陣内孝則原案/監督の映画『幸福のアリバイ~Picture~』主題歌
さかいゆう「再燃SHOW」インタビュー
さかいゆう「再燃SHOW」インタビュー
2016/11/15
さかいゆうが、11月16日にシングル「再燃SHOW」をリリースする。表題曲は陣内孝則原案/監督の映画『幸福(こうふく)のアリバイ~Picture~』(11月18日公開)の主題歌として書き下ろされたもので、“何度でも自分の人生を燃やし、再燃焼(再出発)できる”という熱いメッセージが込められている。ここでは、収録されている楽曲の制作エピソードを中心に、自身の音楽に掛ける思いについて聞いてみた。
取材:村尾悦郎(編集部)
──さかいさんはシングルで4つ打ちの曲というのは初めてだと思うのですが、これには何か理由があるのでしょうか?
さかい:特に理由はないですね。僕はあまり “これまでこういうことをやっていないから今度はこうしてみよう” とかは考えないタイプで。その時に思いついたものを “瞬間で切り取る”というか、そういう手法が多いんですよ。 今回はリズムとかは関係なく、単純にこの曲を『幸福のアリバイ~Picture~』の主題歌として書き下ろしたって感じです。
──それがたまたま4つ打ちだったと?
さかい:はい。しかも4つ打ちにしては遅いですよね。もう少し速かったら飛べるのに(笑)。
──確かにダンスミュージックとしてはゆっくりですね。
さかい:だからダンサブルにしようとして取り入れたわけではないんですよ。このテンポのこの曲に対して、言葉と聴き取りやすさ、カッコ良さを考えたときに4つ打ちが一番良いと思ったからこのアレンジにしました。
──映画をご覧になって、どのようなことを感じられましたか?
さかい:『幸福のアリバイ~Picture~』は登場人物の失敗談や恥ずかしい部分が面白おかしく描かれていて、それぞれ幸せになったり、失敗したりするんです。でも、その中で生きていくキャラクターはすごく力強く描写されていて。その生き様から陣内さんの思想みたいなものを感じました。
──それはどういったことですか?
さかい:これは制作の時には陣内さんにお話ししなかったんですけど、何かに挑戦したとして、それが失敗したときに一番弱いのは落ち込んであきらめる人、その次に強いのは失敗を乗り越える人、そして一番強い人は失敗を楽しむ人っていう風に描かれていて。芸能界や音楽業界で長く活動されている方って、例え転んだとしても何度でも “燃える” 能力を持っている人だと思うんです。初期衝動で燃え上がって進んでいくことは誰でもできるけど、それが評価と批評にさらされて、だんだん自分が分からなくなる時期って来るんですよ。だからどんなことが起きても楽しみながら “燃える” ことが長く活躍する秘訣なのかなって。
──含蓄がありますね。
さかい:それに、今回、自分の状態と映画が凄くリンクしていたんです。今の僕は“シングルを6枚出して、オリジナルアルバムも4枚出した。言いたいことは大体言ったよな…。でも、ここからが勝負だ!”っていう気分で。
──アルバム『4YU』を今年の2月に出して以来のシングルですよね。
さかい:はい。だから僕はこの曲を出したときから人生の「再燃SHOW」が始まるんです。次のステップに進むにあたって、常にチャレンジャーの気持ちを持ち続けていきたいなと思っています。
──これからの自分への決意表明の意味もあると?
さかい:それもありますね。僕、そうやって次に行きたいときに今回みたいにすごく良いお話しが来るんですよ。不思議なもので(笑)。
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