2018年5月10日(木) 大阪/神戸ワールド記念ホール
1Dハリー・スタイルズ、2度目の来日公演初日で新曲を披露
1Dハリー・スタイルズ、2度目の来日公演初日で新曲を披露
2018/05/13
「イラッシャイマセ!」という意表を突く言葉と共に、ハリー・スタイルズが日本に帰ってきた!
足掛け10カ月にわたる初のソロ・ツアーの第一部を昨年末に東京で終えた彼、その後充電期間を経て今年3月に始めた第二部では、会場の規模やセットや舞台演出をスケールアップ。
5月10日に兵庫県で行なわれたジャパンツアー初日公演の会場も、アリーナクラスの神戸ワールド記念ホールだ。

Photo By 河上良

Photo By 河上良

Photo By Helene Pambrun
『オンリー・エンジェル』の壮麗なイントロが流れる中、ジャパニーズ・テイストを押し出して、なんと鶴の模様をあしらったアレキサンダー・マックイーンのスーツ姿で登場。終始リラックスしているように見えたハリーは、さすがスタジアムで歌うことに慣れている人だけあって、大勢のオーディエンスを煽ってもてなすのはお手の物だ。
「今日の僕の仕事は、みんなをエンターテインすることだから、力の限りを尽くすよ」という言葉通りに、歌声と熱気で空間を満たす、ハリー流のアリーナ・ロック・ショウを展開。アップビートな曲で見せるちょっとしたダンスもますますキマっていて、バンドの女性メンバーと紡ぐハーモニーにも磨きがかかり、若きロックンロール・スターとしていよいよ堂に入ったパフォーマンスを見せてくれる。
かと思えば、場所柄関西弁のMCを投入したり、ステージ前のファンと気さくに会話を交わしたり、おなじみの日本生まれのキーボーディストのクレアのトークを挿んだりと、親近感をキープすることも忘れず、他にもオーディエンスに近付くためのサプライズが用意されているのでお楽しみに。
また、セットに関しては、話題のふたつの新曲(ヘヴィな味つけの『Medicine』、あのジョージ・マイケルの『フェイス』の一部分を織り込んだカントリー・ロック風の『Anna』)も披露してくれたが、ハイライトはやっぱり、ケータイのライトが星空のようにきらめく中で、客席の隅々に伸びやかな歌声を届けた『サイン・オブ・ザ・タイムズ』。
この曲を筆頭に、ソロ・デビューに際してスケール感のあるアンセムをたくさん作った彼は、きっと最初からこういう場所で歌うことを想定していたのだろう。リリースから1年、アルバム『ハリー・スタイルズ』のポテンシャルが、ここにきてようやく最大限に引き出されたのかもしれない。
レポート:新谷洋子
リリース情報
ソロ・デビュー・アルバム
『Harry Styles |ハリー・スタイルズ』
発売中
<国内盤CD>
2,400円+税 / 解説・歌詞・対訳付き
トラックリスト
01. Meet Me in the Hallway ミート・ミー・イン・ザ・ホールウェイ
02. Sign of the Times サイン・オブ・ザ・タイムズ
●MV: http://smarturl.it/SignOfTheTimesVideo
03. Carolina カロライナ
04. Two Ghosts トゥー・ゴースツ
05. Sweet Creature スウィート・クリーチャー
06. Only Angel オンリー・エンジェル
07. Kiwi キウイ
●MV: https://www.youtube.com/watch?v=9wg3v-01yKQ
08. Ever Since New York エヴァー・シンス・ニュー・ヨーク
09. Woman ウーマン
10. From the Dining Table フロム・ザ・ダイニング・テーブル
<配信>
iTunes他にて配信中
iTunes: https://itunes.apple.com/jp/album/id1226034336?app=itunes&ls=1
*iTunes、iTunes Storeは、Apple Inc.の商標です
<輸入盤CD、LP>
※CD: 2形態
●CDデラックス盤(国内盤初回仕様に該当: 32Pブック型デラックスパッケージ)
●CD通常盤(デジパック)
●限定LP盤
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