「今も僕らと一緒に歩んでくれてありがとう」

ユナイト、「はまだツアー」裏ファイナル「Q:ユナイトとは?」新宿BLAZE公演レポ

ユナイト、「はまだツアー」裏ファイナル「Q:ユナイトとは?」新宿BLAZE公演レポ

2017/10/03


8月9日から始まったユナイトの全国ツアー「君はまだユナイトを知らない」(通称:はまだツアー)が、9月30日に東京・新宿BLAZEで最終日を迎えた。

今回のツアーは、“本当のユナイト、知っていますか?”というテーマの下に各地を廻ってきたわけだが、1本ずつセットリストを変えたこともあって、どれも違うユナイトの表情を見ることができたはずだ。そして、裏ファイナルと題した新宿BLAZE公演は、“ベスト オブ はまだツアー”と事前に謳っていただけに、誰もが満足する内容となっていた。

カメラマン:MASANORI FUJIKAWA
ライター:水谷エリ

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まず、オープニングに用意されたのは、最新音源「Rely.」。「思い切り、声聞かせてくれよ!」という結の合図と共に、U’s(ユナイトファンの呼称)は拳を高くあげて盛り上がっていく。転調を含みながらもサビで明るく突き抜けるあたり、ユナイトの真骨頂ともいえる。また、自分たちの意志を強く宣言するかのような内容の曲だけに、全編を通じてたくましさが伝わってきた。

「timeSICKness」では、結とLiNがマイクで掛け合いを見せるなど、ユナイトならではの遊び心が詰まっていて聴き応え抜群。

「ユキノシタ」では冒頭から同期トラブルに見舞われるも、メンバーが機転を利かせて対応したことにより、よりライヴっぽさが出ていた。ライヴ前半はとにかく、U’sたちが楽しめるよう、自由に盛り上がれる曲が中心に置かれていたように思う。

結(ボーカル)

LiN

LiN(ギター)

そのあとは、“君に届きますように”という言葉から、「「ヨル」と「ヒカリ」」と「青と白のコトバ」を演奏。どちらもミドルテンポの曲だけに、フロアは真剣に歌に聴き入っていく。

また、結の独唱で魅せた「epilogue」では、改めてユナイトの楽曲の良さを知ることになる。伝えたい想いが凝縮されているからこそ、聴く者の心をこれだけ打つのだろう。

じっくりと歌い終えると、すぐさま楽器陣がステージへと戻ってくる。ここでは、今回のツアーを振り返りみんなで会話を繰り広げていったのだが、とにかくユナイトはメンバー同士の仲が良いということがわかる場面が多かった。そのうえで、椎名未緒は、「家族の身長が伸びたのがわからないように、メンバーの成長って意外とわからないもの」と言った。

たしかに、ツアーを含め、これだけ長い時間一緒にいると、自分たちでは成長したことを気付きにくいのかもしれない。それでも、昔の曲をやると、「結さんは歌がうまくなったなぁ」と実感するようで、そうした些細なことの積み重ねでユナイトは大きくなってきたに違いない。

椎名未緒(ギター)

椎名未緒(ギター)

ハク(ベース)

莎奈

莎奈(ドラム)

MCのあとには、会場限定音源の「ディシバダルツ」と「ナユタの秘密」を。両方とも、これまでにない曲調だけに、今後のライヴで欠かせない楽曲となりそうだ。

同じく、会場限定音源となった「ノゾキアナ?」は、莎奈による意欲作。セクションごとに展開がわかれているだけに楽器陣の演奏面に注目が集まる中、ハクはリズミカルに低音を響かせる。LiNも曲の途中にギターを背中で回すパフォーマンスを行うなど、いつになくロック色強めに見せてくれた。

「まだまだ狂っていけるかな? 今日の君たちは最高だよ。でも、裏ファイナルだからさぁ、もっと悪い姿が見たいんだ。まだまだいけるかな! それじゃあ、新宿の皆様、“イタダキマス”」というくだりから始まった「ice」では、テンションの高まるフロアを見て、結が「やっぱこれだねぇ!」と満面の笑みを浮かべる。

