5枚目のシングルはイメージを一転させたロックチューン!
コアラモード.「大旋風」インタビュー
コアラモード.「大旋風」インタビュー
2017/10/20
──小幡さんはいかがですか?
小幡:僕が気に入っている歌詞は、大サビの「過去、現在 総て巻き込んで 未来へ 絶対的な大旋風」です。この2行だけを読むと何を言っているのかわからないと思いますけど、曲の中の一番のピークで「絶対的な大旋風」と言い切れたので、ものすごく説得力は出たと思うんです。
あんにゅ:でも、私は普段「絶対」という言葉を使わないので、この部分はものすごく勇気がいりました(笑)
──ところで、「大旋風」というタイトルはどのように決めたのですか?
あんにゅ:実は、出雲阿国(いずものおくに)さんというお笑い芸人であり、占い師の方に、デビュー前にラジオの企画でコアラモード.の字画を見てもらったことがあったんです。そのときにコアラモード.の最後の「.」を足した方がいい!って助言を頂いたりしたんですけど。そういえば、風を感じる曲を出すといいともアドバイスを頂いていたな...と。もちろんそれだけではないですよ。そろそろ風を吹かせたほうがいいかなと思って(笑)。
──そういう理由があったんですね。
あんにゅ:はい。なので、私達にとっても、新しいところに向かうための1枚になればいいなぁと思っています。
──では、続いて2曲目の「ごらんください」についてお聞きします。この曲は歌詞も曲もあんにゅさんですよね。
あんにゅ:はい。テレビ神奈川の「ハマナビ」のエンディングテーマとして書き下ろしたものになります。「ハマナビ」という番組なので、横浜をナビゲートするという意味で「ごらんください」というワードがすぐに出てきたんです。じゃ、もうサビ頭に使っちゃおうと思って。歌詞もほとんど私が育ってきた横浜というか、リアルなことばかりですね。中華街の玄武門を抜けると大さん橋に行けますし、この曲を聴きながら横浜を回ることができるようになってます。
──曲の出だしが「さんざん食べた後に」からスタートするのも横浜らしくていいですね。
あんにゅ:そうですね。これは、私の友達にすごく食べる女の子がいて。歌詞では立場が逆になってますけど、その子とのエピソードを入れました。海沿いなので、風が寒いとか。私の知っている横浜そのままです。ただ、2番の歌詞に関しては、10月28日に私たちが行なうワンマンライブ「We Are Coakamode.!!2017 〜ソーレ♪ソレソレ秋祭り〜」が決定した後に書いたので、最終的に大さん橋にたどり着くような内容になっています。この曲を聴きながらワンマンライブに来てもらえるといいなと思って。
──小幡さんとはどのように曲を仕上げていったのですか?
小幡:これも「大旋風」と同じように、あんにゅが横でアコギを弾きながら「こんなのできた〜」ってのを、僕がパソコンで同時進行でアレンジしていきました。普通サビ頭に「ごらんください」ってワードは持ってこないと思うんですよね。少なくても僕は浮かばない。なので、ユニットのもう片っぽとしては面食らいましたけど、あんにゅの中にあるセンスを損なわないようにということは意識しました。あと、この曲はキーがAメロ、Bメロからサビで変わるんですけど、最初のデモの段階ではそうじゃなかったんです。あんにゅの声の音域が美味しい感じで出るようにというか、ピーク感がうまく出るように変更した点です。
あんにゅ:この曲はスッとできましたね。私は小さい頃からミュージカルが大好きなんですけど、「ごらんください」って私がステージで案内して踊っている姿がすぐに浮かんで。イメージができるとすぐに曲ってできるんです。
小幡:アレンジも含めて、半日くらいでできたと思います。スッとできないことが多いんですけど(笑)。
あんにゅ:歌詞の中で、「赤レンガの広場 星空の下で Shall we dance?」ってあるんですけど、平日の赤レンガって夜は意外と人が少なくて。可能だなって思って。私もしてみたいです(笑)。
──この曲の演奏は、別のプレイヤーの方にお願いしているのですか?
小幡:いえ、今回「大旋風」以外の曲は全部自分でやっています。この「ごらんください」はちょっと特殊な感じで、最初の方にギターとベースだけは生にしておいて、最後に打ち込みのドラムを生に差し替えたんです。結構難しい録り方をしたんですが、エンジニアさんと協力しながら進めて、タンバリンを最後に録ったんですけど、ドラムが生になってよりグルーヴ感が生まれたというか、増したと思います。
──あんにゅさんは、レコーディングはいかがでしたか?
あんにゅ:実は「ごらんください」は、もともとTV用にワンコーラス分をかなり前に録っていて。今回のシングルのために歌を取り直したんです。ただ、前に録った時の人物像や感覚がなかなか戻ってこないというか、マイクが変ったこともあると思うんですけど、なんか印象が違うなという思いがなかなか抜けなくて。でも、最終的には良い感じに録れたので良かったです。
──3曲目の「We Are Coalamode.4!! 〜ゆ〜かり音頭ver.〜」も、歌い手の人物像を作るのが大変そうですよね?
あんにゅ:そうなんですよ。我ながらすごいなと思うんですけど、ものすごいテンションを上げて歌って。で、ブースの方を見ると皆さん黙っていて。
小幡:真剣ですからね(笑)。
あんにゅ:心折れそうになりながらも真剣にふざけたという曲ですね。なんか、聴き比べながら「今の方がバカっぽくて良かったよ」とか言われるんですけど、それってだいぶおかしな状況ですよね。バカな方がいいみたいな(笑)。
小幡:真面目にバカを録ることを目指しました。
あんにゅ:「もっとアホっぽくお願いします!」とか言われるんですよ。
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