企画で、全部私の曲を推してくれて。それで「そんなに人気があるんだ!?」って、錯覚してくださって(笑)。そんなことがあってCMの曲を小室さんからオファーして頂いたんです。そういったことなどがきっかけです。
──話が決まってから小室さんとはどのようなやり取りを?
大森:まず、今回の曲とは全然関係ない曲の歌詞をいくつかお送りしたんです。そうしたら「言葉は何でも出てきそうだから、とりあえずこっちでトラック作ってみるね」って言われて。歌詞をもとに作るのもいいけど、トラックからの方が面白そうだよねって。
──作詞する上で、今回の「POSITIVE STRESS」は“ポジティブ”と“ストレス”という一見すると相反するような言葉だと思いますが、どのような世界観を表現しようと?
大森:私、タイトルとか歌詞で相反する言葉を隣り合わせにするのが、趣味、好き、手癖なんです。今回、小室さんの曲がものすごくエネルギーのある曲だったので“POSITIVE”が出て来たのですが、強要されているようでなかなか歌詞を書くのが難しくて。もちろん楽しく悩んだんですけど、例えば、生活の中でも「ここはポジティブな発言をしなくちゃいけない場面」とか、「ダルいよね〜」って言うと疎外されてしまうような感じとか。ポジティブな場所にいるからこそ、逆に悪い方向に行ってしまう自分とか。そういうのは、結構あるあるだなぁと思って。なので、無理矢理じゃない応援歌というか、この人にだったら“頑張って”言われてもムカつかないとか、そういう温度の詞が書ければ良いなと思って書きました。
──歌詞は頭の方から順番に書いたのですか?
大森:いえ、3曲分くらい書きました。最初は全然違う曲タイトルで。何だったかな、「借りパクする」みたいなタイトルで(笑)。別に人から借りたものでも自分のものにすればいいみたいな感じの。でも、何か違うなぁと思って。あと「絶滅危惧種」っていうのも考えたり。それも違うなぁと思って、最終的にこうなりました(笑)。
──個人的には、サビの「生きてくことは オシャレじゃないから バレたら死にそう それでも泣きながら POSITIVE」という部分が印象的でしたが、この「バレたら死にそう」という部分は、大森さんとしてはどんなことがバレたら死にそうだと思って書かれたのですか?
大森:これは私というよりかは、周りの人です。「あっ、この人、これバレたら死にそう」っていうことをしている人が周りに結構多かったので。その人が頑張っている姿を見て(笑)。
──それは仕事上の友達とか?
大森:そうですね。仕事だったり。うふふ(笑)。
──その後、レコーディングはどのように進められたのですか?
大森:基本的には、編曲の大久保薫さんといっしょに進めて行きました。
──大久保薫さんは以前にも大森さんといっしょに?
大森:3曲やってて。今回4回目ですね。すごく楽しかったです。
──どのような感じのレコーディングだったのですか?
大森:そうですね。割といつもは1曲通して歌を録ることが多いんですけど、この「POSITIVE STRESS」では部分的に「ここはこうしよう!」みたいな感じで、正しいのを大久保さんと模索しながら録っていきました。
──「ネギ to the ネジ〜」の部分は、声にオートチューンのような効果がかけれらていますが、このアイディアは?
大森:2人で話あってですね。
──レコーディングを終えて、あらためて小室さんの曲を歌ってみた今の気持ちを教えてください。
大森:まだレコーディングでしか歌ってなくて、みんなの前で歌っていないし。今は大丈夫かなっていう不安もあるんですけど、どんな風に聴いてもらえるのかなっていう期待もあります。でも、全力を尽くしてやり過ぎたんで、ちょっと情報量が多過ぎたかな(笑)。
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