“ベスト オブ はまだツアー”というだけに、どの曲も最高の盛り上がりでライヴは進んでいった。

「今日は、裏ファイナル、新宿BLAZEに集まってくれてありがとうございました。伝えるのがあんまり上手じゃないからうまく言えるかわからないけど、僕の言葉で一生懸命伝えるので、良かったら聞いて下さい。今日のライヴ・タイトルが「Q:ユナイトとは?」っていうタイトルで、僕なりにね、昨日、ユナイトって自分にとって何だろうなって色々なパターンを考えたんだけど、今の時点で、僕にとってユナイトは何なのか、もし、ユナイトがなくなってしまったとして、ユナイトは僕にとって何だったのか…、まだ僕らユナイトは未来に向かって突き進むから、ユナイトが何かって聞かれたら、それを完全に答えることはできないけど、どのパターンを選んでも、僕にとってユナイトは“生きてきた証”だなって、昨日思いました。

生きてきた証っていうと重たい言葉かもしれないけど、君たちもそれぞれに自分が主役の人生があって、その人生の中の生きてきた証の1つとしてユナイトが刻まれたら良いなと思って、これからも僕らは歌っていこうと思います。全国14箇所廻って、各地でU’sの愛を感じて、僕なりに考えて今日最後にやる曲はこの曲が良いんじゃないかってすぐに決まりました。

全国を廻って、僕がこうしてステージと客席でみんなとコミュニケーションを取って感じたことは、各地で待っていてくれるU’sの愛でした。たくさんバンドがいる中で、ユナイトを選んでくれて、今も僕らと一緒に歩んでくれてありがとう。その感謝の気持ちを次の1曲に込めます。僕たちの愛を受け取って下さい」

本編ラストに演奏されたのは「アイ-‘ation-」。メンバーの真っ直ぐな気持ちは曲を通してU’sに届いたはずだ。それだけに、“終わらないバンド”という難しい命題を抱えて始まったユナイトの旅はこれで終わることはない。

ライヴの中盤で結が「終わりは始まり」と言ったように、ここからまた、彼らの挑戦は続いていく。新しい挑戦の1つとして、ユナイトはこの冬、“黒ユナイト”として初の音源をリリースすることが、はまだツアーの裏ファイナル公演で発表された。あわせて、黒ユナイト主催イベント「トモダチコレクティブ~漆黒~」が行われることも決定。

さらには、大晦日にカウントダウン・ワンマン・ライヴも決まっているので、U’sの皆様はどれもお見逃しのないように!

ライブ情報

●黒ユナイト主催イベント「トモダチコレクティブ~漆黒~」
・11/24(金) 渋谷REX ※椎名未緒バースデー
  [出演]黒ユナイト / HERO / the Raid.
・11/26(日) 高崎club FLEEZ
  [出演]黒ユナイト / LEZARD / CLØWD
・.12/1(金) 郡山CLUB #9
  [出演]黒ユナイト / ぞんび / CLØWD
・12/8(金) 江坂MUSE
  [出演]黒ユナイト / DaizyStripper / LEZARD
・12/11(月) 名古屋ell.FITS ALL
  [出演]黒ユナイト / DaizyStripper / DOG inTheパラレルワールドオーケストラ
・12/15(金) 新宿LOFT
  [出演]黒ユナイト / DaizyStripper / DOG inTheパラレルワールドオーケストラ

【チケット料金】 前売¥4,800 当日¥5,300(税込・オールスタンディング・ドリンク代別)
※未就学児童入場不可
【チケット一般発売】10/28(土)
【出演バンド抽選先行】http://ticket.deli-a.jp/
[受付期間] 9/30(土) 21:00~10/4(水)16:00
[抽選結果確認・お支払期間] 10/6(金)12:00~10/12(木)23:59

※枚数制限:各公演お1人様4枚まで
※抽選受付。受付期間内にお申し込み下さい
※初めてBARKS×TICKET DELIを利用される場合は新規会員登録(無料)が必要。ご利用ガイドをご確認の上、お申込みください。

●年越しぇ。 2017-2018 12/31(日)
※詳細後日発表

リリース情報

黒ユナイト
「タイトル未定」
今冬リリース

インストアイベント情報
・11/23(木・祝) little HEARTS. 新宿店
・11/25(土) ZEALLINK渋谷店
・12/2(土) little HEARTS. 仙台店
・12/7(木) ライカエジソン 大阪店
・12/9(土) ZEALLINK大阪店
・12/10(日) little HEARTS. 名古屋店
・12/12(火) ライカエジソン 名古屋店
・12/16(土) ライカエジソン 東京店
・12/17(日) little HEARTS. 新宿店

詳細は後日発表!
※商品の詳細が決定する迄イベント開催店舗へのお問い合わせはご遠慮下さい。

【CD取り扱い店】
・ライカエジソン 東京店 / 大阪店 /名古屋店
・little HEARTS. 新宿店 / 仙台店 / 名古屋店
・ZEALLINK渋谷店 / 大阪店

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